せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

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コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)


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▲貧栄養湿地エリアに群生するコバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)

今日は朝から自然観察園でイノシシ(猪)対策の電気牧柵の設置。
ここ数日、地面を掘り返した跡が目立つようになったので、急いで作業を始めました。
貧栄養湿地の柵は設置済みなので、今日の現場は湿生花園周辺です。

電気牧柵を張る場所の草を刈り、柵を設置していきます。
連日の草刈りで少々バテ気味ですが、これをやっておかないと湿地も湿地の畦も滅茶苦茶にされてしまします。

草刈りを終えたところで昼になり事務所に戻ると、電話が鳴りました。
「コバノトンボソウは咲いていますか?」
という問合せです。

ここのところ、雨が上がるたびに、湿地には目もくれず草刈り三昧の日々が続いていましたから、すぐには返事ができません。
連絡先を聞き、湿地へ向かいました。

と、気づかないうちにたくさん咲いているではありませんか。
さっそく事務所に戻り、そのことをお伝えしました。

コバノトンボソウはラン(蘭)の仲間。
ランやスミレなどの花には距(きょ)と呼ばれる蜜腺のある袋があって、コバノトンボソウの距は長くて反り上がっているのが特徴的です。
和名は、長い距をトンボの腹(胴体の長い部分)に、花びらを翅(はね)に見立てたことに由来します。
また、同じ仲間にオオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)というのがあるそうで、コバノトンボソウの茎には、小さい鱗片状の葉が一枚だけついているので「小葉の蜻蛉草」と名付けられました。

同じ湿地には本物のトンボ、ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)の姿もたくさん見ることができます。

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▲ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)のオス

開花期間は6月から8月頃まで、と長いので、ハッチョウトンボ共々、しばらく観察できそうです。
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  1. 2016/06/30(木) 14:25:50|
  2. 植物
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生物多様性と農薬

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▲数日前の日本農業新聞の記事

数日前、日本農業新聞に「生物多様性の農薬」と題する国立環境研の五箇公一さんのコラムが掲載されていました。

市場に出回る農薬は、藻類、それを食べるミジンコ、ミジンコを食べる魚類という3種の水生生物に対する毒性試験をビーカーレベルで実施しており、毒性試験に使うミジンコは米国原産のオオミジンコ。
あるネオニコチノイド農薬の場合、オオミジンコの半数死亡濃度は85ppmだが、日本のミジンコやトンボ類ではなんと1ppm以下で全個体が死亡してしまう。
オオミジンコで評価しても日本産のミジンコは守れないと。

国立環境研では研究所内に実験用に小さな田んぼを設置し、ネオニコチノイド農薬がトンボの数を減らす負の影響がある事を明らかにする研究結果を発表しています。

(以下 同研究所のページより引用
 国立環境研究所は実験水田を用いて、ネオニコチノイド農薬など浸透移行性殺虫剤が、トンボ類を含む水田の生物相に対してどのような影響を与えるのかを調べました。
 その結果、以下のことが明らかになりました。

①フィプロニルが使用された水田で一部のトンボ種の発生に強い負の影響が見られたこと

②試験薬剤であるクロチアニジン、フィプロニル、及びクロラントラニリプロールはそれぞれ使用された水田内において、その水中濃度は適用後3か月以内に検出限界程度に減少するが、土壌中では栽培シーズン終了時まで比較的高濃度で検出されること

 本研究成果は、現在、国内でも広く使用される浸透移行性殺虫剤が土壌に吸着しやすく、長く留まる傾向が強いことを示すとともに、一部の殺虫剤は水田中においてトンボ相に深刻な影響を及ぼすリスクがあることを示しています。このことは、現在の農薬登録の枠組みにおいて審査を通過した農薬であっても、一部の野生生物に予期せぬ影響をもたらす可能性があることを意味しています。そのような予期せぬ影響をいかに予測可能へと近づけるかが今後の課題であり、種の多様性や生態系の多様性を考慮した農薬のリスク評価システムを構築して行くことが重要であると考えられます。
(以上引用終わり)

農薬は使用方法を守っていれば、農産物を食べる人への影響はないとされていますが、害虫や天敵以外の生き物への影響については十分調べられているわけではありません。
農薬によって農業の生産性は向上しましたが、気がついてみると、身近な田んぼから、いろいろな生き物が姿を消しています。

