せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

コシアカツバメ(腰赤燕)


koshiakatsubame20160514kouen.jpg
▲巣の原料をとりに来たコシアカツバメ(腰赤燕)のつがい

せら夢公園には毎年2種類のツバメ(燕)がやってきます。
ひとつは、みんさんご存知のツバメ。
もうひとつが、腰の赤いコシアカツバメ(腰赤燕)です。

ツバメは元々あった巣を使っているので、既に卵を抱いています。

koshiakatsubame-su20160515kouen2.jpg
▲トイレの入り口の内側に建築中のコシアカツバメの巣

一方、コシアカツバメは巣作りの真っ最中。
トイレの入り口で建設中の巣は、まだ3分2ほどしか出来ていません。
材料は公園事務所の窓越しに見える水溜り周辺の土です。
オス、メス二羽で、土をくわえては巣のある場所へ運んでいます。
ツバメの巣がおわん形をしているので壁や梁があれば巣をつくる事が出来ます。、
一方、コシアカツバメの巣を作る場所には、壁だけでなく天井や庇が必要です。
このため、橋の下やコンクリート建造物の軒下などが巣作りの場所になっています。
出来上がれば徳利を半分にわったような形をしていて、
ツバメの巣とは違って、卵を抱く親鳥も、孵化した雛も見ることはできません。
その分、ツバメの巣よりも土をたくさん使いますから、新築するとなると随分時間がかかります。

なんで同じツバメでこんなにも違う巣を作るのでしょうか。
ツバメが家の中に巣をつくる理由は、人を用心棒として外敵を避けるためだといわれています。
ここからは素人の推測ですが、ツバメと違ってコシアカツバメは、子育てのためとは言っても、どうしても人と一緒にいることは我慢できないのでしょう。
人という用心棒を雇わない代わりに、親鳥も雛も見えない、手の込んだ巣をつくることで、身を守ろうとしているのかもしれません。

毎年、多くの雛が日本で巣立ちます。
年に二回子育てをするツバメもいます。
ですが、そうそうツバメは増えません。
何故なら、ツバメは生後一年目で90%が命を失い、親鳥を含めると一年で60~70%も死んでしまうからです。

ツバメは人にもっとも近い場所で命をつなぐ野生の生き物のひとつです。
糞や泥という嫌な面もありますが、日本人は農作物の害虫を食べてくれる益鳥としてツバメを大事にしてきました。
これからも、うまく付き合っていきたいものです。

  1. 2016/05/15(日) 18:08:53|
  2. 鳥類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<オオコオイムシ(大子負虫) | ホーム | ブッポウソウ(仏法僧)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://0847254400.blog134.fc2.com/tb.php/1342-33c4b0d2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)