せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

ノアザミ(野薊)のレストラン


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▲ノアザミ(野薊)は虫たちのレストラン

自然観察園のノアザミ(野薊)が咲き始めました。
ノアザミは山沿いの道端や畦などに生えるごく普通の植物です。
農家からは雑草扱いされていますが、このノアザミ、なかなかいい仕事をしてくれます。
というのも、初夏から秋にかけての長い期間、多くの虫たちに彼らの食料となる蜜を供給してくれます。

今では日本国内で世羅町と三原市など、世羅台地、賀茂台地にだけしか生息していないヒョウモンモドキ(豹紋擬)も、このノアザミの蜜が大好きです。
6月上旬に蛹(さなぎ)から羽化した蝶は、ノアザミやヒメジョオンなどの蜜を吸い、卵を産んで一生を終えます。

チョウの他にも、ハチやアブの仲間など、多くの昆虫が秋ごろまでこのノアザミを頼りに命をつないでいます。

自然観察園を管理運営する㈱セラアグリパークが6月9日に開講する”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座では、第3講座として「生き物を守る田んぼの技術」を紹介します。
現地見学を、世羅町田打地区にあるビオトーチで行いますが、ここでは、昆虫たちのために、畦のノアザミを刈り残す草刈りが行われています。
ノアザミに集まる虫たちは、必ずしも害虫の天敵と言うわけではありません。
ビオトーチを多くの人が自然と触れ合う場所となるよう、ノアザミを残す草刈りが行われているのです。

本講座では、農業は農産物だけでなく、豊かな自然や、心和む景観など、様々な恵みを生産していることや、その方法を学んでいただこうと考えています。
是非、ご参加ください。

  1. 2016/05/21(土) 17:25:14|
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