FC2ブログ

せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

せら里山楽校第17回「どんぐりの木を使いつくそう!」

satoyamagakkou20181202_20181024094348128.jpg
12月2日(日)は”せら里山楽校”です。

せらワイナリーの裏山でコナラの木を伐りだし、薪づくりやキノコの植菌、小物づくりを行います。

せらマルベリークラブ専属シェフの里山ランチも楽しみです。

チラシのダウンロード

  1. 2018/10/24(水) 09:33:23|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

殺虫剤を使用しなくても平年並みの収量と品質 (ゆめ農業講座最終回)

nougyoukouza20181020touchi.jpg  
↑小春日和のもと東屋の前で殺虫剤を使わない米作りを振り返る

10月20日(土)、世羅町田打にあるビオトーチで、ゆめ農業講座(第5回)を開催しました。

この日は講座の最終回。

講師と参加者を交え、まとめを行いました。

内容は以下の通りです。

1 ゆめ農業講座2018について
1)目的
ビオトーチの生物多様性を高めるために、米の収量や品質を落とすことなく使用する殺虫剤の使用量を削減することができることの実証。
2)方法
殺虫剤を使用しない圃場と通常のJA全農規格の特別栽培米の圃場(ネオニコ系殺虫剤2成分仕様)を比較して病害虫の発生状況と生き物の発生を調べる。
3)品種・作型・面積等
コシヒカリ 5月中旬田植え 9月中旬収穫 約30a

2 まとめ
1)収量・品質などについて
・殺虫剤を使用しない水田
使用した農薬;①除草剤、②殺菌剤(イモチ病 1成分)
→ 収量;480kg/10a 品質;1等
・そのほかの殺虫剤を使用した特別栽培の水田(比較対象)の平均
使用した農薬;①除草剤、②殺菌剤(イモチ病 1成分)+殺虫剤(2成分)、③殺菌剤(イモチ病と紋枯れ病 2成分)+殺虫剤(1成分)
→ 収量;534kg/10a
・生産者の感想
殺虫剤を使用しなかった水田でも平年並みの収量(480kg)だった。
殺虫剤を使用しなかったことによる収量や品質の差はないように思う。

2)病害虫の発生状況などについて
① ビオトーチの結果
・殺虫剤不使用の水田(3枚、合計30a うち1枚は2年連続殺虫剤不使用)はビオトーチの中でも山林に最も近いにもかかわらず、イネミズゾウムシ、ドロオイムシとも要防除水準以下の発生(ほとんどいなかった)。
・トビイロウンカ、セジロウンカともに要防除基準以下の発生。
・カメムシは要防除水準程度の発生を確認したものの、色彩選別機で一等米調整を行うことができた。
② 広島県の概況
・セジロウンカ,ヒメトビウンカは少発生。トビイロウンカは飛来していない。
・コブノメイガは極少発生。
・斑点米カメムシが「平年よりやや多」の発生。
・イネミズゾウムシ,イネドロオイムシも少なく推移。
3)田んぼの生きものについて
・殺虫剤を使用した水田、不使用の水田とも、タイコウチ、ガムシ、オオコオイムシ、ゲンゴロの仲間、トンボ類を確認できた。
・8月6日に農研機構と実施した生き物調査でも双方の水田でアシナガグモなどのクモ類を多数確認し、農研機構の開発した指標で生き物の豊かな水田であることが示された。
・ただし、田植え後の5月19日の講座では、箱施用殺虫剤を使用した水田でガムシの死骸や動きが鈍くなっている個体が見られた。

4)生物多様性を高めるための病害虫防除体系について
本年度は病害虫の発生が極めて少ない年であり、継続して調査を行う必要があるものの、ビオトーチで栽培されているコシヒカリの作型であれば殺虫剤を使用しなくても収量や品質を落とす確率は極まめて低い。
このことから、田んぼの生物多様性を高めるため防除体系では、殺虫剤の使用は要防除水準を超える場合のみに止め、予防的な使用は控えることが望ましい。
① イネミズゾウムシ、ドロオイムシの防除
・田植え後に要防除水準を超える発生を確認した場合にのみ防除を行う。
・冬に越冬成虫を調査し生息密度を把握する。
・毎年田植え後の発生状況を調査し、年次変化を把握する。
② ウンカ類、ツマグロヨコバイの防除
・トビイロウンカはウンカが増加するよりも前に収穫を行うため防除は不要。
・セジロウンカ要防除水準を超える発生があった場合にのみ、イモチ病の防除と同時に防除。
・ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイはウイルスの保菌率が低いため防除は不要。
③ カメムシ類の防除
・色彩選別機による選別で被害粒は除去することができるので基本的に防除は不要。
・カメムシの被害は畦畔周辺部(畔から5m程度)に集中するが、田打地区では50aを超える大区画の圃場整備が行われており全面積に対する畦畔周辺の面積の占める割合は低い。このため要防除水準を超える発生があったとしても被害粒の割合は少ないことが考えられる。


