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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

虫のある漢字

今朝のブログで紹介した句

しづかなる力満ちゆき螇蚸飛ぶ (加藤楸邨)

「螇蚸」の字が読めない!との声を頂きました。
この漢字、「ばった」と読みます(読ませます)。
オンブバッタについて書いたので、この句をチョイスしたのです。
ふりがなを入れておくべきでしたね。すみませんです。
以後、気をつけていきたいと思います。


しかし、虫偏の漢字、“虫”のある漢字って意外と多いんです。
手元の歳時記で、
秋の季語/動物編に出てくる
虫偏の漢字または“虫”のある漢字を含む
季語を拾い上げてみましょう。

・秋の蛇(へび)
・秋の蛍(ほたる)
・秋の蠅(はえ)
・秋の蚊(か)
・秋の蜂(はち)
・秋の蝶(てふ、ちょう)
・秋の蝉(せみ)
・蜩(ひぐらし)
・法師蝉(ほふしぜみ:ツクツクボウシのこと)
・蜻蛉(とんぼ)
・蜉蝣(かげろふ、かげろう)
・虫(むし:秋鳴く虫の総称)
・蟋蟀(こほろぎ、こおろぎ)
・蛬(こほろぎ、こおろぎ)
・蛼(こほろぎ、こおろぎ)
・螽蟖(きりぎりす)
・螇蚸(ばった)
・飛蝗(ばった)
・蟿螽(はたはた:バッタのこと)
・蝗(いなご)
・螽(いなご)
・蟷螂(かまきり)
・螻蛄(けら)
・蚯蚓鳴く(みみずなく:ケラの鳴き声のこと)
・秋蚕(あきご:秋に飼い育てるカイコのこと)

以上25件、30種類の漢字が出てきました。
ただし、鈴虫・松虫のような○○虫や、
馬追(うまおい)、鉦叩(かねたたき)のような“虫”のない漢字の昆虫については除いています。
また、複数の漢字表記があるものは、それぞれ別物としてカウントしています。

しかし秋の季語だけで
30も“虫”のある漢字が出てくるとは、驚きです!
それだけ、これら小さな生きものたちに
人々の関心が寄せられていたことの表れでしょう。


名前を付けるということは、他と区別して認識するということ。
名前を呼ぶということは、その存在を認め尊重するということ。

私も、これら小さないのちの名前を1つでも多くご紹介できればと思っています。
みなさんも日々の暮らしで出会ったら、
ぜひ名前を呼びかけてあげてくださいね。
きっと小さくとも温かな喜びを感じられると思います。


広島ブログ
  1. 2012/10/25(木) 18:50:47|
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