せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

虫のある漢字 (其ノ弐)

以前に“虫のある漢字”について書いた後、
他の季節ではどうなのだろう?と気になったので、調べてみました。

手元の歳時記で、春夏秋冬、各季節の季語の動物編から、
虫のある漢字を含む季語を列挙してみました。
ただし、今回は虫のある漢字が幾種類
出てくるかを主眼に選択、抜粋しています。
各季節、新出の漢字は太字にしてあります。
それでは行ってみましょう~!

<春>
穴を出づ(へびあなをいづ)
蝌蚪(くわと、かと:おたまじゃくしのこと)
(かはづ、かへる、かえる)
(はまぐり)
・浅(あさり)
(しじみ)
(にな)
・田(たにし)
・地穴を出づ(ぢむしあなをいづ)
穴を出づ(ありあなをいづ)
蜥蜴出づ(とかげいづ)
(てふ、ちょう)
(はち)
(あぶ)
・春の(か)
・春の(はへ、はえ)
(かひこ、かいこ)
・春の(せみ)
計20字

<夏>
蝙蝠(かうもり、こうもり)
・雨(あまがへる、あまがえる)
(ひきがへる、ひきがえる)
蟾蜍(ひきがへる、ひきがえる)
蟇(がま:ヒキガエルのこと)
蠑螈(ゐもり、いもり)
蜥蜴(とかげ)
(へび)
・蛇の(へびのもぬけ:ヘビの脱け殻のこと)
(まむし)
・蝦(しゃこ)
(かに)
・土用(どようしじみ:夏の土用に食べるシジミのこと)
・夏の(てふ、ちょう)
・夏(なつご:夏の時期に飼うカイコのこと)
・夏の(なつのむし:夏季に出る昆虫の総称、または灯火に集まるガのこと)
・灯(ひが:灯火に集まるガのこと)
・尺(しゃくとり:シャクガ科の幼虫の総称、しゃくとりむしのこと)
(ほたる)
(せみ)
蜻蛉生る(とんぼうまる)
蟷螂生る(たうらううまる、かまきりうまる)
(はへ)
(か)
蠛蠓(まくなぎ:小さな羽虫、ヌカカのこと)
(ぶよ、ぶゆ)
子(ぶと、ぶゆ)
・草蜉蝣(くさかげろふ、くさかげろう)
(のみ)
(あり)
蛄(けら)
蜘蛛(くも)
蜈蚣(むかで)
蚰蜓(げぢげぢ:ゲジのこと)
蛞蝓(なめくぢ)
牛(かたつむり、くわぎう)
(ひる)
蚯蚓(みみず)
計51字

<秋>
・秋の(へび)
・秋の(ほたる)
・秋の(はえ)
・秋の(か)
・秋の(はち)
・秋の(てふ、ちょう)
・秋の(せみ)
(ひぐらし)
蜻蛉(とんぼ)
蜉蝣(かげろふ、かげろう)
(むし:秋鳴く虫の総称)
蟋蟀(こほろぎ、こおろぎ)
(こほろぎ、こおろぎ)
(こほろぎ、こおろぎ)
螽蟖(きりぎりす)
螇蚸(ばった)
・飛(ばった)
螽(はたはた:バッタのこと)
・蝗(いなご)
・螽(いなご)
蟷螂(かまきり)
螻蛄(けら)
蚯蚓鳴く(みみずなく:ケラの鳴き声のこと)
・秋(あきご:秋に飼い育てるカイコのこと)
計30字

<冬>
・松葉(まつばがに)
・冬の(てふ、ちょう)
・冬の(はち)
・冬の(はへ、はえ)
・雪(ゆきぼたる:ワタムシのこと)
・冬の(ふゆのむし:冬に生き残って声を聞かせてくれる秋の鳴く虫のこと)
計6字

以上です。
“虫のある漢字”の種類数が
春夏秋冬の順に
20 →51 →30 →6
となっているのが、ちょうど
季節の盛衰と重なっているようで
おもしろい結果となりました。

また、蝶、蠅は春夏秋冬全てに出で来ますが、
それぞれの季節で趣が違ってきますし、
虫も各季節で意味する生きものが異なっているのも
大変おもしろいところです。


最後に、今回紹介した“虫のある漢字”
全70字を並べて、締めにしたいと思います。

蛇蝌蚪蛙蛤蜊蜆蜷螺虫蟻蜥蜴蝶蜂虻蚊蠅蚕蝉
蝙蝠蟇蟾蜍蝦蠑螈蛻蝮蛄蟹蛾蠖蛍蜻蛉蟷螂蠛
蠓蚋蟆蜉蝣蚤螻蜘蛛蜈蚣蚰蜓蛞蝓蝸蛭蚯蚓
蜩蟋蟀蛬蛼螽蟖螇蚸蝗蟿



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  1. 2012/11/02(金) 18:21:09|
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