せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

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NHKの「ニッポンの里山」が世羅町の取り組みを紹介


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▲NHKBSプレミアムで「ダルマガエルがすむ田んぼ(世羅町)」が放映(再放送)

NHKBSプレミアムで、毎週金曜日と土曜日に放送されている「ニッポンの里山」で世羅町が登場
しました。
タイトルは「ダルマガエルがすむ田んぼ」。
昨年11月に放映されたものの再放送です。

番組では、ヒョウモンモドキ保護の会の会長でもある世羅町小谷の井藤文男さんらが取り組んでいるダルマガエルを育てる米づくりはもちろんですが、田打地区など、世羅町の他の地区でも取り組まれている「生き物も育てるせら高原のこだわり米」の活動が紹介されていました。

番組では井藤さん以外の登場人物や撮影場所の紹介はありませんが、そのあたりを補足しながら、以下、お伝えしてみましょう。

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▲絶滅危惧種のダルマガエル。

まずは番組のタイトルにもなっているダルマガエルが登場します。

そして、ダルマガエルが減少している原因、保全のための取り組みへと展開していきます


と、画面はダルマガエルが生息している小谷地区から田打地区へと変わりました???

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▲中干しをするために田んぼから水を落とす田打地区の坂口さん。

理由は、ダルマガエルが減少した原因を紹介するためでした。

コシヒカリなどの収穫時期の早い米が普及してことで、かつては土用干しともいわれた田んぼの水をいったん落とす中干しの時期が早まりました。

ダルマガエルはほかのカエルと比べ繁殖時期が遅いため、中干しの時期にはまだオタマジャクシです。田んぼから水がなくなると生きていけません。

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▲田打地区の田んぼに設けられたヒヨセ。

中干しをしても田んぼの一角にヒヨセを設けると、オタマジャクシはここに避難できます。

ヒヨセとは、本来は田んぼに水を入れる際に、冷たい水が直接田んぼに入らないように、田んぼの水口に設けられた土水路です。

田んぼは干しても、ここに常時水をためることで水生生物の生息場所なっていることが知られており、オタマジャクシの他にもいろんな生き物が利用しています。

小谷地区ではオタマジャクシのために中干しはしませんから、ヒヨセも設けていません。

場面が田打地区へ飛んだわけは、ヒヨセを紹介するためだったんですね。

加えて、田打地区にはダルマガエルはいませんが、ビオトーチをつくるなどして生き物も育てる米づくりが取り組まれていますから、いろんな生き物が生息しています。これも、場面が田打地区に変わった理由のようです。

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▲生き物も育てる米づくりで増えたハッチョウトンボ。

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▲モートンイトトンボも増えました。

田打地区のビオトーチで観察できる生き物が次々と登場します。

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▲畦の草は全部刈らずにカエルの隠れ家として残します。

場面は再び小谷地区。
ここで、カエル仙人こと井藤文男さんが登場し、カエルを育ている草刈りが紹介されます。

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▲「カエルが多いから虫(害虫)を食べてくれる」と話す井藤さん。

カエルのエサは虫。井藤さんはカエルが増えれば害虫から稲を守る農薬を使わずにすむといいます。

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▲アザミを残す”こだわりの草刈り”の場面で田打地区の金尾さんが登場。

場面は再び田打地区に変わります。

ここでは、ビオトーチで取り組まれている”こだわりの草刈り”が紹介されます。

”こだわりの草刈り”とは、昆虫のたいせつな食料である花の蜜を供給してくれるアザミを残す草刈りです。

アザミの葉にはトゲがあって邪魔になるだけですが、「ビオトーチをヒョウモンモドキも生息できる環境にしょう」という動機で始め、かれこれ10年にわたり、わざわざアザミを残す草刈りを続けています。

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 ▲アザミの蜜が大好きなヒョウモンモドキ。

そんなわけで、次の場面では、田打地区にはヒョウモンモドキは生息していないにもかかわらず、ヒョウモンモドキが登場します。

ちなみに、田打地区で始まった”こだわりの草刈り”、今では「昆虫の為に」と、世羅町や尾道市、三原市などで取り組む農家が増えています。

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▲ダルマガエルを守る田んぼで育てたダルマガエル米。

クライマックスにはダルマガエル米が紹介されました。

ダルマガエルを守る田んぼで育てたお米は消費者からも支持され、農家にも恵みをもたらしているというエンディングで10分弱の番組は終わりました。

余談ですが、このシリーズでは、管理人が住んでいる尾道市御調町の源五郎米についても取り上げています。

なお、7月21日(木)に開催する第3回”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座で今回の番組のDVDを上映する予定です。

 





  
 
  1. 2016/07/18(月) 16:54:05|
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