せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

サポーターズクラブの里山セミナー・総会のご案内

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▲研修予定の安芸太田町森林セラピーのコース(同ホームページより引用)

8月27日(日)の里山セミナーでは安芸太田町の森林セラピーを体験します。

あわせて、道中のバスの中でサポーターズクラブの総会も開催します。

サポーターズに入会していただければどなたでも参加していただけますので、ふるってご応募ください。

なお、バスの定員の都合上、先着27名様とさせていただきます。

詳しくは以下をご一読下さい。

■総会・里山セミナーのご案内
1 日時 平成29年8月27日(日)7:45集合  現地集合の場合は10:00集合
※集合場所:せら夢公園大型バス駐車場(自家用車は一般駐車場へ駐車して下さい)
2 場所 安芸太田町深入山グリーンシャワー
3 内容 
 1)総会(バスの車中で行います)
 2)せら夢公園の里山セミナー(森林セラピー体験「深入山セラピーロード」)
 ※森林セラピー体験の詳細は別紙資料を参照して下さい。
4 日程
 1)往路 せら夢公園(7:45出発)~尾道自動車道吉舎IC~中国自動車道三次東 JCT~中国自動車道戸河内IC~深入山グリーンシャワー(広島県山県郡安芸太田町松原1-1)(9:45到着)※車中にて総会を開催
 2)里山セミナー:森林セラピー体験「深入山セラピーロード」(10:00~14:00)
 3)復路 深入山グリーンシャワー(14:30出発)~中国自動車道戸河内IC~中国自動車道三次東JCT~尾道自動車道吉舎IC~せら夢公園(16:30到着解散)
5 参加費 参加負担金2,000円(バス代、セラピー体験料の一部として)
※現地集合の場合は1,000円
※おにぎり弁当を注文する方は弁当代864円が必要です。
6 申込期限 8月20日(日)FAX、Eメール、電話でお申し込みください。
7 申込・問合先 せら夢公園管理センター
■参加される方は、氏名、年齢、おにぎり弁当の要・不要をお知らせください。
〒722-1732 広島県世羅郡世羅町黒渕518番地1
☎:0847-25-4400,fax:0847-25-4306,Email:yume@mail.mcat.ne.jp

(詳しい案内をダウンロード)

  1. 2017/08/18(金) 11:50:34|
  2. せら夢公園サポーターズ
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生きものも育てる米作り研修会in田打

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▲殺虫剤を使わない田んぼでの害虫調査。我らが星野研究員が網で虫をすくっています。

8月10日、ヒョウモンモドキの新たな生息地創出を目指す世羅町田打地区のビオトーチの田んぼで病害虫に関する研修会を開催しました。

参加者は地元の農業法人・さわやか田打の岡田組合長と重鎮の坂口さん、県農業技術センターの星野研究員、それと公園の管理人を加えたこじんまりとした研修会です。

とはいうものの、少人数ながらも中身の濃い研修をすることができました。

ビオトーチは設置されて10年ほど経ちますが、この間地元の方々のご努力によって、よい環境が整い、多様な生き物が生息しています。

ヒョウモンモドキの食草であるキセルアザミや、成虫が蜜源としているノアザミも随分と増えました。

農事組合法人さわやか田打では、こうした取り組みをさらに前進させるために、ビオトーチ内に殺虫剤を使用しない田んぼを設けています。

チョウなどの昆虫に影響のある殺虫剤を減らすことで、将来、ビオトーチをヒョウモンモドキの生息地にしようと考えているのです。

この取り組みに広島県農業技術センターとせら夢公園も協力していて、定期的に病害虫の発生を調べていて、この日は農業法人の方といっしょに調べることにしました。


調べ方はいたって簡単です。

広島県農業技術センターの星野研究員が殺虫剤を使用しない田んぼと、使用した田んぼの虫を網ですくいます。

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▲うれしそう(?)に網でとらえた虫をみんなのもとへ運ぶ星野研究員

網に入った虫をプラスティックのバットに移し、害虫やそのほかの虫の様子を調べます。

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▲網の虫はバットへ移して観察。害虫はほとんどいません・・・
小さな点は稗(ひえ)の種

前日に殺虫剤とイモチ病などの予防剤を散布したという別の田んぼを調べてみると、害虫はほとんど見つかりません。

殺虫剤を1回も使用していない田んぼはどうかというと、こちらにも害虫はほとんどいません。

これまでの調査でもわかっていたのですが、今年はカメムシやウンカなどの害虫の発生が極端に少なくなっています。

調査した田んぼは9月の中頃に収穫するコシヒカリなので、仮にこれから稲を枯らす秋ウンカが増えたとしても、おそらく被害が出る前に収穫できるでしょう。

ということは、前日散布した殺虫剤の散布は無駄な費用を使ったということになります。

害虫がいなくて一安心できた研修会となったわけですが、前日行った20haの田んぼの農薬散布のことを考えると、苦笑いで締めくくる研修会ともなりました。

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▲「殺虫剤はやらんでよかったんか・・・」と苦笑いの田打の方々

ちなみに、日本の農家の多くはスケジュールに従って農薬の散布をしていますが、大規模な稲作を行っているアメリカなどでは、農薬散布にかかる費用と予測される減収とを天秤にかけて農薬散布の可否を決めています。そのための調査会社があって、農家は有料となる調査をその会社に依頼しています。

