せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

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小雨の昆虫採集


kouzan-sho20160930kansatsuen2.jpg  
▲あいにくの小雨でもみんな元気です。

今日は甲山小学校3年生18人が昆虫採集にやってきました。

天気はあいにくの小雨模様。

それでもみんな元気よくいろんな生き物を捕まえてくれました。

捕まえた生き物は公園管理センターにもどって調べました。

kouzan-sho20160930kansatsuen.jpg
▲調べてます。

甲山小学校3年生の調査結果は以下の通りです。

■昆虫
○バッタの仲間
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ハネナガイナゴ、コオロギの仲間
○トンボの仲間
ノシメトンボ、ナツアカネ、ヒメアカネ
○チョウ
キタキチョウ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ
○その他
オオカマキリ、ツクツクボウシ
■その他
カナヘビ


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  1. 2016/09/30(金) 17:00:06|
  2. 観察会
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里山の秋を探そう!きのこ観察会

kinoko-kansatsu20161008kansatsuen.jpg


去年はお休みしていたきのこ観察会を開催します。

秋の山はキノコの季節を迎えています。

名前がわかれば楽しみも倍増!

自然観察園の山にはマツタケはありませんが、毎年いろんなキノコが生えています。

きのこアドバイザーの衞藤慎也さんを講師に里山の秋を探してみませんか?

チラシのダウンロード

  1. 2016/09/28(水) 12:57:18|
  2. イベント
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ふるさとのレッドリスト(中国新聞平成28年9月27日)


redrist20160927chuugoku-np3.jpg
▲ふるさとのレッドリスト(中国新聞)で紹介されたサギソウ

今日の中国新聞(朝刊)の「ふるさとのレッドリスト」でサギソウが紹介されています。

花の時期は終わってますが、自然観察園の取り組みも掲載されています。

ケーブルテレビ「ちゅぴcom」でも15分番組として放映予定です。

記事やケーブルテレビの番組は「ふるさとのレッドリスト」のホームページでもご覧いただけます。
※ただし、アップされるにはもう少し時間がかかるようです。

是非、ご覧ください。

  1. 2016/09/27(火) 14:52:13|
  2. 植物
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せら夢公園名物 ”霧噴水”


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▲せらゆめ公園名物”霧噴水”

久しぶりの晴天です。

因島から子どもたちが遠足にやってきました。

せら夢公園名物”霧噴水”、子どもたちの一番人気です。

こんな秋空の中、私たちが気づかないうちに、たくさんのタカが南へと渡ってるんでしょうねぇ。

気が付けば、ツバメも見かけなくなったような・・・
  1. 2016/09/27(火) 14:04:57|
  2. せら夢公園
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ニホンヒキガエル(日本蟇蛙)


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▲草刈り中にみつけたニホンヒキガエル(日本蟇蛙)

自然観察園の入り口近く、トンボ池へと続く道の法面の草刈りをしていると草むらの中にヒキガエル(蟇蛙)を見つけました。

実物を見たのはかれこれ10年数年ぶりと言ってもいいほどのご無沙汰でした。

普通の蛙と違ってピョンピョン跳ねないのですぐに捕まえることができました。

hikigaeru20160923kansatsuen2.jpg
▲手のひらサイズよりも小さい

サイズはわりと小柄で、掌にすっぽり収まる程度の大きさです。

ちなみに、ヒキガエルはブフォトキシンという毒を持っています。

身を守る為に鼓膜の後ろにある耳腺や背中のイボから白い毒液を出します。

毒の名は”ブフォトキシン”というそうです。

”ブフォトキシン”の”ブフォ”はヒキガエルの属名”Bufo属”、”トキシン”は毒を意味します。

滅多なことでは毒を出さないようですが、皮膚につくと炎症を起こし、口にすると神経系・循環器系に重大な障害を生じ、幻覚・嘔吐・下痢・心臓発作などが引き起こされ、最悪の場合は死に至るとされています。

