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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

サギソウ観察会

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▲サギソウの花

今日はサギソウ観察会を行いました。

花の数は約2,000輪となり、見ごろを迎えつつあります。

とはいうものの、暑さのせいか、

はたまた、宣伝不足のせいか、参加者は尾道市からこ来られたお二人でしたが、つたないガイドに付き合ってくくださいました。

さて、サギソウの花は、白鷺に似ているだけでなく、他の蘭と同様に面白い形をしています。

そのひとつが蕊柱(ずいちゅう)と呼ばれるおしべ(雄蕊)とめしべ(雌蕊)が一体化している部分です。

花粉が入っている場所は葯室(やくしつ)とよばれ、葯室の中に花粉の塊があります。

花粉の塊の先には粘着体(写真で白い点に見える部分)とよばれるものがあって、これは葯室の外に飛び出しています。

サギソウは、この粘着体によって距(きょ)の中にある蜜を目当てにやってくるスズメガの仲間の頭にくっつき、花粉を他の花に運んでもらおうという魂胆(?)なのです。

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▲コウヤボウキの蜜を吸うスズメガの仲間(ホシホウジャク?)。
長い口吻がわかりますか?

スズメガについた花粉は、別のサギソウの柱頭(ちゅうとう)で受粉することになります。

写真にもあるように、サギソウの蜜のある場所は距とよばれる細長い袋状になってます。

サギソウが花粉を運んでもらうためには、サギソウの長い距に匹敵する長い口、口吻(こうふん)を持った生き物でなければなりません。

それがスズメガの仲間です。

スズメガの仲間はサギソウの進化に合わせて長い口吻をもつよになったと考えられています。

こうした、異なる生き物が互いに依存して進化することを共進化と呼ぶそうです。

暑い夏の湿原を涼しげに彩るサギソウの白い花、実にいろんなことを教えてくれます。

標準和名:サギソウ
分類:ラン科 サギソウ属
花期:7月下旬から8月下旬






  1. 2017/08/06(日) 17:06:12|
  2. 植物
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