ひと昔と比べ使用される農薬の成分数は減りましたが、使っている農薬はよく効き、しかも長く効く農薬が使われています。

赤トンボの減少が各地で報告されていますが、その原因の一つがこうした農薬の仕様によるものだといわれています。

自分の目で病害虫の発生を確かめ、そのうえで無駄な農薬を使わない農家が増えなければ生き物の減少に歯止めはかからないと、あらためて考えさせられた研修会ともなりました。








  1. 2017/08/13(日) 16:59:03|
  2. 農業
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今度の週末に見ごろを迎えるサギソウの観察会(8月11日~13日)



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週末のサギソウ観察会の日程を変更しました。

回数を増やしましたから、ご都合のよいときにお越しください。

開花数は3,000輪を超える見込みです。

なお、自然観察園の湿地は車いすでの観察も可能です。

貸し出し用の車いすもあります。

■ 対象:子どもから大人まで、どなたでも参加できます。

■ 期日:
8月11日(金)①10:15~11:00,②11:15~12:00,③13:15~14:00
8月12日(土)①10:15~11:00,②11:15~12:00,③13:15~14:00
④17:30~18:15(観察後はほしぞら映画祭もお楽しみください)
8月13日(日)①10:15~11:00,②11:15~12:00,③13:15~14:00

■ 場所:せら夢公園自然観察園(せら夢公園管理センター前集合)

■ 申し込み・参加費:不要 ■ 定員:なし

■ お問合せ:
 せら夢公園管理センター
 〒722‐1732 世羅町黒渕411-13
 ℡ 0847-25-4400 Email yume@mail.mcat.ne.jp

■ 注意事項
 屋外で行いますので。自己責任において、事故などによるケガには十分気を付けてご参加ください。


  1. 2017/08/07(月) 10:26:13|
  2. イベント
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サギソウ観察会

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▲サギソウの花

今日はサギソウ観察会を行いました。

花の数は約2,000輪となり、見ごろを迎えつつあります。

とはいうものの、暑さのせいか、

はたまた、宣伝不足のせいか、参加者は尾道市からこ来られたお二人でしたが、つたないガイドに付き合ってくくださいました。

さて、サギソウの花は、白鷺に似ているだけでなく、他の蘭と同様に面白い形をしています。

そのひとつが蕊柱(ずいちゅう)と呼ばれるおしべ(雄蕊)とめしべ(雌蕊)が一体化している部分です。

花粉が入っている場所は葯室(やくしつ)とよばれ、葯室の中に花粉の塊があります。

花粉の塊の先には粘着体(写真で白い点に見える部分)とよばれるものがあって、これは葯室の外に飛び出しています。

サギソウは、この粘着体によって距(きょ)の中にある蜜を目当てにやってくるスズメガの仲間の頭にくっつき、花粉を他の花に運んでもらおうという魂胆(?)なのです。

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▲コウヤボウキの蜜を吸うスズメガの仲間(ホシホウジャク?)。
長い口吻がわかりますか?

スズメガについた花粉は、別のサギソウの柱頭(ちゅうとう)で受粉することになります。

写真にもあるように、サギソウの蜜のある場所は距とよばれる細長い袋状になってます。

サギソウが花粉を運んでもらうためには、サギソウの長い距に匹敵する長い口、口吻(こうふん)を持った生き物でなければなりません。

それがスズメガの仲間です。

スズメガの仲間はサギソウの進化に合わせて長い口吻をもつよになったと考えられています。

こうした、異なる生き物が互いに依存して進化することを共進化と呼ぶそうです。

暑い夏の湿原を涼しげに彩るサギソウの白い花、実にいろんなことを教えてくれます。

標準和名:サギソウ
分類:ラン科 サギソウ属
花期:7月下旬から8月下旬






  1. 2017/08/06(日) 17:06:12|
  2. 植物
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セラネクイハムシ(世羅根喰葉虫)

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▲コウホネの葉を食べているセラネクイハムシ(世羅根喰葉虫)

ヒョウモンモドキの幼虫調査で訪れた先のため池でセラネクイハムシを見つけました。
名前についている”セラ”は世羅町の世羅です。

根喰葉虫の名の通り、セラネクイハムシは幼虫のときはコウホウネの根を、成虫になると葉を食べる昆虫です。

2001年、世羅町で採取された標本をもとに新種であることが確認され、”セラネクイハムシ”と命名されました。

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▲コウホネが水面全体に茂ったため池で見つけました。

コウホウネが自生するため池が少ないことから、現在生息が確認されているのは広島県と兵庫県だけのようです。

自然観察園のため池でも観察することができます。

以下、セラネクイハムシの特徴について、自然観察園でとらえたものを実体顕微鏡ファーブルを使って撮影した写真により紹介しておきます。
(ホシザキグリーン財団のWEB図鑑を参考にしました。http://www.green-f.or.jp/fieldnotes.html
※間違いがあればご指摘ください。

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▲セラネクイハムシの触覚の3節は2節より明らかに長い。

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▲腹部にコブがない。イネネクイハムシにはコブがある。

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▲上翅の会合部間室は先端まで続く。

標準和名:セラネクイハムシ
分類:コウチュウ目 ハムシ科
体長:♂5.8-7.6 mm,♀6.6-8.4 mm
食草:オグラコウホネなどのコウホネ類
  1. 2017/08/05(土) 14:24:09|
  2. 昆虫
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