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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

"とり"のある漢字

先日、虫のある漢字について書きましたが、
歳時記をめくりながら、鳥のある漢字も結構あるなぁ
と思ったので、調べてみました。

ただし、鳥を表す漢字は「鳥」と「隹」の2種類あります。
鳥(チョウ、とり)は尾の長い鳥を、
隹(スイ、ふるとり)は尾の短い鳥を意味し、
それぞれ鳥を側面から見た姿をかたどっているそうです。
今回はその両方を、手元の歳時記から、
春夏秋冬+新年の各季節の季語、動物編から抜粋してみました。
各季節、新出の漢字は太字にしてあります。

<春>
(うぐいす)
・松毟(まつむしり:キクイタダキのこと)
(きじ)
・雲(ひばり)
・麦(むぎうずら:生長した麦畑の中の巣で子を育むウズラのこと)
(うそ)
・引(ひきづる:春になって北に帰っていくツルのこと)
・春の(かり)
・引(ひきがも)
の巣(からすのす)
鳥7+隹3=計10文字

<夏>
・羽抜(はぬけどり:羽の抜けたニワトリのこと)
・時(ほととぎす)
・杜(ほととぎす)
・夜(よたか)
・怪(よたか)
・老(らうあう、おいうぐひす:春を過ぎて繁殖のために山に上がってきて鳴いているウグイスのこと)
の子(からすのこ)
・葦(よしすずめ:ヨキシリのこと)
(ばん)
の浮き巣(にほのうきす、におのうきす:カイツブリの巣のこと)
・通し(とほしがも:留鳥のカモのこと)
・軽の子(かるのこ:カルガモの子のこと)
(う)
・青(あおさぎ)
鳥13+隹1=計14文字

<秋>
渡る(たかわたる:タカが越冬のために南方へ渡ること、または冬鳥のタカが渡ってくること)
・渡り(わたりどり)
・稲(いなすずめ:田んぼや掛稲に集まってくるスズメのこと)
(もず)
(つぐみ)
(ひよどり)
(ひは、ひわ)
(ひたき)
鶺鴒(せきれい)
(うずら)
(しぎ)
(かり)
・初(はつがも:秋に北方から渡来してくる最初のカモ)
来る(つるきたる:ツルが渡ってくること)
鳥13+隹2=計15文字

<冬>
(たか)
(はやぶさ)
(わし)
・冬の(ふゆのとり:冬に姿を見る鳥のこと)
・冬の(かり)
・冬の(もず)
・冬の(うぐいす)
・冬雲(ふゆひばり:冬に見かけるヒバリのこと)
・寒(かんがらす:冬のカラスのこと)
(ふくろう)
鷦鷯(みそさざい)
(かも)
鴛鴦(をし、をしどり、おしどり)
(ちどり)
(かいつぶり、にほ、にお)
・冬(ふゆかもめ:カモメのこと)
(つる)
(くぐひ:コウノトリのこと)
鳥17+隹3=計20文字

<新年>
・初(はつどり:元旦の明け方に鳴く一番鶏のこと)
・初(はつうぐひす:新年に初めて鳴くウグイスの声。人為的に鳴かせる)
・初(はつすずめ:元日の雀)
・初(はつはと:元日に目にしたハト)
・初(はつがらす:元日のカラス)
鳥4+隹1=計5文字

以上です。
“とり”のある漢字は、春夏秋冬+新年の順に
10 →14 →15 →20 +5
となり、虫と違って
秋冬がにぎやかな感じになりました。
周りが静かになってゆく分、鳥たちの印象が強くなっていくのかもしれません。

また新年の季語にも登場し、おめでたいイメージもあるようです。実際、
常世の長鳴き鳥(鶏)や八咫烏(やたがらす)など、
記紀でも大いに活躍していますしね。

今回も“とり”のある漢字を並べてみましょう!
鶯鳥鶉鷽鶴鴨鴉
鶏鵑鷹鴟鷭鳰鳧鵜鷺
鵙鶫鵯鶸鶲鶺鴒鴫
鷲梟鷦鷯鴛鴦鵆鷗鵠鳩
雉雀雁隼

他に、燕(つばめ)や烏(からす)など、
その鳥の姿をかたどった漢字があるのも、
鳥のおもしろいところですね。


せら夢公園でもツグミの群などが見られるようになり、
鳥たちが気になる季節がやってきました。



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  1. 2012/11/12(月) 19:44:55|
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