せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

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メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)

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▲ススキ(芒)やハギ(萩)を残し、要注意外来生物のメリケンカルカヤ(米利堅刈萱)だけを刈った湿地の畦畔(けいはん)

自然観察園の植物は、世羅台地に自生する在来種を植栽していますが、様々な外来種が侵入しています。
これらがはびこると、在来種の生育を妨げることとなり、自然観察園としては非常に残念なことになります。

というわけで、目下、外来種にターゲットを絞った草刈りに励んでいます。

そんな中、今日ご紹介する駆除のターゲットはメリケンカルガヤ(米利堅刈萱)です。

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▲メルケンカルカヤ

その名のとおり、北米原産のイネ科の植物で、1940年頃、愛知県に侵入したと言われています。

自然観察園では湿地の畦の法面など、広い範囲でははびこっていて、セイタカアワダチソウ(背高泡立草)と一二を争う駆除しなければならない外来植物です。

駆除の方法は、できれば一株ずつ抜きたいところですが、株が大きくなっていますから、たちまちは刈るしかありません。

完璧な駆除はできないかもしれませんが、やらなければならない大事な仕事です。

明日も、午前中はメリケンカルカヤの草刈りに精を出します。

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  1. 2016/07/31(日) 17:17:33|
  2. 植物(外来種)
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マムシ(蝮)が出た!


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▲自然観察園の田んぼの畦で見つけたマムシ(蝮)

湿生花園の田んぼの畦を歩いていると、なんと、マムシ(蝮)がいました。

自然観察園にはたくさんカエルがいますから、マムシがいても全然不思議ではありません。当然と言えば当然です。

見つけたマムシは少し小さめでしたが、毒ヘビですので、さっそく捕まえることにしました。

毒ヘビとはいっても、マムシにとっては人間は最大の天敵。マムシは逃げていきます。

追いつめると、ようやくトグロを巻いて臨戦態勢にはいりました。

あばら骨(?)を拡げて体を大きく見せ、ガラガラヘビのように尻尾を震わせて威嚇します。

どんなに威嚇しようとも、短く刈られた芝の上で逃げ場を失っているのでマムシに勝ち目はありません。

持ち合わせていた虫捕り用の網ですくい取られ、そのあと蓋つきのプラスティックケースに入れられる身となりました。

その後はというと、近くの直売所にもらわれて行きました。

今頃は、焼酎に浸かっているかもしれません。※

なお、自然観察園では、ご来園者の皆さまがマムシに噛まれることがないよう、遊歩道周辺は草刈りを励行していますので、安心してお越しください。

(追記)
※通常、焼酎漬けにする場合は、まずは体が浸かるぐらいの水を入れた容器の中で排泄物を出したあとです。

標準和名:ニホンマムシ(日本蝮)   このあたりでは「ハミ」と呼んでます。
分類:クサリヘビ科 マムシ属




  1. 2016/07/25(月) 17:33:50|
  2. 爬虫類
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セイタカイグチ(背高猪口)?


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▲セイタカイグチ(背高猪口)だとしたら山と渓谷社の図鑑では「食用」とあり、学研「日本の毒きのこ」では「近年中毒事例あり」とある。

梅雨が明けると夏本番。

標高500m近いせら夢公園でもそれなりの夏がやってきています。

涼しいうちに、里山の散策道を歩いていると、ありました。

図鑑で調べて見ると、セイタカイグチ(背高猪口)のようです。(おそらく)

見てのとおり、傘の裏側にはイグチ(猪口)と名の付いたきのこの特徴である無数の小さな穴(管孔)があって、柄(え)には網目状の隆起があります。
まさにセイタカイグチの特徴にピッタシじゃあありませんか。。

セイタカイグチであれば、柄は歯ごたえがあってなかなか美味いようなのですが、学研の「日本の毒きのこ」には「食用とされてきたが、近年中毒事例があり注意が必要である」とも書いてあります。

というわけで、先日紹介した「チチタケ(乳茸)?}と同様に、今回のキノコもただ眺めるだけにとどめました。

ちなみに、イグチ(猪口)の名の由来は、傘の裏の孔(あな)を猪の口元にある鼻の穴に見立ててつけられたと言われていて、セイタカイグチは「背の高い猪口」ということのようです。

