せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

トンボ池の池干し観察会のご案内


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▲トンボ池を牛耳っている?ウシガエル(牛蛙)

自然観察園の一番上にあるため池「トンボ池」にはたくさんのウシガエルがいます。

ご存知のように、ウシガエルは食用としてアメリカから持ち込まれた外来種です。

体が大きく大食漢のウシガエルは、在来の生き物を手当たり次第に食べてしまいます。

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▲フトヒルムシロ(太蛭筵)が水面に広がるトンボ池

トンボ池には名前のとおりトンボのヤゴ、イシガメ(石亀)やクサガメ(臭亀)の住処になっています。

早春にはヒキガエル(蟇蛙)も産卵にやってきてオタマジャクシがここで育ちます。

ですが、このところ、ヒキガエルのオタマジャクシの数がめっきり少なくなったように感じています。

ウシガエルに食べられているのかもしれません。

というわけで、今度の日曜日、11月6日(日)にあわせて池を干してウシガエルとオタマジャクシを駆除することにしました。

ついでに、水草のフトヒルムシロも増えすぎたので間引こうと思います。

開園以来、池を干すのは初めてです。

はてさて、どんな生き物を観察できるでしょうか。

作業をお手伝いしていただければ大助かり、観察だけの方も歓迎です。

皆様のお越しをお待ちしています。

■トンボ池観察会
日時:11月6日(日)10:00~12:00
場所:公園管理センター集合
参加費:なし
服装:長靴、ウエーダーなど

※11月12日(土)には観察園の観察会です(10:00~12:00)
詳しくはイベント情報自然観察園だよりをご参照ください。
  1. 2016/10/30(日) 15:20:58|
  2. 観察会
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アミタケ(網茸)のきのこ汁


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▲散策道で見つけたアミタケ(網茸)

夢見山にある滑り台に沿った散策道でキノコを見つけました。

見つけたキノコはアミタケ。

イグチ科のキノコですが、ほかのイグチと違って、傘の裏側の穴が大きく網目状になっているのが特徴です。

先日のキノコ観察会で教えていただいた食べられるキノコです。

お昼にきのこ汁にしてみると、なめこの汁のようにとろみがついて美味しく頂くことができました。

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▲アミタケは加熱すると紫色に変色するのが特徴。手に持っているのはヌメリイグチ

松林の林縁沿いの芝生の上ではヌメリイグチ(滑猪口)が大発生。

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▲ヌメリイグチの大群落。こんな場所が園内にいくつもある

こちらは以前は図鑑に食べられるキノコとして紹介されていましたが、消化器系の中毒症状の報告もあることから、最近では毒キノコとして扱われています。

このキノコの特徴でもある滑りのある傘の表面に毒となる成分があるようです。

以前、せら夢公園のキノコが好きな職員が料理して食べたところ、数日間腹を下して難儀したといういわくつきのキノコです。

気温も少し下がって、キノコが楽しみな気候になりました。

でも、毒キノコにはくれぐれもご用心!


  1. 2016/10/26(水) 10:45:16|
  2. きのこ
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ヒョウモンモドキの生息地の草刈り


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▲保全活動で最も大切なことがは生息地の草刈り

今日は朝からヒョウモンモドキ保護の会の活動に参加しました。

保護の会では、毎年春と秋に年2回、生息地の草刈りを行っています。

生息地の多くは湿地化した耕作放棄田とその周辺です。

草刈りをしないとヒョウモンモドキの食草であるキセルアザミや、成虫の蜜源となるノアザミがヌマガヤやチゴザサなどに負けてしまうのです。

草は刈るだけでなく、湿地から持ち出さなくてはなりませんから、作業はかなりの重労働になります。

作業は朝9時から始まり、終了したのは午後4時。

今日は家に帰ったらバタンキューですね。

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▲草刈りの合間の休息

  1. 2016/10/24(月) 17:14:49|
  2. ヒョウモンモドキ
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マルバオモダカ(丸葉沢瀉・丸葉澤瀉・丸葉面高、丸葉於毛多加)とアサザ(浅沙)

