せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

コガネグモ(黄金蜘蛛)

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▲獲物を糸でグルグル巻きにしているコガネグモ(黄金蜘蛛)

今日も朝から暑い一日でしたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日の管理人の仕事は湿地の代かきです。
チゴザサ(稚児笹)のはびこる湿生花園を再生するための試みとして、水をしっかり入れて湿地の半分を耕運機で耕しました。
田植え前の準備とほぼ同じ作業です。

木陰で休憩をしていると夏の空に猛禽の影を発見。
すぅーっと滑空したあと、突然、まるで万歳でもするように翼を真上に挙げ、再び滑空して山影に消えて行きました。

調べてみると、夏に日本で繁殖する猛禽、ハチクマ(蜂角鷹)でした。
翼を大きく背面でそろえる仕草は、繁殖期などに見られるハチクマ特有の行動(ディスプレイ)だとわかりました。

残念ながら写真はないのですが、ハチクマとの遭遇は、自然観察園周辺の里山の豊かさを、あらためて感じさせてくれました。

さて、今日のお題は夏のクモ。
といっても、空に浮かぶ雲ではありません。

作業の合間、湿生花園を歩いていると、大ぶりなクモを見つけました。
コガネグモ(黄金蜘蛛)のメスのようです。

真っ青な空を背景に写真を撮ってみましたが、なかなか綺麗な蜘蛛です。

ちなみに、クモの向かって右側下に見えるジグザグ模様は”隠れ帯”と呼ばれるクモの巣の一部です。
クモの種類によって模様も様々ですが、なんで、こんなものをつくるのでしょうか?
獲物になる虫たちに「ここにクモの巣があるぞ」と教えているようなもんです。

ところがどっこい、隠れ帯には、作り手の立派な意図(イト)があります。
もっとも支持されているものは、この隠れ帯が多くの獲物をおびき寄せるという説です。
隠れ帯は太陽の紫外線をよく反射するため、紫外線に誘引される昆虫がクモの巣に寄って来ると考えられています。

いいことばかりではありません。隠れ帯があるために、ハチや他のクモなど、天敵に狙われやすいというデータもあります。

そのためか、同じ種類のクモの巣であっても、全て隠れ帯があるわけではないようで、クモも状況に応じて隠れ帯を自在に使い分けているようです。

見上げれば、まるで梅雨が明けたかのような入道雲。

地上では、暑さにも負けない黄金蜘蛛。

どちらも立派な夏のクモでした。


  1. 2016/07/07(木) 17:13:43|
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