いやいや、ヒキガエル恐るべしです。

幸い草刈り中だったの手袋をしていましたから、いろいろと触ってみましたが、毒は出しませんでした。

もし、素手で触るようなことがあれば、必ず手洗いをしたほうがよさそうです。

ちなみに、自然観察園では毎年2月から3月にかけてトンボ池でヒキガエルが産卵しています。

ヒキガエルの蛙合戦、今から楽しみにしています。


  1. 2016/09/25(日) 15:47:51|
  2. カエル
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タカの渡り観察会


takabashira20160924niiyama.jpg   
▲新山から見た世羅町市街地上空の鷹柱

7月5日に自然観察園でハチクマを観察して以来、この日を待っていました。

秋は多く夏鳥が南に向けて旅立つ季節、ハチクマもこの時期南(方角的には南西)に向けて渡りをします。

hachikuma20160924niiyama.jpg
▲ハチクマのシルエット

ご存知の方も多いと思いますが、世羅町新山は県内では知られたタカの渡り観察スポットで、たくさんのハチクマが観察できます。

すでに、今シーズンも、広島タカ渡り研究会による調査が始まっています。

ということで、秋晴れとなり絶好の観察日和の今日、新山へ行ってきました。

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▲三原野鳥の会によるレクチャー

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▲今は今かと待ち焦がれて空を見上げる観察会

偶然ですが、ブッポウソウ観察会で毎年お世話になっている三原野鳥の会の観察会が行われていて、いろいろ教えていただきました。

ハチクマは名前の通りハチを主に餌にしているタカで、漢字も「蜂熊」「蜂角」という字があてられています。”クマ”がつくのはクマタカ(熊鷹)に似ているからだそうです。

蜂の中でも地中に巣をつくるクロスズメバチが大好物で、大きな足で地面を掘り返し幼虫やさなぎを食べるそうです。

ちなみにクロスズメバチは信州や美濃あたりでは”ヘボ”と呼ばれていて、スーパーの食料品コーナーにも並ぶほど珍重されています。

日本には初夏、繁殖のために東南アジアから渡ってきて、9月中旬ごろから10月上旬にかけて再び旅立っていきます。

新山で観察したハチクマたちは長崎県五島列島を経て、その後、東シナ海上空600kmを一飛びして中国大陸まで渡っていくそうです。

なんといっても観察の目玉は鷹柱です。

鷹柱とは、渡りをする数十、場合によっては数百ものタカが上昇気流を利用して輪を描きながら次々と高度をあげていく様子のことをいいます。

幸運にも新山のすぐそばでも鷹柱を見ることができました。

新山から直線で約8km先に見えるせら夢公園の上空と思われる場所でも観察できました。

9時頃から11時頃までに観察したハチクマは100羽を超え、少ないながらサシバの渡りも観察できました。

今度、公園の夢見山から観察してみようと思います。

分類:タカ科 ハチクマ属
標準和名:ハチクマ(蜂熊)
  1. 2016/09/24(土) 12:55:33|
  2. 鳥類
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クモ(蜘蛛)の子を散らしたような自然観察


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▲写っているのはクモ(蜘蛛)の子ではありません。

今日は三原市立田野浦小学校の3年生約90名が社会見学で自然観察園にやって来ました。

観察園で社会見学?と不思議に思っていたら、来る途中に世羅のナシ園でいろいろ勉強してきたとのこと。

到着後、まずは昼食、そのあとお待ちかねの生きもの採集です。

90人の子どもたちのお世話をするのは、いつもの中島さんと管理人の二人、それと先生方。

子どもたちはやる気満々ですが、採集の前段には、野山に潜む危険な生きものの紹介をしておかなければなりません。

数日前にマムシを捕まえていましたから、まずはマムシを見てもらい、あわせてスズメバチも見てもらいました。

そのあと、3・4人の班に別れて、それぞれ思い思いに生きものを探し、最後に捕らえた生き物の名前を調べました。

今年の4月からいろんな学校の子どもたちが自然観察園に来ましたが、100人近い子どもたちが自然観察園を訪れるのは今回が初めてです。

公園の紹介と採集方法の説明が終わると、まさに、クモの子を散らしたような、まことににぎやかな自然観察園が出現しました。

30分ほど生きものを採集した後、主な生きものを記載した記録用紙に記入して自然観察を終えました。

ちなみに、この日の獲物は以下の通りです。

イモリ、トノサマガエル、ニホンアカガエル
ノシメトンボ、ナツアカネ
ショウリョウバッタ、オンブバタ、トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ハネナガイナゴ、エンマコオロギ
カマキリ類、キアゲハ、キタキチョウ

なお、学校、団体、親子のグループで昆虫採集をしたい方がいらっしゃればご相談ください。貸し出し用の道具もあります。


  1. 2016/09/21(水) 16:41:26|
  2. 観察会
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”キノコの王様”、ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)かも・・・


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▲自然観察園の散策路の脇で”キノコの王様”を発見!?