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マルバオモダカ(丸葉沢瀉)(写真中央)とアサザ(浅沙)の浮葉。
一見形は似ていますが色と葉脈が違います。

昨日は、稲刈りを終えたあとの作業として、ため池を占領したアサザの除去を行いました。
夏とは違いますから、もちろんウエーダーを履いての作業です。

このため池には、世羅台地でも少なくなったマルバオモダカが町内の自生地から移植してあります。

他にも、コウホネ(河骨)、オグラコウホネ(巨椋河骨)、コガマ(小蒲)、カンガレイ(寒枯藺)、クログワイ(黒慈姑)、オオアカウキクサ(大赤浮草)(外来種)などがありますが、池の大半はアサザに占領されています。

ため池ではこれまでも除草を行っていて、アサザ、クログワイ、ヒシ、クロモ、コナギ、オオアカウキクサ、チゴザサ、カンガレイ、ミズオオバコ、オグラコウホネ、マルバオモダカなどの除去を行っていました。

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▲アサザに占拠されたため池

しかし、ヒシやミズオオバコは見えません。マルバオモダカやオグラコウホネも、目を凝らして探してよやく見つかるぐらい少なくなっています。

こんな状態ですから、今回はアサザ以外の植物を除去する必要はなさそうです。

ちなみにアサザは準絶滅危惧種に指定されていて、茨城県の霞ケ浦では保全活動が行われています。

一方で、自然観察園のため池の状況が示すように、「海外では侵略的外来種として警戒されている」との指摘もあります。

夏から秋にかけてのため池で、絶えることなく愛らしい黄色い花を次々と咲かせてくれるアサザ。

ですが、もともと生息していなかった場所への移入は慎重にしたほうがよさそうです。
  1. 2016/10/22(土) 13:29:52|
  2. 植物
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リンドウ(竜胆)の花を食べる?ツユムシ(露虫)


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▲花弁をかじられたリンドウ(竜胆)

秋も深まり、トンボ池のほとりや堤の法面でリンドウが咲き始めました。

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▲リンドウに陣取ったツユムシ(露虫)

よく見ると花弁が欠けていて、花の上には緑色のバッタが陣取っていました。

バッタはツユムシ(露虫)のようです。

調べてみると、顎が小さいため、新芽や蕾、花、若い実などを食べるとあります。

どうやら、リンドウを食べたのは、このツユムシのようです。

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▲トンボ池の岸辺に咲くヤマラッキョウ(山辣韭)

桃色のヤマラッキョウも咲いています。

花は少なくなり、紅葉にはまだ早いこの時期、リンドウやヤマラッキョウが里山に彩を添えてくれています。

(追記)
稲刈り完了。次なる作業は池を占領するアサザの間引きです。
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▲稲刈りを終えた水浸しの田んぼ

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▲池を占領したアサザの間引きに着手




  1. 2016/10/21(金) 13:49:19|
  2. 植物
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自然観察園の稲刈り


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▲自然観察園の田んぼで育てたもち米のハゼ(ハデ)

昨日は世羅町小谷でカエル調査のお手伝いでしたが、今日は自然観察園の田んぼで”もち米”の稲刈りをしました。

稲刈りに備えて1か月前から水路から水を入れないようにしていましたが、田んぼは染み出す水でベチョベチョです。

当初の予定では、刈り取りと刈った稲を束ねるバインダーという農機具を使う予定でしたが、水浸しの田んぼでは人力でやるしかありません。

田んぼの状態は稲刈りというより田植えって感じです。
腰が悲鳴を上げますが、イモリやツチガエルのオタマジャクシ、オオコオイムシが慰めてくれます。
今ではめっきり見かけなくなったタイコウチもいましたよ。

結果、3時間ほどの稲刈りで三分の二ほど収穫する事が出来ました。
残りは明日の仕事になります。

このあと2週間ほど天日で干して、11月には足ふみ脱穀機を使って脱穀します。
12月には餅つきをやりましょう。

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▲遅い田植えだったので収量は少なめですがモミはいい感じに膨らんでます。


