せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

「湿地の守人(もりびと)養成講座」を行いました

日曜日には
「湿地の守人(もりびと)養成講座」の第1回を行いました。

初めての試みですが、地域で保全に取り組まれている方をはじめ
10人のご参加を頂きました。

湿地の多い世羅で、ありそうでなかった湿地の学習会。

みなさんの自己紹介からはじまり、
講師の白川さんに、
“湿原を「もう一度」知る”と題して、お話を頂きました。


湿地の守人養成講座①

湿地には、
私たちが“湿地”と言っている「湿原」の他に
「泥炭地」や「水田」「ため池」「干潟」「マングローブ林」など、
多様な水辺環境があるということ
湿地の成立には、
「生物」「水」「土」そして「人」
の観点が考えられること
等、多くのことを知ることができました。

管理人も、
世羅台地の地形の特徴や気象、歴史など
この地域の湿地の成り立ちに関わる話題提供をさせてもらいました。

午後からは、園内の湿地を見学


湿地の守人養成講座①

こちらは、ため池跡にできた湿地ですが、
先ほどの湿地の成立条件
「生物」「水」「土」「人」
それぞれの要素について、現場を見ていきながら
みんなで考えていきました。


湿地の守人養成講座①

観察園の上流部、
露頭が見れるところでは、不透水層など地下水の流れについてのお話が。
管理人も、こんな場所が観察ポイントになるのだと、新しい発見!


湿地の守人養成講座①

アカマツは、枝ぶりを見れば、樹の年齢が分かり、
生えた当初の環境も推定できる、光の充分当たる管理された場所だったことが分かる
指標として便利な生きもの。
観察園も40年ほど前は、地元の方が
田んぼをつくられていたところでした。


湿地の守人養成講座①

カキランの咲くエリアでは、
ミズゴケについてのお話。
オオミズゴケが繁茂しすぎると、それに覆われ
他の植物が埋もれてしまうので、適度に取り除いた方が
カキラン等にはよいかもしれません。

ちなみにカキラン、株によっては咲き始めていました。
いよいよこれからです。

管理センターに戻ってワークショップ。


湿地の守人養成講座①

午後に見た観察園の湿地について、
「生物」「水」「土」「人」のそれぞれの要素で、
良いところや課題について書き出してみました。


湿地の守人養成講座①

湧き水の場所や水質について整理、モニタリングすること
草木の管理などどこまで人が手を入れるのか、その労力をどうするか
「いつまで」の期間手を入れていくのか、期間を区切って考えたほうがよい
などなど、たくさんの貴重なご意見、嬉しいです。
今回学習した観点を活かした見方ができていて、
次回につながるまとめになりました。
みなさま、ありがとうございました。


湿地の守人養成講座①

次回は、7月9日(火)に、
湿地の状況を調べる方法、植生調査について
実習を交えて、学習したいと思います。
ぜひご参加ください。



広島ブログ
  1. 2013/06/19(水) 18:00:30|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

湿地!人が生活していくには嫌な場所ですが、生物の中の中には欠かせない環境でしょうね(いろいろ知りたいのですが、事情もあって参加できませんので、次回の会の様子もぜひお知らせください)

4歳になる孫が保育園ででんでんむしの歌を習ってきて、盛んに歌うのですが…。はてさて、50人ぐらいいる同じ組の子で何人がでんでんむしを知ってるのでしょうかね?

近くに小さな林があって以前見たことがあったので探しに行ったのですが全く見当たりません。

どのような子に育つのでしょうかね?AKBいかにタレントになるか!って言うような世の中になるのでしょうかね?
  1. 2013/06/19(水) 20:26:30 |
  2. URL |
  3. ハナイカダ #WVb5vgCk
  4. [ 編集 ]

Re: ハナイカダさま

コメントありがとうございます。

ふだんの生活で直接感じることは少ないかもしれませんが、
湿地も、私たちの生活を支えている自然環境の中で大切な役割を担っています。
その存在意義をどのようにPRしていくか、これからも課題ですね。

でんでんむしの歌。確かにその通りですね。
赤とんぼも実は近年特に減っていて、あの歌の世界観も絶滅危惧です。
山の畑の桑の実を小籠に摘む、なんてホントまぼろしになってしまいました。
今のうちにどんどん自然や生きものたちと遊んでほしいです。

子どもたちがちゃんと育ち、楽しめるような自然や暮らしを
何とかつなげていきたいですね。
  1. 2013/06/19(水) 22:51:30 |
  2. URL |
  3. 自然観察園管理人 #-
  4. [ 編集 ]

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