昨日の夕方の豪雨が嘘のように、午前中は曇りながらも時折青空がのぞくまずまずのイベント日和。

自然観察園に豪雨の被害があるかもしれないので見回りに行ってきました。

yamadoritakemodoki20160919kansatsuen3.jpg
▲キノコを見つけた散策路脇の斜面

と、散策路脇の斜面でキノコを発見。

かなりビッグなやつが、いくつもモコモコト頭をもたげていました。

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▲傘の開いた”キノコの王様”?

大きなものでは傘の直径約15cmほどありそうです。

傘の開いていないものは柄の直径が太いところで5cmはあります。

傘の裏を見るとイグチ科(猪口科)のキノコのようです。

姿といい、香りといい、いかにも美味そうなので事務所へ持ち帰り図鑑(山と渓谷社「日本のきのこ」)で調べてみると、欧州では”キノコの王様”と評されるヤマドリダケ(山鳥茸)の近縁種、タマドリダケモドキ(山鳥茸擬)によく似ているではあ~りませんか!

もしそうだとすると、図鑑の味評価は星三つ、ヤマドリダケほどではないようですが、「風味には癖がなく、傘の肉は厚く舌ざわりが良区、太い柄は歯切れがよい。洋風だけでなく、和風、中華風の料理とも相性が良い。柄は薄く切り、傘と一緒にさっとゆで、水洗いして砕いた氷の上に並べ、わさび醤油で味わいたい。味区分マルA」とあります。

それでは、図鑑に記してある特徴と現物を比較してみましょう。

(以下引用)
・傘の径は6~20cm ⇒ 一致
・表面は暗褐色、黄褐色、または淡褐色で多少ビロード状 ⇒ 一致
・管孔(傘の裏側の小さな穴の集まり)は黄色からオリーブ色となる ⇒ 一致
・孔口(管孔の小さな穴)は幼時白色の菌糸で塞がれる ⇒ 一致
・柄の長さ10~18cm、表面は淡褐色~淡灰褐色で網目模様 ⇒ 一致
・肉は白色、変色はない ⇒ 一致
・夏から秋、ブナ科を主とした広葉樹林または松との混生林に発生 ⇒ 一致

これとよく似たドクヤマドリ(毒山鳥)はシラビソ(白檜曽)やコメツガ(米栂)が生える亜高山帯針葉樹林に出るキノコなので、これと間違う心配はありません。

念のために学研の「日本の毒きのこ」を見ても、自然観察園で見つけたキノコに似たものは見当たりません。

となると、俄然期待は膨らみます。

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▲べにイグチ(紅猪口)によく似たキノコ

同じ場所にベニイグチ(紅猪口)に特徴がよく似たキノコもありました。

ベニイグチも毒キノコではないようです。

とはいえ、素人の生兵法。

食べてみるのは、専門家と一緒の時にしたほうがよさそうですなぁ。残念!


  1. 2016/09/19(月) 16:31:45|
  2. きのこ
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雨に濡れる赤トンボ


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▲赤い実をつけたミヤマガマズミ(深山莢蒾)の葉にとまるノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)

せら夢公園では今日9月18日(日)と明日19日(月)の二日間、「フルーツ王国せら高原夢まつり」を開催中です。

ワイナリーや公園では、屋台や木の実のクラフト体験コーナーなど、大人から子どもさんまで楽しめるイベントでいっぱいです。

お天気はというと朝から降ったり止んだりの雨模様。

でも、心配したほどの雨にはならず、昼前から少しずつ賑わって来ました。

一方、黒川地区で予定されていた農業体験は残念ながら中止になりました。

というわけではないのですが、今日は雨の自然観察園をゆっくりと歩いてみることにしました。

傘をさして山沿いの小道を歩くと、赤トンボが迎えてくれました。

一番目に付くのはノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)。

翅の先だけ茶色になっているのが特徴です。

名前も模様に由来するそうです。

熨斗目(ノシメ)は腰と袖の部分だけに縞や格子模様のある織物のことで、翅の様子を熨斗目模様に見立てたとのこと。

お天気の良い日には、湿地や田んぼの上をたくさんのカップルが産卵している様子が見られますが、今日は雨なので、木陰で単独で雨をしのいでいるようです。

himeakane20160918kansatsuen2.jpg
▲ヒメアカネ(姫茜)