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▲稲刈りの最中、小さなお客様が大勢通りかかり元気な挨拶をしてくれました。
来園する保育園の園児のほとんどは芝生広場で過ごしますが、今日のお客様は自然観察園で虫取りやドングリひろいを楽しんでいました。

  1. 2016/10/20(木) 17:09:20|
  2. 公園管理
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”せら里山楽校”のご案内


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せら里山楽校のご案内です。

皆様のお越しをお待ちしています。


  1. 2016/10/15(土) 17:20:23|
  2. イベント
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「自然資源を活かした地域づくりフォーラムin広島」のご案内


自然資源を活かした地域づくりフォーラムin広島20161210
 

自然資源を活かした地域づくりフォーラムin広島20161210-P2
公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)主催のフォーラムが12月10日(土)に広島市で開催されます。

地域での活動をポスターで発表する個人・団体も募集しています。
せら夢公園サポーターズクラブも応募しようと思います。

以下、NACS-Jからの案内メールを転載します。

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<12/10 自然資源を活かした地域づくりフォーラム in 広島>
~人口減少時代に求められる新たな里山管理とは~
       活動発表者を募集します

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急速な人口減少に伴って雇用悪化・地域コミュニティーの衰退など、
私たちは様々な社会的課題に直面しています。このままでは
自然保護の担い手もいなくなり、もはや地域の社会課題を
解決しなければ自然保護もできない状況にきています。
その解決の1つとして、注目されるのが「生物多様性を活かすアプローチ」です。

本フォーラムでは生物多様性の保全からの社会課題の解決を
目指すアプローチを先進的な事例から学びます。
あわせて、里山をフィールドにした市民活動の横断的な発表を行います。

活動を多くの人に発信したり、活動者同士の連携について
考える場になりますので、観察会、里山保全管理、
調査活動、地域おこし、自然資源活用など、皆様の活動も
ぜひ発表しませんか?ご応募おまちしています!

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 イベント概要
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(公財)日本自然保護協会・環境省生物多様性センター 共催

【日時】2016年12月10日(土)10:00~15:00(受付9:30~)

【会場】合人社ウェンディひと・まちプラザ 研修室AB
    (広島県広島市中区袋町6-36)

【参加費】 無料

【プログラム】
10:00~12:00 シンポジウム(10:00~)里山活動発表会(13:00~)

【講演予定】
〇「社会課題の解決に向けた生物多様性保全からのアプローチ」
 /日本自然保護協会

〇「里山のめぐみの循環からの都市と地域の新しいつながり」
 /中川重年(元京都学園大学)

〇「薪活!で地域の社会的課題解決に挑む」
 /白川勝信(芸北高原の自然館)

〇「自然の恵みをモニタリングしよう」
 /日本自然保護協会

※参加のみの申し込みは10月下旬頃開始予定です

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 里山活動発表会募集要項
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上記講演後、13時より同会場にて、里山をフィールドにした観察会や調査など
様々な活動主体による里山活動発表会を行います。

【発表参加対象】
里山で活動をされている団体または個人

【発表内容】
活動内容や地域の社会課題、参加者が関われるイベント等の案内
※会場での販売はできません

【参加費】無料

【発表方法】ポスター等による口頭発表
横175cm、縦83cmのホワイトボードやパネル、資料を置く机をご用意します。

【申込み方法】
次の①~⑤の必要事項を記入の上、2016年11月21日(月)までに
メール、FAX、郵送にて下記の申込み先にお送りください。

①発表者のお名前  ②団体名(個人の方はなし)
③発表者代表の連絡先(ご住所、メールアドレス、電話番号)
④発表する活動名、⑤発表内容の概要

詳細はWEBサイトをご覧ください
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/satomoni/2016/10/1210.html

<お問合せ・申し込み>
公益財団法人日本自然保護協会 自然資源活用学習会 事務局
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4104 / FAX:03-3553-0139
Email:satoyama@nacsj.or.jp (担当:福田真由子・高川)