例年、自然観察園では専門家を招いてきのこの観察会を開催していますが、この秋も予定したいと思います。
ご期待下さい。

標準和名:セイタカイグチ(背高猪口)
分類:オニイグチ科 キクバナイグチ属


  1. 2016/07/24(日) 16:42:39|
  2. きのこ
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”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座(第3回)


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▲「生き物を守る畑の技術」を紹介する星野さん

今日は”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座の第3回目です。

県農業技術センターの星野さんと愛媛大学の日鷹さんを講師として「生き物を守る畑の技術」について学びました。

最初に講義を行ったのは星野さんです。

自然界だけでなく、農作物を栽培する畑や田んぼには、様々な生き物が住んでいます。
農作物を食べる害虫、その害虫を食べる益虫(天敵ともいいます)、どちらでもないただの虫(生き物)が数多く住んでいて、お互いに関係しながら、また、作物や雑草などの植物とも関わりあってひとつの生態系を形作っています。

今回のテーマは、農地や周辺の生き物の関係性を生かして害虫の被害を減らそうというものです。

具体的には、畑に害虫を捕食する土着の天敵を増やす植物(「天敵温存植物」、「バンカープランツ」などと呼ばれています)を畑に植栽して天敵を増やし、害虫の増殖を抑えようというものです。

星野さんは、いくら天敵を増やしても天敵を殺すような農薬を使用してしまっては農薬の使用が害虫の被害を増やしてしまうと、天敵を利用する際の注意点も話してくれました。

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▲外来種の農業への導入に警笛を鳴らす日鷹さん。

また、日鷹さんは、農薬を使わない田んぼの除草技術として広まったスクミリンゴガイ(竦林檎貝)通称ジャンボタニシが、雑草だけでなく稲まで食べてしまって害虫化していることを例に挙げて、安易な外来生物の農業への導入に警笛を鳴らしました。

講義のあとは、実際に土着天敵を野菜作りに活用している圃場を見学しました。

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▲バンカープランツとして畑の周辺にはソルゴー、ナスの畝の端にはスイートバジルが植えてあるナスの圃場。


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▲土着天敵フメハナカメムシを講師と受講生で確認中。

見学場所は、先日このブログでも紹介した世羅町青水の下原さんのナスの圃場です。

圃場にはハダニ(葉蜱)などを食べる土着天敵・ヒメハナカメムシ(姫花亀虫)の温存植物であるスイートバジルとソルゴーが植えられていています。

ナスの葉を裏返して見ると、ヒメハナカメムシの幼虫が確認できました。

下原さんは、「植え付けしたときから現在にいたるまで使用した農薬は畝間に散布した除草剤だけだが、ハダニの食害によるナスのヘタの傷が今年は少ない」と、天敵の効果を話して下さいました。

なお、”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座は次回8月10日(水)が最終日、東広島市にある広島県立総合技術研究所農業技術センターにおいて「害虫を寄せ付けない光の技術」について学びます。

この講座は、公開講座として開催されますので、どなたでも参加できます。
場内の圃場も見学できますので、関心のある方は参加してみて下さい。
詳しくは、県農業技術センターへお問い合わせください。

申込先:Fax 0846-45-1227/メール ngcgijutsu@pref.hiroshima.lg.jp
担当:082-429-0522(技術支援部)

(追記)
ナスの圃場に行く途中、道端でキキョウ(桔梗)が咲いていました。
聞けば、草刈りの際に、刈り残したものとのことでした。
10年ほど前に、世羅や御調でキキョウの調査をした桔梗娘ことJA全中の職員の話しも出てきました。
彼女のやった仕事が、今も世羅に息づいています。

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▲刈り残されたキキョウ

  1. 2016/07/21(木) 16:31:47|
  2. セミナー
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チチタケ(乳茸)?