次に多いのはヒメアカネ(姫茜)。

名前に”ヒメ”がついているように一番小さい赤トンボです。

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▲ナツアカネ(夏茜)

ナツアカネ(夏茜)にも出会いました。

ちなみに、前の管理人によると、自然観察園では10種類の赤トンボがいるとのこと。

これからどんな赤トンボに出会えるのか、楽しみにしています。
  1. 2016/09/18(日) 15:35:51|
  2. 昆虫
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農業法人”くろぶち”の農業体験



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▲稲刈りを終えた子どもたち

地元世羅町黒渕で農業体験イベントがありました。

毎回恒例の生きもの観察もあって、ヒョウモンモドキ保護の会の中島さんとともに講師として参加してきました。

この催しはかれこれ10年も続いているもので、主催しているのは地元の農業法人”くろぶち”、くろぶちのお米を販売しているスーパー・ニチエー、コメの専門商社・㈱オクモト、JAグループです。

農業法人くろぶちは集落の農家が共同で設立した農事組合法人です。

お米の他、六条大麦、大豆、アスパラガス、キャベツ、お餅などの農産加工品を地域ぐるみで生産しています。

また、農業だけでなく地域に生息する生き物の保全ににも取り組んでいて、平成25年度には農林水産省が主催するコンクールで中国四国農政局長最優秀賞賞を受賞しています。

午前中は5月にみんなで植えた田んぼの稲刈り、その後は黒渕地区を流れる川に入って魚とりに興じました。

カワヨシノボリ、カワムツの稚魚、ドンコ、ドジョウなどがつぎつぎと網に入り子どもたちは大喜びでした。

トンボのヤゴもたくさんとれました。

オニヤンマ、コオニヤンマ、ギンヤンマ、イトトンボの仲間など、来年羽化するトンボたちです。

田んぼのまわりで咲いている野の花も花瓶に生けて見てもらいました。

お昼はくろぶち産コシヒカリの新米と豚汁。

みんなお腹一杯食べました。

午後からは、楽しいイモ掘りでした。

心配されたお天気もなんとかもって、楽しい秋の一日になりました。

明日は、世羅町黒川地区の農業法人”くろがわ上谷”で農業体験イベントがあります。

こちらでも生きもの観察があって、中島さんと二人で講師として参加する予定です。

が、明日は雨の予報、なんとかもってくれればいいんですが・・・

(追記)農業法人”くろぶち”のお米はスーパー・ニチエーで購入することが出来ます。去年のお米がなくなったので、管理人もニチエー三成店でくろぶち産の特別栽培米を購入しました。美味いです。
  1. 2016/09/17(土) 16:58:37|
  2. 世羅台地の取り組み
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ニガイグチモドキ(苦猪口擬)?


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▲裏側がワインレッドのイグチ(猪口)

知り合いを観察園に案内して事務所に戻る途中、コナラやアカマツの林沿いの散策路で何やら足にあたった。

足元を見るとキノコ。

傘の裏側にはひだは無く、小さな管孔があるのでイグチ科のキノコのようだ。

事務所に持ち帰り、キノコの図鑑やネットで調べて見ると、ニガイグチモドキの特徴と一致する。(たぶん)

柄(いわゆる軸)は紫がかった茶色。

nigaiguchimodoki201609164kansatsuen2.jpg
▲傘はよくある色

傘の表側はうすい茶色で、裏側はワイン色をしている。

nigaiguchimodoki201609164kansatsuen3.jpg
▲肉はしっかりしていて白色。見た目には旨そうだ。

割いてみると肉は白色で、時間が経っても色は変わらない。

図鑑によると毒は無いようだが、名前のとおり苦くて食用には向かないとある。

それも、四里四方の苦みをかき集めてしまったと思えるほど飛びきりの苦さだという。

見た目には旨そうに見えるのだが・・・

標準和名:ニガイグチモドキ(苦猪口擬)
分類:イグチ科 ニガイグチ属
  1. 2016/09/16(金) 16:01:28|
  2. きのこ
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クルマバッタ(車飛蝗)とクルマバッタモドキ(車飛蝗擬)


