せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

ナキイナゴ(鳴蝗)

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▲耳を澄ませて虫の音の出所を探してみると、ナキイナゴ(鳴蝗)

自然観察園へ向かう散策路を歩いていると「カシャカシャカシャ、カシャカシャカシャ」という虫の音が聞こえました。
出所は、道を挟んで三ヶ所。

耳を澄ませて探してみると、いました。
ススキの葉の上で体長2~3cmほどの小さなバッタが、あしを震わせて鳴いています。
道の反対側では、名前のわからない低木(あとで調べよう)の上で鳴いていました。

どうやら、ナキイナゴ(鳴蝗)のようです。
三頭が順番に鳴いています。

鳴くのはオス。
互いの縄張りの主張だったり、雌への求愛行動で鳴いているようです。

ちなみに、いわゆるイナゴ(ナガバネイナゴ、コバネイナゴ)は鳴きません。
鳴き声を聞いてみたい方は、以下のページを参照してみて下さい。
虫の鳴き声いろいろ紹介してあります。

虫の音ワールド

なお、ナキイナゴは自然観察園ブログ初登場でした。

標準和名:ナキイナゴ
分類:バッタ目 バッタ科




  1. 2016/07/01(金) 15:15:12|
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オバホタル(姥蛍)


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▲スイバ(酸い葉)の上で見つけたオバホタル(姥蛍)

今日は世羅西中学校の生徒13人が先生と自然観察園にご来園。
目的は「世羅の自然探究学習」です。
新人自然観察園管理人の拙いお話しを聞いてもらったあとは、虫やカエル捕りに興じてもらいました。
「中学生が虫取り?」とも思いましたが、みんな喜んでトンボやカエルを捕まえて喜んでくれました。

中学生をいっしょに生き物を探していると、スイバ(酸い葉)の上でオバホタル(姥蛍)を見つけました。
オバホタルは昼間に活動する陸生の蛍です。
名前は、背中の模様が能で使う姥(うば)の面に似ていることに由来するそうです。

このオバホタル、幼虫の間は光りますが、成虫になるとほとんど光る事はないようです。
ホタルなのに光らない?なんて思ってしまいますが、幼虫時代にはほとんどのホタルが光るものの、成虫になってからも光るホタルは実は少数派です。
さらに、ゲンジボタル(源氏蛍)やヘイケボタル(平家蛍)のように、幼虫時代を水の中で過ごし、成虫になってからも光るホタルは、この2種類を含めてわずか3種類だけです。

日本には47種類の蛍が確認されていると言われていますが、私たちが親しんでいるホタルは、その中のごく一部というわけなんですね。

成虫になってからも光るホタルとしては、他にヒメホタル(姫蛍)という陸生のホタルがいます。
管理人は世羅町で観察できる場所を知りませんが、去年、三原市でヒメホタルを観察しました。

ちなみに、自然観察園で確認できているホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、今回見つけたオバホタルの3種類です。
もうしばらくは観察できそうです。
ただし、一人で暗闇の観察園に行くのは、ちょっと勇気がいりますけど・・・


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▲虫捕りに興じる世羅西中学校の3年生

 



  1. 2016/06/20(月) 17:36:09|
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オオコオイムシ(大子負虫)


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▲卵の殻を背負ったオスのオオコオイムシ(大子負虫)

昨日の雨も上がり、自然観察園の湿地でもハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)の羽化が始まりました。
というわけで、ハッチョウトンボを探していると、オオコオイムシ(大子負虫)を見つけました。
背負っているのは卵ですが、しぼんでいるので殻だけのようで、孵化が始まっているようです。
名前は、写真のとおり”子を負う虫”というのが由来です。
ですが、実際に背負うのは卵の時期だけで、孵化した幼虫はそれぞれ独り立ちしていきます。
ちなみに、背負うのはオス。
オスは卵が孵化するまで、卵を外敵からまもるだけでなく、卵が乾かないようにしたり、そうかといって水の中にじっとしていては卵が窒息するので外気にふれさせたりと、こまめに面倒をみます。

オオコオイムシはカメムシの仲間ですが、田んぼや湿地にはたくさんの種類の水生カメムシがいます。
タガメ(田亀)、タイコウチ(太鼓打)、ミズカマキリ(水蟷螂)、マツモムシ(松藻虫)、アメンボ(水黽)の仲間などもカメムシの仲間です。
中でも、体長6cmにもなる最大の水生昆虫・タガメは、環境省が絶滅危惧種に指定していて、全国各地で姿を消しています。
今では、世羅町を含めて、広島県内の多くの市町で見ることができません。
タガメ以外にも、タイコウチも減っているようです。

タガメやタイコウチが減少している原因は明らかにされていませんが、
カメムシの仲間には稲の害虫も多く、カメムシの被害を減らす殺虫剤の使用が害虫以外の水生昆虫にも影響しているのではないかともいわれています。

