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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

ヒョウモンモドキ保全協議会総会

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今日はヒョウモンモドキ保全協議会の総会だった。

2017年度で一応の区切りがついた環境省からの支援が、金額は少なくなるものの、もう3年継続されることが報告された。

三原市や世羅町からの支援もあわせて、飼育や現在の生息地の整備、新たな生息地の整備に必要な資金が確保できたようだ。

とはいいながら、3年過ぎた後も保全活動は必要だ。

メンバーからは、「3年間は良いとしても、それ以降の生息地を管理する担い手をどう確保していくのかが大きな課題だ」との意見が出された。

「担い手」

何をやるにしても、担い手がいなければ営みは止まってしまう。

ヒョウモンモドキをはじめとして、農村の生き物を守る担い手として私が最も期待しているのは農家だ。

かつて、里山をにぎわしていた生き物たちの多くは、農家の営みに寄り添うように命をつないできた。

そうした生き物たちの多くは、農業や生活様式の変化、つまり、農家の自然への働きかけが大きく変わる中で、姿を消していった。

ヒョウモンモドキもそうした生き物の一つといえるだろう。

しかし、昔の農家たちは、生き物を守るために草刈りをしたり、米を作っていたわけではない。

農薬や化学肥料が発明される以前のやり方は、あえて選んだわけではないけれど、結果として自然へのダメージが少なかった。

あるいは、農家の営みに適応した生き物が生きながらえてきたというだけのことかもしれない。

とはいえ、昔の農家は、来年も再来年も、子や孫の代まで、身近な自然の恵みを絶やすことのないようなやり方を頑なに守っていたことは間違いない。

ひるがえって、今の農家はどうだろう。

孫子の代まで持続可能な農業、自然への働きかけをどれだけの農家が考えているだろう。

話がまわりくどくなってしまったけれど、ヒョウモンモドキの生息地の多くは農地だ。

今は放棄されているが、かつては稲が植えられており、農家の営みに寄り添って彼らは命をつないでいた。

ヒョウモンモドキだけではない。

農村の生き物を今のような危機的な状況から脱出させるには、身近な生き物のことを心にとめるような農家の存在が必要だ。

今週末6月16日(土)は、今期第2回目となるゆめ農業講座の開講日。

1人でも多くの農家の皆さんが参加してくれるよう、引き続き皆さんに声をかけようと思っている。



  1. 2018/06/13(水) 18:06:09|
  2. ヒョウモンモドキ
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