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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

収量・品質を落とさず農薬を減らす!?ゆめ農業講座2018

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5月19日の”ゆめ農業講座”では害虫”イネミズゾウムシ”を調べました。

今年の”ゆめ農業講座”のテーマは「収量・品質を落とさずに農薬を減らす」です。

5月19日の開講日には田植え後に被害をもたらす「イネミズゾウムシ」の発生状況を調べました。

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↑幼虫が根を食べて生育を阻害するイネミズゾウムシ。体長は2mmにも満たない。

100株中30頭のイネミズゾウムシが見つかると農薬を使用しなければ実害がでるとされています。

結果はどうだったかというと、殺虫剤を使用した田んぼも使用しなかった田んぼも、30頭はおろか1頭見つけるにも苦労するほどの少なさでした。

殺虫剤は使う必要がなかったことがわかりました。

地元世羅町に限らず、籾まきの時か田植えの際に日本のほとんどの田んぼで殺虫剤が使われています。

その多くは、病害虫が発生するかしないかわからない段階で予防的に使用されています。

つまり、必要だったのか、そうでなかったのかわからないままに使われているのです。

今回の”ゆめ農業講座”では、私や仲間の農家の経験と、志を同じくする専門家の知見や研究成果などをもとに、実害を出さずに減らすことができる農薬があることを受講生の皆さんに体験してもらうことを目標にしています。

宮城県立古川農業試験場は2年間は箱施用剤の殺虫剤を削減することが可能という研究成果を発表しています。

水稲の育苗箱施用剤における成分の削減がイネミズゾウムシ、イネドロオイムシの発生に及ぼす影響20170809
↑宮城県立古川農業試験場の研究結果

使う必要のない農薬の使用をやめることでコストを削減できます。

さらには、ヒョウモンモドキを赤トンボなどの田んぼや周辺の生き物へのダメージを減らすことにもつながります。

というわけで、6月16日(土)は第2回目となる”ゆめ農業講座”の開講日です。

殺虫剤の使用を止めた田んぼと、これまでどおり使った田んぼとを比較しながら、イネドロオイムシなどの害虫や田んぼの生きものの発生状況を調べます。 

引き続き受講生を募集しています。

  1. 2018/06/14(木) 14:56:46|
  2. セミナー
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