  1. 2018/10/22(月) 13:58:46|
  2. 農業
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

リュウノウギク(竜脳菊)

ryuunougiku20181018daiwa-hoso.jpg
↑リュウノウギク(竜脳菊)と思われる白い野菊

ヒョウモンモドキの生息地整備の下見のために大和町にいってきました。

その時、林縁で見つけた白い野菊。

図鑑で調べてみるとリョウノウギク(竜脳菊)のようです。

竜脳とは樟脳に似た香りをもつ香料のことで、竜脳樹という木の精油からとれる無色透明の結晶です。

リュウノウギクの葉をもむと、この竜脳の香りがすることから、この名がつけられたようです。

菊の原種といわれていて、葉を乾燥させて風呂に入れると、冷性、腰痛、リュウマチに効能があるとされる薬用植物でもあります。

それにして、竜の脳の香りとは、先人の想像力には関心させられます。

ryuunougiku-ha20181018daiwa-hoso.jpg
↑葉こんな感じ

  1. 2018/10/18(木) 17:48:01|
  2. 植物
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ヤマガラの地鳴き

yamagara20181015kouen5.jpg
↑地鳴きする
ヤマガラ(訂正しました)

この時期、園内を歩いていたり、作業をしているといろんな生き物の鳴き声が聞こえてきます。

虫の声は少し弱々しくなって、繁殖期を迎えた牡鹿の鳴き声や、ヤマガラの地鳴きが聞こえてきます。

つい一週間ほど前には、観察園の入り口付近の散策路を立派な角をもった牡鹿が横切っていきました。

鹿の鳴き声はいつも聞こえるとは限りませんが、ヤマガラの「ビービービー」という地鳴きは頻繁に耳にします。

地鳴きだけでなく、落葉した木の枝にとまっている姿も頻繁に見かけます。

あえて姿を見せているかのようです。

ヤマガラの写真を撮るなら今の時期がいいかもしれませんね。


yamagara20181015kouen2.jpg

 
 
yamagara20181015kouen4.jpg

  1. 2018/10/16(火) 16:04:07|
  2. 鳥類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

このキノコ、何ですか?

kinoko4.jpg
↑きのこ観察会の参加者が公園に持参されたきのこ

きのこ観察会の翌日、参加者されたご夫婦がきのこを持って事務所を訪ねてこられました。

柄は固く締まり直径は約3cm、根元は膨らんでいます。

傘は濃い茶色で、見た目はとても美味しそうなきのこです。

kinoko1.jpg

なんでも、お知り合いから直売所で「サブロウタケ」と表示してあったキノコをお土産に頂いたものの、図鑑で調べてもサブロウタケという名前のキノコはないし、万一のことを考えてせら夢公園で聞いてみようということになったのだそうです。

ご夫婦といっしょに山と渓谷社の図鑑「日本のきのこ」で調べてみると、色といい形といい、ムレオオフウセンタケとよく似ています。

ですが、管理人は専門家ではありませんから、観察会で講師を務めていただいたきのこアドバイザーの衛藤慎也さんに聞いてみることにしました。

衛藤さんからは、石灰岩地帯の広葉樹林に生える「ムレオオフウセンタケ」であると教えていただきました。

私たちの見立てもまんざらではなかったようです。

お知り合いからはどこの直売所で購入されたか聞いていないとのことでしたが、石灰岩地帯に生えるということですから、帝釈峡のある神石高原町や庄原市東城町あたりで採れたきのこかもしれませんね。

さて、せら夢公園でのきのこイベントは終了しましたが、10月28日(日)、みよし風土記の丘で衛藤慎也さんを講師として「きのこ博士&きのこシェフになろう」が開催されます。

興味のある方は参加されてはどうでしょうか。

kinoko-event20181028miyoshi.png

  1. 2018/10/10(水) 14:11:31|
  2. きのこ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

キトンボの産卵

kitonbo20181009kansatsuen2.jpg
↑石崖にとまったキトンボ

キトンボのカップルがトンボ池で産卵してました。

キトンボは赤トンボの仲間ですが繁殖場所は田んぼではなく池などの水辺です。

産卵は連結したまま、もしくはメスが単独で腹端を水に打ち付けて行います。

秋、水辺でオレンジ色に染まったトンボを見かけたら、それはきっとキトンボです。

関東や東海地方ではレッドリストに掲載されるほど少なくなっているようです。

kitonbo-sanran20181009kansatsuen3.jpg
↑連結して産卵するキトンボ
  1. 2018/10/09(火) 17:05:36|
  2. トンボ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

