せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

”キノコの王様”、ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)かも・・・


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▲自然観察園の散策路の脇で”キノコの王様”を発見!?

昨日の夕方の豪雨が嘘のように、午前中は曇りながらも時折青空がのぞくまずまずのイベント日和。

自然観察園に豪雨の被害があるかもしれないので見回りに行ってきました。

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▲キノコを見つけた散策路脇の斜面

と、散策路脇の斜面でキノコを発見。

かなりビッグなやつが、いくつもモコモコト頭をもたげていました。

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▲傘の開いた”キノコの王様”?

大きなものでは傘の直径約15cmほどありそうです。

傘の開いていないものは柄の直径が太いところで5cmはあります。

傘の裏を見るとイグチ科(猪口科)のキノコのようです。

姿といい、香りといい、いかにも美味そうなので事務所へ持ち帰り図鑑(山と渓谷社「日本のきのこ」)で調べてみると、欧州では”キノコの王様”と評されるヤマドリダケ(山鳥茸)の近縁種、タマドリダケモドキ(山鳥茸擬)によく似ているではあ~りませんか!

もしそうだとすると、図鑑の味評価は星三つ、ヤマドリダケほどではないようですが、「風味には癖がなく、傘の肉は厚く舌ざわりが良区、太い柄は歯切れがよい。洋風だけでなく、和風、中華風の料理とも相性が良い。柄は薄く切り、傘と一緒にさっとゆで、水洗いして砕いた氷の上に並べ、わさび醤油で味わいたい。味区分マルA」とあります。

それでは、図鑑に記してある特徴と現物を比較してみましょう。

(以下引用)
・傘の径は6~20cm ⇒ 一致
・表面は暗褐色、黄褐色、または淡褐色で多少ビロード状 ⇒ 一致
・管孔(傘の裏側の小さな穴の集まり)は黄色からオリーブ色となる ⇒ 一致
・孔口(管孔の小さな穴)は幼時白色の菌糸で塞がれる ⇒ 一致
・柄の長さ10~18cm、表面は淡褐色~淡灰褐色で網目模様 ⇒ 一致
・肉は白色、変色はない ⇒ 一致
・夏から秋、ブナ科を主とした広葉樹林または松との混生林に発生 ⇒ 一致

これとよく似たドクヤマドリ(毒山鳥)はシラビソ(白檜曽)やコメツガ(米栂)が生える亜高山帯針葉樹林に出るキノコなので、これと間違う心配はありません。

念のために学研の「日本の毒きのこ」を見ても、自然観察園で見つけたキノコに似たものは見当たりません。

となると、俄然期待は膨らみます。

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▲べにイグチ(紅猪口)によく似たキノコ

同じ場所にベニイグチ(紅猪口)に特徴がよく似たキノコもありました。

ベニイグチも毒キノコではないようです。

とはいえ、素人の生兵法。

食べてみるのは、専門家と一緒の時にしたほうがよさそうですなぁ。残念!


  1. 2016/09/19(月) 16:31:45|
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