  1. 2016/10/15(土) 09:41:41|
  2. セミナー
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カワラナデシコ(河原撫子)とリンドウ(竜胆)

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▲山に面した田んぼの畦で見つけたカワラナデシコ(河原撫子)

今日は来週行うヒョウモンモドキ保護の会が整備している生息地の下見を行いました。

生息地のほとんどがキセルアザミの生えた山間の耕作放棄田です。

荒れた田んぼも道中の道も、夏の間に茂った草や笹で覆われていますから、毎年、春と秋の2回、草刈りを行っています。

今日見た生息地も道も草が茂っていて、かなりの労力を要することがわかりました。

正直、猫の手も借りたい心境です。

そんな下見の道中、いろんな秋の草花が心を和ませてくれます。

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▲同じく、田んぼの傍の林縁で見つけたリンドウ

アキノキリンソウ、ツリガネニンジン、サワギキョウ、ヤマシロギク、タムラソウ、イヌセンブリ、カワラナデシコ、リンドウ、キキョウなどなど。

今では見かけることが少なくなった秋の野草ですが、どっこい世羅台地では息づいています。

  1. 2016/10/13(木) 17:10:10|
  2. 植物
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心ときめく、秋のきのこ観察会!その3(毒キノコ編)

  
心ときめく、きのこ観察会の報告その3”毒キノコ編”をお届けします。

観察会で一番たくさん採れたのは、みんなが楽しみにしている食べられるキノコではなく、毒キノコです。

今回はせら夢公園で採れる毒キノコの数々をご紹介します。

なお、毒の強さ・性質については「日本毒のキノコ」(学研)を引用して表示しておきます。
▼いろいろな症状が同時に起きて、放っておけば死に至るもの
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▼いろいろな症状が同時に起き、かなり危険なもの
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▼胃腸系の中毒を起こすもの
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▼神経系の中毒を起こすもの
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▼酒といっしょに摂取すると中毒を起こすもの
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▼その他注意すべきもの
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▼ヘビキノコモドキ(蛇茸擬)テングタケ科kyuukyuusha.jpg

指をさしている部分の縞模様が特徴。
中毒症状はタマゴテングタケと類似していて、おう吐、下痢、腹痛になりいったん収まるものの、4日~7日後に肝臓肥大、黄疸、胃腸など出血などがおこり死に至るとある。
怖っ!
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▼クロハツ(黒初)ベニカケ科kyuukyuusha.jpg unchi.jpg
以前は火を通せば食べられるとされていたが、火を通しても食べないほうが無難な毒キノコに見直された。
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▼ キイロイグチ(黄色猪口)イグチ科unchi.jpg
悪心、めまい、おう吐などの胃腸系の中毒症状を起こす。
”イグチ(猪口)には毒キノコはない”というのは大きな間違い。
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▼ クサウラベニタケ(臭裏紅茸)イッポンシメジ科kyuukyuusha.jpgunchi.jpg
胃腸系と神経系の両方の中毒を起こす。
その2」で食べられるキノコとして紹介したウラベニホテイシメジ(裏紅布袋占地)にきわめてよく似ているので、東北地方では「名人泣かせ」とも呼ばれている。
素人は手を出さないほうがよさそう。
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▼ニガクリタケ(苦栗茸)モエギタケ科dokuro.jpg
どくろマークが示す通り、猛毒のキノコ。
「日本のきのこ」(山と渓谷社)では、佃煮ににして食べた家族のうち両親を除いた5歳から13歳までの4人の子どもが死亡した事例が紹介されている。
同じニガクリタケ属のクリタケ(栗茸)は炊き込みご飯やリゾットなどお米を使った料理と相性の良い美味しいキノコとある。
間違って食べたら大変だ。
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▼ドクツルタケ(毒鶴茸)テングタケ科dokuro.jpg
前述のヘビキノコモドキと同じでタマゴテングタケと同じ中毒症状が出る。
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▼アカイボクサタケ(赤疣傘茸)イッポンシメジ科bikkuri.jpg
「胃腸系の中毒症状を起こすらしいが詳細は不明」日本の毒きのこ(学研)
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▼ドクベニタケ(毒紅茸)ベニタケ科unchi.jpg
どの部分も辛みが強い(毒でも味の記述のあることがすごい)。
見た目は可愛いのに毒キノコとは残念!
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▼オオオニテングタケ(大鬼天狗茸)テングタケ科
開いた傘の径は20㎝超、柄は固くずっしりしている。
図鑑には載っていないが、毒キノコとのこと。
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▼ タマシロオニタケ(玉白鬼茸)テングタケ科kyuukyuusha.jpg
生えたばかりの幼菌はオオシロテングタケの幼菌のように下膨れの可愛い形。
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▼サマツモドキ(早松擬)キシメジ科 unchi.jpg
「食用とされてきたが中毒例もあり注意が必要」日本の毒きのこ(学研)
サマツで思い起こすのは梅雨の頃にでるマツタケの呼び名「サマツ」。
それに似ているということか?
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▼コテングタケモドキ(小天狗茸擬)テングタケ科unchi.jpgmemai.jpg
胃腸系、神経系の両方の中毒を起こす。
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  1. 2016/10/12(水) 13:48:35|
  2. きのこ
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心ときめく、秋のきのこ観察会!その2