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▲クルマバッタの名の由来とされる翅の模様

週末、来週にかけて、子どもたちとの生きもの観察が続きます。

午前中に草刈りを終え、午後は観察会に備えてバッタ捕りに興じました。

秋の到来とともに、自然観察園はバッタの季節。

草地を歩けば、次々とバッタが飛び出します。

中でも、パタパタパタと音を立てて跳ぶクルマバッタは、見えなくてもそれとわかります。

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▲クルマバッタの横顔。頭の後ろの盛り上がりが特徴。

クルマバッタの名の由来は、飛んでいるときに、翅に丸い輪を描いたような模様が浮かび上がることによります。

両方の後翅には黒い縞模様があって、羽ばたくとアニメーションの原理で輪の模様になるのです。

kurumabattamodoki20160914kansatsuen.jpg
▲クルマバッタモドキの翅にも同じような模様があります。

良く似たクルマバッタモドキ(車飛蝗擬)にも同じような模様があってクルマバッタと同じ模様ができますが、
こちらは音を立てずに静かに飛んでいます。

この”クルマ”の名を冠するふたつのバッタは良く似ていますが、良く見れば見分けがつきます。

kurumabattamodoki20160914kansatsuen2.jpg
▲背中のXマークがクルマバッタモドキの印。クルマバッタには無い。

背面から見るとX型の模様があるのがクルマバッタモドキです。


自然観察園の草地だけでなく、せら夢公園にはバッタが大好きな芝生の草地が広がっています。

公園に来られた際には、是非、バッタを探して観て下さい。

5.6人で来られたなら是非チャレンジしてほしい方法があります。

人の輪をつくって輪の中心に向かってみんなで地面を両手で叩きながら進みます。

すると、輪の中心でたくさんのバッタを見ることが出来るでしょう。

  1. 2016/09/14(水) 17:46:44|
  2. 昆虫
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トノサマバッタ(殿様飛蝗)


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▲お食事中のトノサマバッタ(殿様飛蝗)

暑かった夏が嘘のように涼しい季節になりました。

今一番目立つのは草地のバッタたちです。

草刈りをしていると、あちこちからバッタの羽音が聞こえてきます。

音の主の多くはクルマバッタ(車飛蝗)やクルマバッタモドキ(車飛蝗擬)のようです。

飛ぶと輪を描いたような翅の模様でそれとわかります。

見栄えがするのはやはりトノサマバッタ(殿様飛蝗)。

群を抜く立派な体ですが、草地の色に溶け込んで目立ちません。

それでも刈る草、残す草を選びながら草を刈っているせいで、時々見つけることが出来ます。

これも草刈りの楽しみのひとつです。
  1. 2016/09/13(火) 17:24:57|
  2. 昆虫
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ヌルデミミフシ(白膠木耳五倍子、塗る手耳五倍子)


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▲ヌルデ(白膠木)の虫こぶ”ヌルデミミフシ”

先日行った御調町でのチョウの調査の際、ヌルデの木に大きな虫こぶ(五倍子)を見つけた。

先月から調査に加わっている橋本さんからインクの原料になる五倍子だと教えてもらった。

橋本さんは元森林組合の職員で、樹木や植物に詳しい。

さっそく写真を撮り、事務所に帰って調べてみた。

虫こぶの名前は”ヌルデミミフシ”、ヌルデシロアブラムシの仕事である。

虫こぶ中空になっていて、この中にヌルデシロアブラムシがたくさん詰まっている。

これまで紹介したコナラやヤマザクラにできる虫こぶと違い、タンニンが多く含まれていることからインクの原料、皮なめし、染料や漢方薬として利用される有難い虫こぶだ。

その昔、既婚女性の目印とされていたお歯黒の原料もこの五倍子。

今でも漢方薬や染料として乾燥された五倍子が中国から輸入されている。

  1. 2016/09/12(月) 15:24:45|
  2. 虫こぶ
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肉食系のチョウ”ゴイシシジミ(碁石小灰蝶)”


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▲一生を通じて笹や竹の葉で食事をするゴイシシジミ(碁石小灰蝶)