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▲トンボ池のほとりにキノコを発見。

トンボ池のほとりをぐるりとまわっていたら、キノコを見つけました。

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▲手のとると傘の縁から乳液が出てきました。

手に取ってみると、傘の縁から突然白い汁がほとばしりました。

液に触ってみると少しネバネバします。

さっそく事務所に帰って「山渓カラー名鑑日本のきのこ」で調べて見ると、確信はないのですが、チチタケ(乳茸)によく似ています。

発生する時期(夏から秋)といい、見た目(傘は直径5~12㎝、柄の長さ6~10㎝、太さ15~30㎜、オレンジ色、傘の中心が窪む)といい、白い液といい、全て条件が合っています。

このチチタケ、名前は乳のような白い液を出すことに由来します。

チチタケだとすると毒はなく、食用になる旨みのあるキノコのようです。

図鑑では3段階中2番目の味と評価されていて、和風、洋風いずれの汁物、鍋物にも合うようです。
ワカサギやキスとのエスカージュ(甘くない地中海風南蛮漬。マリネほどは漬けこまない)、パエリアなどにもよいと書かれています。

なかなかうまそうなキノコのようで、管理人が青春時代を過ごした栃木県ではマツタケ(松茸)に次いで珍重されているようです。

そうはいっても、キノコには食べると死に至る猛毒のものもありますから、チチタケという確信がない以上、食べることは見合わせました。

ちなみに、乳液を出すチチタケ属の仲間には、いずれも白っぽい色をしたツチカブリ、ツチカブリモドキ、ケシロハツ、カシロハツモドキといった毒をもつキノコもあるようです。
「日本の毒きのこ」(学研)によると、いずれも死に至るような毒はないようですが、胃腸系の中毒を起こすとあります。

チチタケ、それにしても旨そうなキノコですねぇ・・・

標準和名:チチタケ(乳茸)
分類:ベニタケ科 チチタケ属

  1. 2016/07/20(水) 16:58:50|
  2. きのこ
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坂の上の亀


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▲公園の最高地点で見つけた亀の卵の殻(写真右側)と穴(写真中央)

せら夢公園名物のスベリ台の奥にある里山の散策道を歩いていると、公園の最高地点付近で穴ぼこと卵の殻を見つけました。

一瞬目を疑いましたが、亀の卵のようです。

殻の近くには直径十数センチの穴が掘られていて、卵の殻は穴から少し離れたところに転がっていました。
どうやら、子亀が孵化する前に、タヌキなどの外敵に卵は掘り返されて食べられてしまったようです。

それにしても、なんでまたこんなに遠い場所まで亀はやってきたのでしょうか?
亀を普段見かける一番近い水辺は自然観察園のトンボ池です。
卵の殻が見つかったのは、そこから直線距離にして約200m、標高差30mの山の頂上です。

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▲林床で見つけたクサガメ(臭亀)

などと思いながら先を進むと、散策道から少し離れた林床で亀を見つけました。
クサガメ(臭亀)です。
あの卵を産んだ亀かもしれません。
亀の進む先には、自然観察園とトンボ池があります。

ちなみに、クサガメは6月から7月にかけて産卵します。
公園内では池のほとりや湿地のほとりだと思っていましたが、山頂まで産卵場所として利用しているとは驚きでした。

ところで、今回山の上で見つけたような穴と卵の殻を公園内で見かけることがあります。
外敵に食べられた跡です。
せっかく産み落とされた卵ですが、全てが孵化するわけではないんですね。

以上、”坂の上の亀”のお話でした。






  1. 2016/07/19(火) 14:55:26|
  2. 爬虫類
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ミヤマクワガタ(深山鍬形)


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▲「蹴り採集法」で捕えたミヤマクワガタ(深山鍬形)のオスとメス。落ちたものを木にとまらせて撮影しました。

もうすぐ夏休み。

夏休みと言えば、思い出すのは昆虫採集です。

昔も今も、カブトムシ(兜虫)やクワガタ(鍬形)は子どもたちの人気者です。

というわけで、本日管理人は童心にかえってクワガタ採集を試みました。

方法はいたって簡単、ビール瓶ほどの太さのコナラを蹴飛ばすというものです。

ミヤマクワガタやノコギリクワガタ(鋸鍬形)は木の表面にいることが多いので、木をゆすれば落ちてきます。

何本か蹴ったところで、案の定、ミヤマクエワガタのオスとメスが落ちてきました。

梅雨も明けたようです。

今日も暑いですが、自然観察園に虫取りに来ませんか?