さて、昨日に続いてきのこ観察会のご報告その2をお届けします。

まずは、食べられるもの、外国では食べられているもの、図鑑によって「食」「毒」と記載がわかれるものなどを紹介します。

なお、見分け方に自信がない方は専門家の指導の下に同定(種名を判定すること)した上で食べてくださいね。

▼アカヤマドリ(赤山鳥)イグチ科
二週間ほど前にも頂き、今回も炒めて食べました。
軸は歯ごたえがあり、傘はプルプルふわっ、とした感じ。
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▼アミタケ(網茸)イグチ科
これも炒めていただきました。食べられるキノコの定番だそうです。
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▼ハツタケ(初茸)ベニカケ科
菌は松の根に寄生するので松の木の近くに生えるキノコです。
インクを流したように変色しているのが特徴です。参加者が持ち帰られたので管理人は食べていませんが、気温が下がれば公園にたくさん発生するようなので楽しみにしています。
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▼カノシタ(鹿の舌)ハリタケ科
傘の裏側が鹿の舌のようにザラザラしているのが名の由来。
どなたかが持ち帰られたのか、管理人は食べ損ねました。
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▼トキイロラッパタケ(朱鷺色喇叭茸)アンズタケ科
煮込み料理に合うようですが、食べるなら小さいキノコなのでたくさん採る必要がありますね。
これは食べてみました。炒めたので味は??
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▼ウラベニホテイシメジ(裏紅布袋占地)イッポンシメジ科
食べられますが苦みがあるそうです。
特に傘が苦いとのことだったので、軸だけを炒めて食べました。
よく似た毒キノコにクサウラベニタケ(臭裏紅茸)というのがあって、この日も採取しました。
「日本の毒キノコ」には日本で最も中毒例の多いキノコとあります。素人は手を出さないほうがよさそうです。
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▼キニガイグチ(黄苦猪口)イグチ科
炒めて食べましたが、名前の通り苦みのあるキノコでした。
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これ以降のキノコは図鑑の記載も微妙なので食べないほうがいいかもしれません。
管理人も食べていません。