次回、第3回の"ゆめ農業"先端的環境保全型農業技術講座(7月21日)では、「天敵を増やす畑の技術」と題して農薬を減らすための技術に関する講義と展示圃見学を行います。
あわせて、「農業を通じた皆さんの内なる生物多様性」と題して、参加型ワークショップで「里山で農林業をやりながら、どんな生きものと、どんな関わりをもつか」について考えます。

  1. 2016/06/29(水) 17:02:22|
  2. 農業
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ナツツバキ(夏椿)


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▲ナツツバキ(夏椿)

先週、世羅西中学校の3年生と食べたクマイチゴ(熊苺)の近くで、ナツツバキ(夏椿)の白い花が咲き始めました。
朝咲いて夕方には散る一日花です。
花も素敵ですが、樹皮がはがれたあとのまだら模様の木肌も綺麗です。

庭木としても人気があり、管理人の庭にも一本植えてあります。
乾燥に弱く西日を嫌うため、自然観察園では沢沿いのなだらかな斜面に数本自生しています。

たくさん蕾がついていますから、これから次々と花を咲かせることでしょう。

  1. 2016/06/29(水) 16:01:34|
  2. 植物
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ブッポウソウ(仏法僧)観察会の下見

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▲巣箱の近くの電線にとまったブッポウソウ(仏法僧)

7月3日(日)のブッポウソウ観察会の下見をしたら、運よく2ヶ所でブッポウソウに遭遇。
一羽は巣箱近くの電線に止まっていて、写真を撮らせてもらいました。

もう一羽は、巣箱に入るところ発見。その後、電線にとまり、しばらくして山のほうへ飛んで行きました。

巣箱は、三原野鳥の会の皆さんが設置されたもので、いずれも道路人目につく場所にあります。
道路脇、田んぼや人家のすぐそばなど。

この時期は子育て真っ最中。
営巣している巣箱の前で30分ほど粘れば、雛にエサを運ぶ親鳥を観察することができます。

下見の道中、以前このブログで触れた灰屋(ハンヤ)を発見。
灰屋としては使用されていないようでしたが、草を焼いても小屋が焼けないように、石と土でつくられた分厚い壁は灰屋ならではのものです。

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▲灰屋(ハンヤ)。化学肥料は普及する前、ここで草を焼き、できた灰を肥料にしていた。

ともあれ、7月3日が良い天気なればいいんですけどね。
  1. 2016/06/28(火) 17:41:19|
  2. 鳥類
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カヤネズミ(萱鼠)の巣


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▲ススキとセイタカアワダチソウが茂る法面で見つけたカヤネズミの巣

朝から草刈り。

午後から雨が降る予報なので、気になっていたセイタカアワダチソウの茂る法面を刈る事にしました。
刈る前に、もしやと思いカヤネズミの巣があるかどうか下見をしました。

と、ありました。
でも作りかけのよう。
巣作りがつづくかどうかはわかりませんが、とりあえず、巣のあるススキの株と周辺は刈り残しました。

4月の草刈りではカヤネズミをこのあたりで見つけていたので、巣があってもおかしくありません。

草刈りはしんどいですが、楽しみもあります。

  1. 2016/06/27(月) 17:20:11|
  2. 哺乳類
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オバホタル(姥蛍)


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▲スイバ(酸い葉)の上で見つけたオバホタル(姥蛍)

今日は世羅西中学校の生徒13人が先生と自然観察園にご来園。
目的は「世羅の自然探究学習」です。
新人自然観察園管理人の拙いお話しを聞いてもらったあとは、虫やカエル捕りに興じてもらいました。
「中学生が虫取り?」とも思いましたが、みんな喜んでトンボやカエルを捕まえて喜んでくれました。

中学生をいっしょに生き物を探していると、スイバ(酸い葉)の上でオバホタル(姥蛍)を見つけました。
オバホタルは昼間に活動する陸生の蛍です。
名前は、背中の模様が能で使う姥(うば)の面に似ていることに由来するそうです。