一昨日は御調町大原鈴地区でモニタリングサイト1000のチョウ調査を行いました。

天気は快晴、いつものメンバーで9時から12時過ぎまで調査ルートを歩き、24種190頭のチョウと出会いました。

その中から今回ご紹介するのはゴイシシジミです。

ゴイシシジミは日本で唯一の肉食の蝶で、幼虫は笹や竹などにアブラムシだけを食べて育ちます。

また、成虫になってからも花の蜜を吸うことはなく、アブラムシの分泌をエサにしています。

というわけで、一生を通して笹や竹がある場所から離れることはありません。

調査地でも道端に笹がある場所でしかお目にかかりません。

それにしても、可愛い姿をして、なかなかやるもんですねぇ。

標準和名:ゴイシシジミ(碁石小灰蝶)
分類:シジミチョウ科 ゴイシシジミ属
  1. 2016/09/11(日) 17:17:14|
  2. 昆虫
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ニホンジカ(日本鹿)


kojika20160908kurobuchi.jpg
▲ふれあいロードとフルーツロードの交差点からせら夢公園へ向かう途中の道端で見つけた子鹿

通勤途上、ふれあいロードとフルーツロードの交差点を過ぎたあたりで道端に獣を発見。

近づくと、鹿の子どもが道の端でうつむいたままじっとしている。

あわてて車から降りて近寄って見るが逃げない。

良く見ると眼の上に血がにじんでいる。

車にでもはねられて頭を強く打ち、朦朧としているのかもしれない。

まっさきに頭に浮かんだのは、「シカ肉のロースト」、食べることだった。

この夏、園内のもち米やエヒメアヤメ、ササユリの葉がシカとおぼしき獣に食べられていた。

ここで仕留めれば、今後の被害拡大を防ぐこともできる。

とはいえ、まだ生きている。

職場の始業時間も迫っている。

結局、写真だけとってその場を立ち去った。

そういえば、6月、夜の自然観察園にホタル観察に出向いた際、鹿の親子と出くわした。

ひょっとしたら、あのときの子鹿かもしれない。

そして、夕方、帰るときには子鹿の姿はなかった。

誰かに捕らわれたのか、元気になって親の元へ帰ったのか、それはわからない。

標準和名:ニホンジカ
分類:偶蹄目 シカ科 シカ属
※和名に「ニホン」とつくが、日本の固有種ではなく、東アジア沿岸部に分布している。

  1. 2016/09/09(金) 17:15:10|
  2. 哺乳類
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ナンバンギセル(南蛮煙管)


nanbankiseru20160908kansatsuen.jpg
▲自然観察園ブログ初登場のナンバンギセル(南蛮煙管)

一週間ほど前のこと。福山市新市町から来たというご老人から
「自然観察園にはススキが多いようだが、ナンバンギセルはないか?」
と、尋ねられた。

「ナンバンギセル?」
聞いたことのある名前だが実物は見たことがない。

「ないと思います。前任者が綴ったブログにも載っていないようです」
と答えると、(実は後日掲載されていたことがわかった)

「広島空港の公園にもススキがたくさん生えているので探してみたらあった。ここでもススキが多いのであってもおかしくない」
とおっしゃる。

あれから一週間、ご老人にはすすめられはしたものの探すまではしなかったのだが、刈り草を片付けている最中、貧栄養湿地の脇の法面にそれらしきものを偶然発見した。

名前は”ナンバンギセル”とハイカラな名前を頂戴しているが、古くは万葉集の句に「思い草」と登場する。
頭を垂れて咲く花の形が物思いにふける人の様子に似ていることが名の由来とされる。

が、「思い草」は南蛮貿易が始まり日本に煙管が持ち込まれたころから、「物思う人」ではなく「煙管」に見立てられ、呼び名が変わった。

そんなナンバンギセルだが、自然観察園ではススキの株元ではなく、メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)が茂った法面に二本生えていた。

ご老人からも聞いていたが、ナンバンギセルは寄生植物である。

ススキやサトウキビなどのイネ科の植物や、ミョウガ、ギボウシなどの根に寄生し、寄生した植物の養分を横取りして育つ。

ときには寄生された植物は枯れることもあるようで、サトウキビ栽培が盛んな沖縄では農家から嫌われる雑草だ。

今日見つけたナンバンギセルは、メリケンカルカヤの生えている法面。

以前、このブログで紹介したが、自然観察園にはたくさんのメリケンカルカヤが我が物顔で定着していて、管理人は草刈りのたびに刈るようにしているが、敵もさる者、刈っても刈っても伸びてくる。