木陰や林の中は涼しいですよ。

標準和名:ミヤマクワガタ
分類:コウチュウ目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属

※注意点  樹液がでているようなコナラの場合、スズメバチ(雀蜂)が木に止まっていることがあります。蹴りを入れる前に、スズメバチがいないかどうか、木をぐるりと確認してくださいね。

  1. 2016/07/19(火) 13:19:47|
  2. 昆虫
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NHKの「ニッポンの里山」が世羅町の取り組みを紹介


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▲NHKBSプレミアムで「ダルマガエルがすむ田んぼ(世羅町)」が放映(再放送)

NHKBSプレミアムで、毎週金曜日と土曜日に放送されている「ニッポンの里山」で世羅町が登場
しました。
タイトルは「ダルマガエルがすむ田んぼ」。
昨年11月に放映されたものの再放送です。

番組では、ヒョウモンモドキ保護の会の会長でもある世羅町小谷の井藤文男さんらが取り組んでいるダルマガエルを育てる米づくりはもちろんですが、田打地区など、世羅町の他の地区でも取り組まれている「生き物も育てるせら高原のこだわり米」の活動が紹介されていました。

番組では井藤さん以外の登場人物や撮影場所の紹介はありませんが、そのあたりを補足しながら、以下、お伝えしてみましょう。

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▲絶滅危惧種のダルマガエル。

まずは番組のタイトルにもなっているダルマガエルが登場します。

そして、ダルマガエルが減少している原因、保全のための取り組みへと展開していきます


と、画面はダルマガエルが生息している小谷地区から田打地区へと変わりました???

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▲中干しをするために田んぼから水を落とす田打地区の坂口さん。

理由は、ダルマガエルが減少した原因を紹介するためでした。

コシヒカリなどの収穫時期の早い米が普及してことで、かつては土用干しともいわれた田んぼの水をいったん落とす中干しの時期が早まりました。

ダルマガエルはほかのカエルと比べ繁殖時期が遅いため、中干しの時期にはまだオタマジャクシです。田んぼから水がなくなると生きていけません。

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▲田打地区の田んぼに設けられたヒヨセ。

中干しをしても田んぼの一角にヒヨセを設けると、オタマジャクシはここに避難できます。

ヒヨセとは、本来は田んぼに水を入れる際に、冷たい水が直接田んぼに入らないように、田んぼの水口に設けられた土水路です。

田んぼは干しても、ここに常時水をためることで水生生物の生息場所なっていることが知られており、オタマジャクシの他にもいろんな生き物が利用しています。

小谷地区ではオタマジャクシのために中干しはしませんから、ヒヨセも設けていません。

場面が田打地区へ飛んだわけは、ヒヨセを紹介するためだったんですね。

加えて、田打地区にはダルマガエルはいませんが、ビオトーチをつくるなどして生き物も育てる米づくりが取り組まれていますから、いろんな生き物が生息しています。これも、場面が田打地区に変わった理由のようです。

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▲生き物も育てる米づくりで増えたハッチョウトンボ。

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▲モートンイトトンボも増えました。

田打地区のビオトーチで観察できる生き物が次々と登場します。

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▲畦の草は全部刈らずにカエルの隠れ家として残します。

場面は再び小谷地区。
ここで、カエル仙人こと井藤文男さんが登場し、カエルを育ている草刈りが紹介されます。

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▲「カエルが多いから虫(害虫)を食べてくれる」と話す井藤さん。

カエルのエサは虫。井藤さんはカエルが増えれば害虫から稲を守る農薬を使わずにすむといいます。

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▲アザミを残す”こだわりの草刈り”の場面で田打地区の金尾さんが登場。

場面は再び田打地区に変わります。

ここでは、ビオトーチで取り組まれている”こだわりの草刈り”が紹介されます。

”こだわりの草刈り”とは、昆虫のたいせつな食料である花の蜜を供給してくれるアザミを残す草刈りです。

アザミの葉にはトゲがあって邪魔になるだけですが、「ビオトーチをヒョウモンモドキも生息できる環境にしょう」という動機で始め、かれこれ10年にわたり、わざわざアザミを残す草刈りを続けています。

