せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

ハンゲショウ(半夏生)

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▲湿生花園で目立つ白い葉。ハンゲショウ(半夏生)

自然観察園にある湿地は、トキソウ(朱鷺草)やサギウソウ(鷺草)などが自生する貧栄養湿地と、ノハナショウブ(野花菖蒲)やクサレダマ(草連玉)などのある湿生花園とに分けられますが、現在の湿生花園はチゴザサ(稚児笹)や葦がはびこり、残念な状態になっています。

このままでは、せっかくの自然観察園も、ご来園者の皆さまに楽しんで頂けませんので、少しずつ修復を試みていているところです。

その方法はというと、田植えの準備と同じ要領で、耕運機を使って代かきをします。
この作業は、農家でもある管理人の得意分野です。
湿地は何枚もあるのですが、そのうち、チゴザサが優勢になった湿地を、それぞれ半分ほど代かきをします。
こうすることでチゴザサを間引きながら、チゴザサがはびこる以前からあった植生も残せるだろうと考えています。

ところで、残念な状況ではありますが、今の時期、見るべきものもないわけではありません。
紫色の花を咲かせるノハナショウブや、黄色い花をたくさんつけるクサレダマが咲いています。
また、白い葉が特徴的なハンゲショウ(半夏生)がちらほら目に付きます。

ハンゲショウはドクダミ(蕺)の仲間。
花が似ていると言えば似ています。

名の由来は、夏至から数えて11日目の日(もしくはその日から5日間)の「半夏生」(ハンゲショウ)と呼ぶ頃に咲くからとか、葉の半分ほどが白くなるので「半化粧」(ハンゲショウ)、と呼ばれるようになったといわれています。

白く見える葉も、裏側は普通の葉と同じ薄い緑色をしていますから、「片白草」(カタシロクサ)という呼び方もあるそうです。

近年、生息に適した日当たりの良い湿地などが減少していることから、広島県では準絶滅危惧種に指定されています。

標準和名:ハンゲショウ
分類:ドクダミ科 ハンゲショウ属





  1. 2016/07/09(土) 15:51:21|
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