せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

セラネクイハムシ(世羅根喰葉虫)

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▲コウホネの葉を食べているセラネクイハムシ(世羅根喰葉虫)

ヒョウモンモドキの幼虫調査で訪れた先のため池でセラネクイハムシを見つけました。
名前についている”セラ”は世羅町の世羅です。

根喰葉虫の名の通り、セラネクイハムシは幼虫のときはコウホウネの根を、成虫になると葉を食べる昆虫です。

2001年、世羅町で採取された標本をもとに新種であることが確認され、”セラネクイハムシ”と命名されました。

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▲コウホネが水面全体に茂ったため池で見つけました。

コウホウネが自生するため池が少ないことから、現在生息が確認されているのは広島県と兵庫県だけのようです。

自然観察園のため池でも観察することができます。

以下、セラネクイハムシの特徴について、自然観察園でとらえたものを実体顕微鏡ファーブルを使って撮影した写真により紹介しておきます。
(ホシザキグリーン財団のWEB図鑑を参考にしました。http://www.green-f.or.jp/fieldnotes.html
※間違いがあればご指摘ください。

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▲セラネクイハムシの触覚の3節は2節より明らかに長い。

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▲腹部にコブがない。イネネクイハムシにはコブがある。

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▲上翅の会合部間室は先端まで続く。

標準和名:セラネクイハムシ
分類:コウチュウ目 ハムシ科
体長:♂5.8-7.6 mm,♀6.6-8.4 mm
食草:オグラコウホネなどのコウホネ類
  1. 2017/08/05(土) 14:24:09|
  2. 昆虫
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ゆめ農業講座(第3回)のお知らせ

ゆめ農業講座(第3回)の開催のご案内です。

1 期日・場所・内容  平成29年8月4日(金)9:00~12:00

  ※9:00に㈲寺岡有機農場に集合してください

1) 内容 「有機農業の現場に学ぶ」 (㈲寺岡有機農場の見学)

講師 荻田 光 さん (代表取締役専務)

時間 9:00~10:00

場所 ㈲寺岡有機農場

〒722-1625世羅郡世羅町賀茂144-136

TEL.0847-27-1733 FAX.0847-27-1080

2) 内容 「“田の虫サイコウ!”を活かす有機農業」

(中四国における様々な形態の有機農業の事例と有機農業の展望についての講義)

講師 那波 邦彦さん (有機JAS認定検査員、6次産業化プランナー、元広島県農業技術センター)

時間 10:30~12:00

場所 せら夢公園せらワイナリー足湯館研修室

〒722-1732世羅郡世羅町黒渕518-1

TEL:0847-25-4300 FAX:0847-25-4306

2 ご用意いただくもの     筆記用具、雨具(雨天の場合)

3 問合せ先                ㈱セラアグリパーク せら夢公園自然観察園

担当 延安(のぶやす) メールyume@mail.mcat.ne.jp

℡0847-25-4400 FAX:0847-25-4306

  1. 2017/07/31(月) 16:13:34|
  2. イベント
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せら夢公園フォトコンテストを行います!

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 第1回となる「せら夢公園フォトコンテスト」を開催します。

 募集する写真は、

 せら夢公園観察園などで観察できる生き物や自然の風景などをテーマとした「ネイチャーフォト部門」と、

 公園内の霧噴水、せらワイナリー、ミニSLなど、公園で撮影したものなら題材は何 でもOKの「自由写真部門」です。

 応募の締め切りは11月15日(水)です。

 みなさんの応募をお待ちしています。

 応募要領はこちら を参照して下さい。

  1. 2017/07/30(日) 14:00:27|
  2. イベント
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サギソウ(鷺草)の開花が始まりました!

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▲7月17日に咲いた今年最初のサギソウの花

今年最初のサギソウが7月17日に咲きました。昨年は7月9日でした。

今日現在で、4枚の湿地で31輪咲いています。

冬の間チゴザサなどの枯草の抜き取り、刈り取りを行った成果を期待しているのですが、どんな結果が出るでしょうか?

見ごろは数千輪の花を観察できるお盆前後ですが、8月5日(土)から13日(日)までの土日祝日の午前10時からサギソウ観察会を予定しています。

参加申し込み、参加費は不要です。

みなさんのお越しをお待ちしています。

なお、7月31日(月)10時30分より広島テレビとNHKが自然観察園のサギソウを取材します。

サギソウを観察する来園者も撮影したいとのことですが平日なので、来園者がいらっしゃるかどか心配しているところです。

取材にご協力いただける方を募集しています。

  1. 2017/07/28(金) 16:52:40|
  2. 植物
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ヤチシャジン(谷地沙参)の開花

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▲湿生花園に流れ込む沢の出口の岸辺で開花したヤチシャジン

ヤチシャジン(谷地沙参)が開花しました。

ヤチシャジンは明るい湿地に稀に生える多年草です。

国内ではこれまで愛知県、岐阜県、岡山県、広島県で自生が報告されています。

最近、愛知県では絶滅したとされ、その他の県でも合わせて1,000個体ほどしか残っていないと言われており、絶滅が心配されています。

自然観察園のヤチシャジンは、世羅町(1995年当時は甲山町)が広島市植物公園に依頼して増殖したものを試験的に植え付けたものです。

昨年は前任者からの引き継ぎがうまくできなかったために一度刈ってしまい小さな株になりましたが、今年は刈ることなく(あたりまえか・・)順調に育ちました。

(環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠA類(CR)、レッドデータブックひろしま:絶滅危惧Ⅰ類)

標準和名:ヤチシャジン
分類:キキョウ科 ツリガネニンジン属

  1. 2017/07/28(金) 16:33:35|
  2. 植物
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