心ときめく”きのこ観察会”

koutake20181008-3.jpg
↑この日一番の収穫は”コウタケ”。小学生(右)が見つけてくれました。

秋晴れのもと、きのこ観察会を開催しました。

参加者は定員40名でしたが50名を超える老若男女が集いました。

”観察”とはいうものの実態は”キノコ狩り”。

せら夢公園内の山に分け入り、目に入ったきのこを採取していきます。

採取した後は、きのこアドバイザーの衛藤慎也さんに解説していただき、食べられるものをお持ち帰りいただきました。

今年一番の収穫はコウタケが採れたことです。

県北で特に人気のあるコウタケは、直売所でもけっこういいお値段で販売されています。

もちろん、見つけた方はお持ち帰りになりました。

コウタケ以外もたくさんのきのこが採取できました。

【食べられるもの】13種
コウタケ、サクラシメジ、ショウゲンジ、ハツタケ、ナガエノスギタケ、シャカシメジ、ハタケシメジ、ムラサキアブラシメジモドキ、フウセンタケモドキ、ウラベニホテイシメジ、ホコリタケ、スミゾメシメジ、カノシタ
【食べられないもの】4種
シロシメジ(辛い)、ケロウジ(苦い)、カレバキツネタケ(まずい)、ニワタケ(まずい)
【毒のあるもの】11種
スギヒラタケ(脳炎になり死亡例も)、オオオニテングタケ、ドクツルタケ(猛毒)、タマシロオニタケ(猛毒)、ヌメリイグチ(下痢)、キンチャクホウセンタケ、クロウラベニタケ、オニイグチモドキ、ドクベニタケ、シロハツモドキ、ミネシメジ

ooonitengutake20181008-2.jpg
↑大人の顔と同じぐらい大きいオオオニテングタケ(毒)

koutake20181008.jpg
↑コウタケ(食)

hatakesshimeji20181008.jpg
↑ハタケシメジ(食)

konokokansatsu20181008-6.jpg
↑きのこアドバイザーで講師を務めていただいた衛藤慎也さん(左から二人目)

kinoko-kansatsu20181008.jpg
↑採取したキノコについて衛藤慎也さん(向かって左)に解説していただきました。

konokokansatsu20181008-8.jpg
↑参加者の皆さん

asagimadara20181008.jpg
↑コウヤボウキの蜜を吸うアサギマダラ

otsunentonbo20181008.jpg
↑成体で冬を越すオツネントンボ(越年蜻蛉)がたくさん

yuruen20181008.jpg
↑観察を行った園内の山からは世羅ゆり園が望めます。


  1. 2018/10/08(月) 16:33:06|
  2. きのこ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

虫取りは楽しい!地元小学校の「山・海・島」体験活動

konchuukansatsu20181004a.jpg
↑自然観察園の湿地ではスイランが満開です。

今シーズン5回目となる小学生の昆虫観察は、せらひがし小学校と甲山小学校5年生の「山・海・島」体験活動の合同チーム37名。

午前中はナシ園で梨狩りを楽しみ、午後一番で”世羅の自然を学ぶ”をテーマに自然観察園で虫取りに興じました。

子ども達の案内役は、いつものようにサポーターズクラブ会長・中島さんと管理人。

虫取りの後は、捕まえた虫たちをみんなで調べました。

おわりには、代表して一人の子が、

「トンボのオスとメスの見分け方が分かったので他の人にも教えてあげたいです」

と、お礼を兼ねた感想を話してくれました。

konchuukansatsu20181004.jpg
↑まとめのリード役は中島さんにしていただきました。


  1. 2018/10/05(金) 15:24:11|
  2. スクールプログラム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

虫取りは楽しい。怒涛の四連荘(よんれんちゃん)

kansatsu20180928b.jpg
↑ のんびり草原の一角にある映眺池周辺でもトンボやバッタがたくさんとれます(9月28日)

秋は遠足や社会見学の季節です。

公園にもたくさんの幼稚園や小学校がやって来ます。

公園を訪れる小学校の社会見学コースでは午前中に梨園で収穫体験を行い、その後せら夢公園で昼食。その後昆虫観察というのが定番のようです。

先々週に続いて先週は4つの小学校の子ども達が公園にやって来ました。

9月26日(水)には午前中は地元甲山小学校の体験学習、午後は三原市立糸崎小学校の社会見学、27日(木)と28日(金)には三原市立中之町小学校と同じく沼田小学校の社会見学で昆虫観察を行いました。

天気にも恵まれ、いろんなトンボやカマキリ、バッタが採れました。

虫たちは大変だったでしょうが、子ども達とっては楽しい社会見学になったようです。

mushitori20180926kansatsuen.jpg
↑自然観察園はすっかり秋の装い(9月26日)

kansatsu20180927.jpg
↑ススキの穂も出そろいました(9月27日)

kansatsu20180928.jpg
↑捕まえたトンボやバッタを木陰で観察(9月28日)




  1. 2018/10/03(水) 10:54:06|
  2. スクールプログラム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0