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 ▲アザミの蜜が大好きなヒョウモンモドキ。

そんなわけで、次の場面では、田打地区にはヒョウモンモドキは生息していないにもかかわらず、ヒョウモンモドキが登場します。

ちなみに、田打地区で始まった”こだわりの草刈り”、今では「昆虫の為に」と、世羅町や尾道市、三原市などで取り組む農家が増えています。

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▲ダルマガエルを守る田んぼで育てたダルマガエル米。

クライマックスにはダルマガエル米が紹介されました。

ダルマガエルを守る田んぼで育てたお米は消費者からも支持され、農家にも恵みをもたらしているというエンディングで10分弱の番組は終わりました。

余談ですが、このシリーズでは、管理人が住んでいる尾道市御調町の源五郎米についても取り上げています。

なお、7月21日(木)に開催する第3回”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座で今回の番組のDVDを上映する予定です。

 





  
 
  1. 2016/07/18(月) 16:54:05|
  2. 世羅台地の取り組み
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土着天敵「ヒメハナカメムシ(姫花亀虫)」を増やすバジル


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▲農業講座の展示圃を引き受けて下さった世羅町青水の下原さん

来週7月21日(木)は”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座の第3回、天敵を増やす畑の技術について研修して頂きます。
座学のほかにも、実際の圃場も見学しますので、今日は、下見をしてきました。

見学するのは、世羅町青水の下原さんのナス畑です。

下原さんは以前より、畑の周囲に天敵の棲みかとなるソルゴーを植えていましたが、さらに、講座の講師を派遣して頂く広島県農業技術センターより提供されたバジルをナスの畝の両端に植えて頂いています。
畑に足を踏み入れると、バジルのいい香りがします。

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▲ソルゴーとバジル(畝の右端)を植えたナス畑

ソルゴーやバジルは、ナスの害虫であるハダニ(葉蜱)やアザミウマ(薊馬)類を食べる土着の天敵「ヒメハナカメムシ(姫花亀虫」を増やす効果のある植物です。

カメムシと聞くと、あの臭いカメムシ(御調や世羅ではハトウジともいいます)を思い浮かべてしまいます。あの臭い奴は草食系、どちらかと言えば害虫に多いタイプですが、ヒメハナカメムシは肉食系のカメムシです。
体長2mmほどの小さなカメムシですが、なかなか頼りになるヤツです。

下原さんの畑では、苗を植え付ける際には植え付けの穴に殺虫剤を使用していますが(聞き間違いで使用していないとのことを後日確認しました)、それ以降、農薬は使用していないとのこと。
1ヶ月ほど前にマムシ(蝮)に噛まれて支柱を設置する作業が遅れているとのことでしたが、ナスは葉も実も綺麗です。
ヒメハナカメムシは確認できませんでしたが、天敵温存植物の効果かもしれません。

詳しくは、講座のあとにご報告しようと思います。

  1. 2016/07/15(金) 18:24:51|
  2. 農業
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ユウスゲ(夕菅)もしくはキスゲ(黄菅)


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▲トンボ池の畔に咲くユウスゲ(夕菅)

今日も朝から草刈り。
遊歩道や湿生花園の畦道の草刈りを全て終えたのは午後4時ごろでした。

と、トンボ池の畔に、今年初めてのユウスゲ(夕菅)が黄色(レモン色)の花を一輪咲かせていました。
ヒグラシ(蜩、日暮)も鳴いています。

夏の夕暮れにふさわしい生き物の揃い踏みです。

7月も半ばを過ぎると、これまでもブログでもたびたび登場しているユウスゲですが、他の植物と同様、今年は少し咲くのが早いようです。

キスゲ(黄菅)とも呼ばれるユウスゲですが、名の由来は、葉が菅笠をつくる菅の葉に似ていることから来ています。キスゲは”黄色い花を咲かせる菅”、ユウスゲは”夕方に花が開く菅”というわけです。

数日前からは同じユリ科ワスレグサ属のカンゾウ(萱草)の花も咲き始めています。

同じ仲間で八重咲きのノカンゾウ(野萱草)は川の土手や畦などでよく見かけますが、ユウスゲやカンゾウはすっかり見かけなくなってしまいました。

涼しげなユウスゲ、こんな花が身近でたくさん咲いてくれるようになれば、暑い夏も気持ちで乗り切れるような気がします。

  1. 2016/07/12(火) 17:31:19|
  2. 植物
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ミソハギ(禊萩)とサワヒヨドリ(沢鵯)