▼ハイカグラテングタケ(灰神楽天狗茸)テングタケ科
毒キノコのように見えますが学研「日本の毒キノコ」(2003年10月4日版)には掲載がなく、山と渓谷社「日本のきのこ」(2012年6月15日版)には「中国では食べられている」との記載があります。
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▼ヌメリイグチ(滑猪口)イグチ科
「日本のきのこ」には食とありますが、「日本の毒キノコ」にも掲載されています。衞藤さんによると傘の表面に毒があるとのこと。
以前、公園で採取したものを食べたところ、たくさん食べた職員は腹を下したことがあり、食べないほうがよさそうです。
キノコの食・毒の区分は時とともに変わることがあります。
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▼ウズハツ(渦初?)ベニタケ科
傘を上から見ると渦のようにも見える同心環紋があるハツタケの仲間。
「日本の毒キノコ」に記載はなく、「日本のキノコ」には食とあるので食べられる?
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次回、報告その3では観察会でもっとも多かった毒キノコを紹介します。
お楽しみに(?)
  1. 2016/10/09(日) 15:39:51|
  2. きのこ
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心ときめく、秋のきのこ観察会!


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▲自然観察園で見つけたオオオニテングタケ(大鬼天狗茸)。
喜んでいますが毒キノコ

連休初日の今日は、みなさんお待ちかねの、きのこ観察会でした。

もちろん、人一倍食い意地が張った管理人もこの日を待ち焦がれていました。

講師は、きのこアドバイザーの衞藤慎也(えとう しんや)さんです。(上の写真中央の青い帽子の方)

衞藤さんは、県の林業技術センターでキノコを研究されていたキノコの専門家です。

食べて美味しいキノコ、猛毒キノコ、食べても不味いキノコをいろいろ教えていただいて。大いに盛り上がりました。

詳細は明日にでも報告させていただくとして、とりあえず主だったものをアップしておきます。

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▲一番盛り上がった巨大な毒キノコ「オオオニテングタケ」。ご婦人のお顔より大きい

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▲オオオニテングタケのツボミ(2本)、中ツボミ(2本)、ヒラキ(1本)が勢ぞろい

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▲こちらは食べられるキニガイグチ(黄苦猪口)

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▲最後にみんなで採取したキノコを同定

  1. 2016/10/08(土) 17:11:52|
  2. きのこ
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フクロウに擬態する?クスサン(楠蚕)

先週あたりから朝方事務所の外に設置してある自動販売機に翅の端から端までが10cmを越す大きな蛾がしばしばへばりついています。

調べてみると、ヤママユガ(山繭蛾)の仲間であるクスサン(楠蚕)でした。

幼虫はコナラ(小楢)やクヌギ(樟)、クリ(栗)などのブナ(橅)科、イチョウ(銀杏)、クスノキ(楠)の葉を食べて育つようです。

というわけで、クスサンの”クス”はクスノキ(楠)の”クス”、”サン”は”蚕(カイコ)”の音読みの”サン”という意味です。

今日は、御調町でのチョウ調査の帰り道、御調町大原の市道で見つけました。

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▲見つけてすぐの様子

見つけたときには後翅(こうし)はかくれていて、瞼を閉じたような模様のある前翅(ぜんし)だけが見えます。

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▲触ると後翅を広げ目玉模様が出現

触ってみると、前翅の下になっていた後翅(こうし)を広げ目玉模様が現れました。

目玉模様といい形といいフクロウ(梟)の顔に似ています。

この目玉模様は、クスサンの天敵である鳥から身を守る為の擬態なんですね。

ところで、このクスサン、クリの害虫になっていますが、昔は幼虫のお腹にある絹糸腺(けんしせん)とよばれる繭の糸をつくる器官からテグスをつくっていたようですから、単純に害虫扱いできない虫のようです。

しかも、蚕の蛹(さなぎ)同様、クスサンの蛹もなかなかいける味とのこと。

今シーズンは無理にしても、来年繭を見つけたら試してみましょう。

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▲成虫になると飲まず食わずなので口(口吻)は退化している

標準和名:クスサン(楠蚕)
分類:チョウ目 ヤママユガ科(ブログ初登場)


  1. 2016/10/07(金) 15:25:45|
  2. 昆虫
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誰かに似ている?シラヒゲソウ(白鬚草)



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▲9月18日に開花に気付いた自然観察園のシラヒゲソウ(白鬚草)

