せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

トンボの産卵


noshimetonbo20161002chouseiike.jpg
▲公園の調整池周辺の芝生の上で産卵するノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
(写真左下、右上)

日曜日と久しぶりの好天が重なって、公園は大賑わいです。

そんなことをよそに、トンボ達が思い思いの場所で産卵しています。

公園の調整池の周囲の芝生の上では、ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)やナツアカネ(夏茜)のカップルが連結した状態で産卵行動をとっています。

すぐそばに池があるにもかかわらず、わざわざ水のない芝生の上を選んでいるのは何故でしょうか?

ノシメトンボやナツアカネなどの赤トンボの仲間は、稲刈り前後の田んぼで産卵します。

この時期の田んぼにはヤゴが生きていける水辺はありませんが、産み落とされた卵は孵化直前の状態で越冬し、翌年田んぼに水が入れられると同時に孵化します。

この時、田んぼではヤゴのえさとなるミジンコなどの生き物も爆発的に増え、一ヵ月半から二か月で羽化して成虫になります。

調整池の周りの芝生の広場は年に数回大雨が降ると浸水する場所です。先月の大雨の際には水位が1m以上も上がりました。

おそらく、そうしたことからこの場所を選んで産卵しているのでしょう。

でも、芝生の広場が水辺となるのは一時的なこと、稲が植えられた田んぼのように常時水があるわけではありませんから、ここに産み落とされた卵が成虫になることはないかもしれません。

この場所では命をつなぐことが出来なくても、世羅台地の田んぼで米作りが続くかぎり、世羅台地の秋空から赤トンボが消えることはないでしょう。

noshimetonbo20161002kansatsuen3.jpg
▲ノシメトンボ

natsuakane20161002kansatsuen.jpg
▲ナツアカネ


  1. 2016/10/02(日) 17:13:12|
  2. 昆虫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<トンボの産卵その2 (ギンヤンマ 銀蜻蜒) | ホーム | 本日も昆虫採集のお客様がご来園>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://0847254400.blog134.fc2.com/tb.php/1422-cf108640
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)