最近、国立環境研究所は、現在農家が使用している農薬のいくつかが、水田のヤゴの数を減少させているという研究結果を発表しました。「現在の農薬登録の枠組みにおいて審査を通過した農薬であっても、一部の野生生物に予期せぬ影響をもたらす可能性がある」というのです。

市販されている農薬は使用方法を守ってさえいれば、農家自身の健康や、農産物の安全性には問題がないとされています。
しかし、害虫以外の生き物などへの影響については、残念ながらわからないことが多いということのようです。

田んぼには多くの生き物が生息し、こうした生き物をエサにする生き物も多くいます。
こうした生きものに対する農薬の影響について、私も含め、農家は知る由もありません。
国立環境研究所が行ったような研究が、さらにひろがることを期待しています。
  1. 2016/05/17(火) 17:35:47|
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クマバチ(熊蜂)の婚活


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▲オスのクマバチ(熊蜂)。グラサンがよく似合う?

大型連休最終日、夢見山の滑り台の少し奥にある広場で、
クマバチ(熊蜂)のオスが何匹もブンブン音をたててホバリングしています。
目的はパートナーを見つけること、つまり婚活です。
メスが通りそうな場所に陣取って、ひたすらその時を待っています。
いい場所はどのオスも目をつけているようで、数メートル間隔で何匹ものオスがホバリングしていて、
ときに場所取り争いを繰り広げています。

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ちなみに、人間には無関心なようなので、かなり近寄って写真をとることができました。

  1. 2016/05/08(日) 17:20:31|
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ハンミョウ(斑猫)


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▲ハンミョウ

よく知った方が、家族でハンミョウ(斑猫)に会うために来園されました。
今日は天気にも恵まれ、二種類ハンミョウが、自然観察園の遊歩道に姿を現していました。
みなさん、満足されたことでしょう。

自然観察園で今日出会った2種類ハンミョウとは、
ひとつは、いわゆるハンミョウ、あの瑠璃色に輝く綺麗なヤツです。

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▲ニワハンミョウ

もう一種類は、ニワハンミョウ、こちらは焦げ茶色で地味な感じ。

ハンミョウの名の由来は、みなさんもご存知かもしれませんが、
大きなあごで獲物を捕らえる姿が猫のように見えることから、
この名がついたといわれています。

確かに、アップで見ると、怖い顔をしています。

ちなみに、英語ではタイガービートルと呼ばれています。

  1. 2016/04/24(日) 17:08:06|
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スジグロシロチョウ

世羅台地で見かけた
スジグロシロチョウ


スジグロシロチョウ


シロツメクサで吸蜜中。


スジグロシロチョウ


モンシロチョウに似ていますが、それより
やや大型で、
はねのすじの部分が黒くなっているのが特徴。

幼虫はタネツケバナなど、
アブラナ科の植物を食べて育ちます。



なお、6月27日(土)に予定していた今月2回目の
チョウ類調査チョウの道ウオーキング」について、
日時を、
翌28日(日)、午前9時30分からに
変更致します。
ご了承ください。




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  1. 2015/06/19(金) 18:08:01|
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ミズイロオナガシジミ

里山の散策道で出会ったチョウ

ミズイロオナガシジミ


ミズイロオナガシジミ

幼虫はコナラなどを食草としています。



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  1. 2015/06/12(金) 18:10:22|
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コムラサキ

自然観察園で見かけたチョウ

コムラサキ


コムラサキ

はねの表が瑠璃色に輝く
オス


コムラサキ

幼虫の食草はヤナギ類で、
水辺のチョウ


コムラサキ


せら夢公園には、植物で同名、
ムラサキシキブのなかまの
コムラサキ
も見られます。




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  1. 2015/06/09(火) 18:05:21|
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シリアゲムシ

先日、自然観察園で見かけた
シリアゲムシのなかま


シリアゲムシ

種類まではよく分かりませんが、
交尾中のようです。

メスは最中にお食事。

クモの巣に引っかかって死んだと思われる
ガを食べていました。


シリアゲムシ

口先へと細長い顔が特徴的な
シリアゲムシのなかま。


写真を撮るのに近づいて驚かせてしまい、
メスが逃げてしまいました。

残ったオスが食事を続けます。


シリアゲムシ

シリアゲムシの名前の通り、くるっと上げたお尻の先に
ハサミがあるのがオス。
サソリみたいですが、毒はないので大丈夫。
交尾のための器官だそうです。




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  1. 2015/06/02(火) 18:47:19|
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シロコブゾウムシ

自然観察園で見つけた
ゾウムシのなかま


シロコブゾウムシ

調べてみますと、
シロコブゾウムシ
のようです。

名前の通り、
おなかを覆う硬い前ばねの後ろ側に
大きなこぶが1対ありますね。



シロコブゾウムシ


クズやハギなどのマメ科植物の葉を食べるそうです。



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  1. 2015/05/31(日) 17:57:16|
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