難敵メリケンカルカヤ、ナンバンギセルを生物的除草剤として園内に増やし、それでもってコイツを駆除するという手はどうだろう。

標準和名:ナンバンギセル(南蛮煙管)
分類:ハマウツボ科 ナンバンキセル属
  1. 2016/09/08(木) 14:21:59|
  2. 植物
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ミズオオバコ(水大葉子)


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▲コウホネ(河骨)の繁茂する溜池で開花したミズオオバコ(水大葉子)

コウホネ(河骨)、ヒメコウホネ(姫河骨)、オグラコウホネ(巨椋河骨)の三種類のコウホネの繁茂する溜池でミズオオバコ(水大葉子)が咲いています。

オオバコとはいっても道端に生えているものとは全く別の種類の水草です。
池の底に広がった葉がオオバコの葉に似ていることが名前の由来のようですが、地味な花をつけるオオバコとは違い、薄いピンクの可愛い花を咲かせます。

除草剤が普及するまでは、田んぼの雑草として扱われていましたが、除草剤が良く効いたせいか、田んぼで見ることは皆無と言っていいでしょう。そのため、今では絶滅危惧種に指定されていて、除草剤の入らない溜池や土水路などで細々と命をつないでいます。

田の草博士こと嶺田拓也さん(独立行政法人農業工学研究所)は、いわゆる田んぼで見られる250種を超える植物は、水田耕作の適応度から3段階に分けています。

○一時的適応: 水辺植物が一時的水域(年中水はない)として水田を利用(絶滅危惧種のほとんど)
○生態型分化: 規則正しい農作業の繰り返しに適応分化(水田と溜池で塊茎(イモ)の形成時期が違うクログワイなど)
○随伴種:    水田以外には生えることがない(稲作とともに大陸から入ってきたコナギなどの農業依存種)

ミズオオバコなど40種以上にもなる絶滅危惧種の水田雑草は「一時的適応」の植物に区分され、これらは除草剤の普及など、稲作技術の発展による環境の変化に適応できずに減少しているといいます。

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▲代かきをしたらコナギ(小菜葱)が大発生した湿生花園の田んぼ。

一方、ミズオオバコが自生する溜池のすぐ上にある田んぼでは、ミズオオバコ同様に田んぼでは雑草扱いされているコナギ(小菜葱、小水葱)が田んぼを埋め尽くしています。

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▲可愛い紫の花を咲かせるコナギだが、油断すると稲は養分を横取りされ減収必至。

お米を栽培する田んぼでは除草剤をやればコナギを抑えることはできます。しかし、除草剤の使用をやめると、土の中で眠っていた種が目覚めて田んぼ一面をコナギが覆うことも珍しくありません。

嶺田さんによるとコナギは大陸から稲作とともに日本に入ってきた「随伴種」とのこと。

和名の漢字には菜や葱の文字があてられているように、江戸時代までは野菜としても利用されていました。

種は無酸素状態さらされるほどよく発芽するので、田んぼのように稲作のために毎年耕されるような環境に適応しています。

そのためか、田んぼ以外場所で見かけることはほとんどありません。

自然観察園の湿生花園でも、耕さないままの場所ではほとんど見ることはなく、今年代かきをした場所にだけ大繁殖しています。

農薬を使用しない有機農業の稲作では、こうしたコナギの生態にあわせた抑草技術があります。

稲刈り後には田んぼを耕さないで春になって耕さない田んぼへ水を張ります。コナギが芽を切った後に数回浅く代かきをすることで新芽を取り除くというものです。

耕してしまえばコナギの種は地中深くに埋め込まれ無酸素状態にさらされます。再び田んぼが耕されると、地表に出た種は良く発芽します。これを逆手にとればコナギを抑えることができるというわけです。

一口に水田雑草といっても、いろんなタイプの植物が田んぼを利用しています。

稲作への影響が少ないものは、多めに見てやってもいいかもしれません。

  1. 2016/09/07(水) 14:45:55|
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