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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

コウホネくらべ

世羅台地に生育するコウホネ類は
コウホネ、ヒメコウホネ、オグラコウホネの3種が知られています。
世羅台地のため池群は、
・コウホネ類の種類が多いこと(上記3種)
・希少なオグラコウホネが生育するため池の数が多いこと
という点で貴重です。
こんなにオグラコウホネが見られるところも少ないのです。

オグラコウホネは環境省、広島県ともにRDBで
絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
(何より、名前に冠されている京都の巨椋(おぐら)池
そのものが干拓等により姿を消しているのですから・・・)
ヒメコウホネも環境省で絶滅危惧Ⅱ類、
広島県で準絶滅危惧の指定です。

以前に撮ったコウホネ3種を比べた写真です。


コウホネ類

左から、オグラコウホネ、ヒメコウホネ、コウホネの沈水葉と水上葉。
水上葉は大きさは違えども、形はどれも似たようなもの。
しかし沈水葉はそれぞれ特徴的です。
先日のトンボ池の事例は、この点に着目しています。

なお、コウホネの沈水葉が茶色くなっているのは、
新鮮な葉が採取できなかったため。
写真を撮ったのは5月なのですが、水上葉が茂り始め、
もう新しい沈水葉が展開しない段階になっていました。
この点はコウホネの特徴です。

それから、
葉柄の断面の比較


コウホネ類

左から、オグラコウホネ、ヒメコウホネ、コウホネ。
上が中ほどの断面、下が付け根付近の断面です。
オグラコウホネの葉柄がかなり細いことが分かります。
また葉柄断面の中心に1つ穴があることもオグラコウホネの特徴です。

最後に、
コウホネの名前の由来。
水底を這う地下茎が、何かの拍子で水上に浮き上がってきた時、
それが骨のように見えるので、
河骨(こうほね)の名前があります。
下はヒメコウホネの写真。


ヒメコウホネ

河骨、納得の一枚です。


河骨や牛追ひこみし舟の揺れ (木津柳芽)



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  1. 2012/10/05(金) 06:46:22|
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