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▲ミソハギ(禊萩)

湿生花園でミソハギが咲き始めました。

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▲サワヒヨドリ(沢鵯)

サワヒヨドリは蕾です。

  1. 2016/07/10(日) 15:36:21|
  2. 植物
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ジャノメチョウ(蛇の目蝶)


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▲ジャノメチョウ(自然観察園)

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▲ジャノメチョウ(滑り台の近く)

今、せら夢公園で一番目に付く蝶といえばジャノメチョウ(蛇の目蝶)です。

蛇の目模様もいいですが、翅の縁がフリルになっているのがいい感じ。

先日(7月4日)のモニタリングサイト1000の調査でも、出会った蝶の約2割がジャノメチョウでした。

「フィールドガイド日本のチョウ」(いろいろ教えていただている”日本チョウ類保全協会編”)によると、成虫は7月上旬頃から9月頃にかけて見ることができます。今が羽化の時期なんですね。

ジャノメチョウ類の中では比較的明るい場所を好み、幼虫の食草はススキ(芒)やスズメノカタビラ(雀の帷子)などですから、農村環境であれば普通に見られる蝶です。

しかし、都市近郊では開発などで減少しています。

ちなみに、名前は、翅にある模様(眼状紋)が蛇の目模様に似ていることからついたようです。

最後におまけ、本物の蛇の目をご覧いただくために、同じ日に撮影したシマヘビ(縞蛇)をアップしておきましょう。

眼は、二重丸で中を塗りつぶした「蛇の目模様」になってますなぁ。

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▲シマヘビ(縞蛇)

標準和名:ジャノメチョウ
分類:タテハチョウ科 ジャノメチョウ属

標準和名:シマヘビ
分類:ナミヘビ科 ナメラ属

  1. 2016/07/10(日) 15:22:10|
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今年最初のサギソウ(鷺草)の花

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▲今年最初のサギソウ(鷺草)の花

サギソウ(鷺草)が開花しました。
これからどんどん増えていきます。

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▲ノカンゾウ(野萱草)も開花

  1. 2016/07/09(土) 16:00:11|
  2. 植物
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ハンゲショウ(半夏生)

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▲湿生花園で目立つ白い葉。ハンゲショウ(半夏生)

自然観察園にある湿地は、トキソウ(朱鷺草)やサギウソウ(鷺草)などが自生する貧栄養湿地と、ノハナショウブ(野花菖蒲)やクサレダマ(草連玉)などのある湿生花園とに分けられますが、現在の湿生花園はチゴザサ(稚児笹)や葦がはびこり、残念な状態になっています。

このままでは、せっかくの自然観察園も、ご来園者の皆さまに楽しんで頂けませんので、少しずつ修復を試みていているところです。

その方法はというと、田植えの準備と同じ要領で、耕運機を使って代かきをします。
この作業は、農家でもある管理人の得意分野です。
湿地は何枚もあるのですが、そのうち、チゴザサが優勢になった湿地を、それぞれ半分ほど代かきをします。
こうすることでチゴザサを間引きながら、チゴザサがはびこる以前からあった植生も残せるだろうと考えています。

ところで、残念な状況ではありますが、今の時期、見るべきものもないわけではありません。
紫色の花を咲かせるノハナショウブや、黄色い花をたくさんつけるクサレダマが咲いています。
また、白い葉が特徴的なハンゲショウ(半夏生)がちらほら目に付きます。

ハンゲショウはドクダミ(蕺)の仲間。
花が似ていると言えば似ています。

名の由来は、夏至から数えて11日目の日(もしくはその日から5日間)の「半夏生」(ハンゲショウ)と呼ぶ頃に咲くからとか、葉の半分ほどが白くなるので「半化粧」(ハンゲショウ)、と呼ばれるようになったといわれています。

白く見える葉も、裏側は普通の葉と同じ薄い緑色をしていますから、「片白草」(カタシロクサ)という呼び方もあるそうです。

近年、生息に適した日当たりの良い湿地などが減少していることから、広島県では準絶滅危惧種に指定されています。

標準和名:ハンゲショウ
分類:ドクダミ科 ハンゲショウ属





  1. 2016/07/09(土) 15:51:21|
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コガネグモ(黄金蜘蛛)

