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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

チゴザサ(稚児笹)の除草

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▲サポーターズの中島さんと貧栄養湿地のチゴザサ(稚児笹)の群落を除草。手前に白く小さな葉をつけているのがチゴザサ

先日、岡山で学習したことをさっそく実行すべく、サポーターズの中島さんと貧栄養湿地で蔓延りつつあるチゴザサの除草を行いました。

株を抜いて観察してみると、根元からタケノコ、つまりチゴザサの芽がいくつも出ています。

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▲株もとから次々と芽が出ている

また、岡山県自然保護センターの西本さんに教えていただいたとおり、地面の上で四方八方に伸びている匍匐茎(ほふくけい)からは、次々と新しい芽を伸ばし、根を下ろしています。

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▲匍匐茎(ほふくけい)の途中と先から茎と根が出ている。一番上の端が匍匐茎の根本でその下が先端

チゴザサは種もつけますが、この匍匐茎で確実に勢力範囲を拡大しているのです。

とうわけで、チゴザサの除去は根まで抜き取ることが基本です。

ですが、一握りぶんを引き抜こうとすると、株もとで茎がちぎれてしまします。

一株ずつひっぱれば根ごと抜き取ることができるのですが、量が量なのでとりあえず引きちぎるようにして取り除く方式を採用。

これが吉と出るか凶と出るか、エリアを分けてそれぞれの方法で除去することにして経過を観察することにしました。

さて、どうなるか、乞うご期待!?

標準和名:チゴザサ
分類:イネ科 チゴザサ属

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▲二人で1時間ほど作業したところで雨が降り出し終了。手前が除草を終えたエリアで奥の白く見えるところこれからボチボチやっていく予定の場所






  1. 2016/12/04(日) 17:09:00|
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