先月(9月)のことになりますが、シラヒゲソウが開花し、今も咲いています。

白い花びらの縁は糸状になっていて、これを鬚に見立てて”白髭草”と名付けられました。

白い鬚と言えばあの方、カエル仙人こと井藤文男さんを思い浮かべてしまいます。

井藤さんはこの花のことをご存知か、今度会った時に聞いてみましょう。

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▲シラヒゲソウ三兄弟

  1. 2016/10/05(水) 13:45:35|
  2. 植物
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キトンボ(黄蜻蛉)という赤とんぼ


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▲タカの渡りを観察した新山のため池で見つけたキトンボ(黄蜻蛉)

新山のため池で見つけたキトンボ。

赤とんぼの仲間ですが羽が黄色なのでキトンボと名づけられました。

自然観察園でも見かけるトンボです。


  1. 2016/10/04(火) 09:42:40|
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トンボの産卵その2 (ギンヤンマ 銀蜻蜒)


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▲産卵中のギンヤンマ(銀蜻蜒)のペア

アサザ(浅沙)が一面に広がった自然観察園の池でギンヤンマが産卵していました。

水にお腹を入れているのがメスです。

昨日紹介したノシメトンボやナツアカネと異なり、ギンヤンマは水辺の水草に産卵します。

卵は水草の茎などに産み付けられ、産卵から十数日経つと孵化します。

生まれたヤゴは水辺で越冬して翌年トンボになります。
  1. 2016/10/03(月) 17:21:18|
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トンボの産卵


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▲公園の調整池周辺の芝生の上で産卵するノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
(写真左下、右上)

日曜日と久しぶりの好天が重なって、公園は大賑わいです。

そんなことをよそに、トンボ達が思い思いの場所で産卵しています。

公園の調整池の周囲の芝生の上では、ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)やナツアカネ(夏茜)のカップルが連結した状態で産卵行動をとっています。

すぐそばに池があるにもかかわらず、わざわざ水のない芝生の上を選んでいるのは何故でしょうか?

ノシメトンボやナツアカネなどの赤トンボの仲間は、稲刈り前後の田んぼで産卵します。

この時期の田んぼにはヤゴが生きていける水辺はありませんが、産み落とされた卵は孵化直前の状態で越冬し、翌年田んぼに水が入れられると同時に孵化します。

この時、田んぼではヤゴのえさとなるミジンコなどの生き物も爆発的に増え、一ヵ月半から二か月で羽化して成虫になります。

調整池の周りの芝生の広場は年に数回大雨が降ると浸水する場所です。先月の大雨の際には水位が1m以上も上がりました。

おそらく、そうしたことからこの場所を選んで産卵しているのでしょう。

でも、芝生の広場が水辺となるのは一時的なこと、稲が植えられた田んぼのように常時水があるわけではありませんから、ここに産み落とされた卵が成虫になることはないかもしれません。

この場所では命をつなぐことが出来なくても、世羅台地の田んぼで米作りが続くかぎり、世羅台地の秋空から赤トンボが消えることはないでしょう。

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▲ノシメトンボ

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▲ナツアカネ


  1. 2016/10/02(日) 17:13:12|
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本日も昆虫採集のお客様がご来園


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▲捕まえた後は名前調べ

昨日に続いて小雨交じりのお天気でしたが、昆虫採集をするために広島県労働者福祉協議会ご一行様がご来園。

1時間半ほど、子どもも大人も、虫取りに興じました。

今日の成果は以下の通りです。

○トンボの仲間
ノシメトンボ、アキアカネ、ヒメアカネ、シオカラトンボ、アオイトトンボ
○バッタの仲間
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、イボバッタ、マダラバッタ、ハネナガイナゴ、コオロギの仲間
○チョウの仲間
キタキチョウ、ツマグロヒョウモン
○その他の昆虫
オオカマキリ、カミキリムシの仲間、ナナホシテントウ

とりあえず、昆虫採集の予定は今日の行事で一段落となります。

自然観察園の昆虫のみなさん、お疲れ様でございました。

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▲今日の昆虫採集は大人も参加


  1. 2016/10/01(土) 16:48:38|
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