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▲獲物を糸でグルグル巻きにしているコガネグモ(黄金蜘蛛)

今日も朝から暑い一日でしたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日の管理人の仕事は湿地の代かきです。
チゴザサ(稚児笹)のはびこる湿生花園を再生するための試みとして、水をしっかり入れて湿地の半分を耕運機で耕しました。
田植え前の準備とほぼ同じ作業です。

木陰で休憩をしていると夏の空に猛禽の影を発見。
すぅーっと滑空したあと、突然、まるで万歳でもするように翼を真上に挙げ、再び滑空して山影に消えて行きました。

調べてみると、夏に日本で繁殖する猛禽、ハチクマ(蜂角鷹)でした。
翼を大きく背面でそろえる仕草は、繁殖期などに見られるハチクマ特有の行動(ディスプレイ)だとわかりました。

残念ながら写真はないのですが、ハチクマとの遭遇は、自然観察園周辺の里山の豊かさを、あらためて感じさせてくれました。

さて、今日のお題は夏のクモ。
といっても、空に浮かぶ雲ではありません。

作業の合間、湿生花園を歩いていると、大ぶりなクモを見つけました。
コガネグモ(黄金蜘蛛)のメスのようです。

真っ青な空を背景に写真を撮ってみましたが、なかなか綺麗な蜘蛛です。

ちなみに、クモの向かって右側下に見えるジグザグ模様は”隠れ帯”と呼ばれるクモの巣の一部です。
クモの種類によって模様も様々ですが、なんで、こんなものをつくるのでしょうか?
獲物になる虫たちに「ここにクモの巣があるぞ」と教えているようなもんです。

ところがどっこい、隠れ帯には、作り手の立派な意図(イト)があります。
もっとも支持されているものは、この隠れ帯が多くの獲物をおびき寄せるという説です。
隠れ帯は太陽の紫外線をよく反射するため、紫外線に誘引される昆虫がクモの巣に寄って来ると考えられています。

いいことばかりではありません。隠れ帯があるために、ハチや他のクモなど、天敵に狙われやすいというデータもあります。

そのためか、同じ種類のクモの巣であっても、全て隠れ帯があるわけではないようで、クモも状況に応じて隠れ帯を自在に使い分けているようです。

見上げれば、まるで梅雨が明けたかのような入道雲。

地上では、暑さにも負けない黄金蜘蛛。

どちらも立派な夏のクモでした。


  1. 2016/07/07(木) 17:13:43|
  2. 蜘蛛
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エヒメアヤメ(愛媛菖蒲)のための草刈り

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▲エヒメアヤメ(愛媛菖蒲)の細長い葉(写真中央)

今日は午後からエヒメアヤメやササユリが自生する林縁の草を刈りました。
花が終わり、あっという間にススキ(芒)や広葉樹の切り株から伸びた萌芽(ほうが)がエヒメアヤメの株を覆うように伸びてしまいました。

実は管理人も我が家の庭に、苗で頂いたエヒメアヤメ(愛媛菖蒲)を植えています。
花をつけるような株を移植するのは難しいのですが、ポットに種を播いて育てた苗は、比較的容易に根付きます。
ですが、植える場所を間違えたせいで毎年花を咲かせてくれません。
日当たりが悪かったようです。

観察園でも同様で、林縁から少し入った林床にも花を咲かせることができないエヒメアヤメの株があります。

というわけで、来年も花を咲かせるための草刈りをしたというわけです。
これで来年もエヒメアヤメを見て頂けるでしょう。

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▲草刈り前

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▲草刈り後





  1. 2016/07/05(火) 17:00:00|
  2. 植物
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オオムラサキ(大紫)

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▲尾道市御調町のモニタリング1000のサイトで見つけたオオムラサキ(大紫)

今日は朝からモニ1000のサイトでチョウの調査(3回目)を行いました。
メンバーは管理人が代表を務めている世羅・御調の自然史研究会。
昨年、自然観察園で開催した自然ガイド養成講座を修了した柳谷さん夫妻(尾道市御調町)、
元生物教師の中島さん(世羅町)、
それと管理人こと延安(尾道市御調町)の4名で行いました。

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▲調査ルートを歩いて、5m以内で見つけた蝶をカウントする調査です。わかりにくいものはネットで捕えて同定します。

この日一番の成果は、調査ルート沿いにあるエノキ(榎)で見つけたオオムラサキ(大紫)です。

実は、1週間ほど前に、サイトを設けている集落にお住まいのKさんから、
「オオムラサキを捕まえたから見に来ないか?」
との連絡を受けていて、実物もいただいていたのでした。
オオムラサキは、これまでの調査では見つかっていませんでしたが、メンバーの期待は膨らみます。
(追記 実は、あとで以前にも確認していることがわかりました)

調査を続けていると、フジ(藤)にからまれたエノキ(榎)の大木を見つけました。
エノキはオオムラサキの幼虫の食草です。
「ひょっとしたらいるかも?」などと、オオムラサキを話題にしていたら、大きな蝶の影が目にとまりました。

なんと、その蝶はオオムラサキでした。
さっそく写真を撮りましたが、思うように羽を広げてくれません。
しばらくすると、飛んで行ってしまいました。

というわけで、オオムラサキの綺麗な姿は、Kさんから頂いたものをアップしておきます。

なお、世羅・御調の自然史研究会では調査に参加してくださる方を募集しています。
詳しくなくても大丈夫。
ともに学ぶ活動をモットーにしています。
連絡は、自然観察園の管理人までお願いします。

Email yumeアットマーク(@で入力してください)mail.mcat.ne.jp

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▲Kさんから頂いたオオムラサキ(表側)

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▲同オオムラサキ(裏側)




  1. 2016/07/04(月) 17:54:53|
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キイトトンボ(黄糸蜻蛉)の産卵


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▲せら夢公園の調整池で産卵するキイトトンボ(黄糸蜻蛉)

自然観察園ではたくさんのトンボが飛んでいますが、せら夢公園内にある調整池でもたくさんのトンボを見ることができます。
この日は、キイトトンボのカップルが何組も産卵していました。

と、水面に顔を出していた立派なトノサマガエルガ(殿様蛙)が産卵中のキットトンボをパクリ。
いや~、自然の摂理とはいえ、厳しいですね。

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▲待ち伏せしてキイトトンボを捕えたトノサマガエル

ちなみに今日はブッポウソウ観察会でした。
参加者は約20名、地元の方をはじめ東広島市や尾道市向島町から参加された方もいました。
ブッポウソウ(仏法僧)は子育て真っ盛り。
営巣している巣箱の前で待っていると、雛にエサを運んでくるので容易に観察できました。

自然観察園の近くの巣箱にも営巣していますし、園内で姿を見かけたことがあるので、来年は巣箱をかけてみようと考えています。

お楽しみに。


  1. 2016/07/03(日) 17:04:04|
  2. トンボ
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ナキイナゴ(鳴蝗)

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▲耳を澄ませて虫の音の出所を探してみると、ナキイナゴ(鳴蝗)

自然観察園へ向かう散策路を歩いていると「カシャカシャカシャ、カシャカシャカシャ」という虫の音が聞こえました。
出所は、道を挟んで三ヶ所。

耳を澄ませて探してみると、いました。
ススキの葉の上で体長2~3cmほどの小さなバッタが、あしを震わせて鳴いています。
道の反対側では、名前のわからない低木(あとで調べよう)の上で鳴いていました。

どうやら、ナキイナゴ(鳴蝗)のようです。
三頭が順番に鳴いています。

鳴くのはオス。
互いの縄張りの主張だったり、雌への求愛行動で鳴いているようです。

ちなみに、いわゆるイナゴ(ナガバネイナゴ、コバネイナゴ)は鳴きません。
鳴き声を聞いてみたい方は、以下のページを参照してみて下さい。
虫の鳴き声いろいろ紹介してあります。

虫の音ワールド

なお、ナキイナゴは自然観察園ブログ初登場でした。

標準和名:ナキイナゴ
分類:バッタ目 バッタ科




  1. 2016/07/01(金) 15:15:12|
  2. 昆虫
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