このオバホタル、幼虫の間は光りますが、成虫になるとほとんど光る事はないようです。
ホタルなのに光らない?なんて思ってしまいますが、幼虫時代にはほとんどのホタルが光るものの、成虫になってからも光るホタルは実は少数派です。
さらに、ゲンジボタル(源氏蛍)やヘイケボタル(平家蛍)のように、幼虫時代を水の中で過ごし、成虫になってからも光るホタルは、この2種類を含めてわずか3種類だけです。

日本には47種類の蛍が確認されていると言われていますが、私たちが親しんでいるホタルは、その中のごく一部というわけなんですね。

成虫になってからも光るホタルとしては、他にヒメホタル(姫蛍)という陸生のホタルがいます。
管理人は世羅町で観察できる場所を知りませんが、去年、三原市でヒメホタルを観察しました。

ちなみに、自然観察園で確認できているホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、今回見つけたオバホタルの3種類です。
もうしばらくは観察できそうです。
ただし、一人で暗闇の観察園に行くのは、ちょっと勇気がいりますけど・・・


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▲虫捕りに興じる世羅西中学校の3年生

 



  1. 2016/06/20(月) 17:36:09|
  2. 昆虫
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自然観察園の両生類 モリアオガエル(森青蛙)、カスミサンショウウオ(霞山椒魚)


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▲去年と同じ気に産みつけられたモリアオガエル(森青蛙)の卵塊

午前中に自然観察と田植えを予定していましたが、あいにくの雨で参加者もなく事務所に詰めていました。
午後、雨も上がり、自然観察園を訪れる方もちらほら、と、モリアオガエルが去年と同じ木に卵を産んでいました。
カエルも見たかったんですが、姿もなく、鳴き声も聞こえません。
でも良かった。

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▲卵が産みつけられた木

田植えを予定していた田んぼ(湿地)を覗くと、カスミサンショウウオの幼体をたくさん発見。

明日は、世羅西中学校の生徒さんが世羅の自然探究学習のために来園されるので、いろいろ紹介できそうです。

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▲田植えを予定していた田んぼのカスミサンショウウオ(霞山椒魚)

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▲手にとるとこんな感じ

  1. 2016/06/19(日) 17:47:23|
  2. カエル
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サイエンスカフェみつぎvol.17「おいしい”ご飯”、おいしい”お酒”をありがとう~品種改良(育種)という仕事~」6月18日(土)を7月9日(土)に延期します。


サイエンスカフェvol.17
「おいしい”ご飯”、おいしい”お酒”をありがとう~品種改良(育種)という仕事~」

6月18日(土)に予定していましたサイエンスカフェは7月9日(土)に変更します。
ゲスト、内容、開始時間に変更はありません。
よろしくお願いします。

 おいしいご飯も、おいしいお酒も、もとをただせばお米です。
 お米ならコシヒカリ、酒米なら山田錦といわれますが、ところがどっこい、広島にも旨い米、酒どころ広島を支える酒造好適米(酒米)があることをご存知でしょうか?
 おいしいお酒を醸す酒造好適米(酒米)、粘りのあっておいしい白ご飯に向いたお米、反対に粘り過ぎない寿司飯にピッタリのお米、はたまた、病気に強く、害虫を寄せ付けないお米、などなど、品種改良という仕事によって、様々な特徴を持ったお米が生み出されてきました。
 今回のサイエンスカフェでは、お米の品種がどのように生み出されているのか、広島県立農業技術センターで、広島のお酒を縁の下で支える広島の酒米の品種改良にたずさわった農学博士・前重道雅さんに「品種改良(育種)」という仕事について語っていただきます。
 前重道雄さんは「最新 日本の酒米と酒造り」という著書もあり、日本酒ファンには必見のサイエンスカフェです。
 ご期待下さい。

ゲスト  元広島県立農業技術センター センター長
      農学博士 前重道雄さん
場 所  まるみデパート
期 日  平成28年7月9日(土)18:30~
参加費  1ドリンクオーダー(400円~500円)
申込先  延安(のぶやす) メール i.nobuyasuアットマークnifty.com (アットマークは@に置き換えて送信してください)
                   ℡   050-7107-1941

  1. 2016/06/18(土) 08:59:31|
  2. イベント
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自然観察園の代かき


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▲歩行式耕運機で代かき完了

6月19日(日)に開催する田んぼの学校では、自然観察園にある小さな田んぼでもち米の田植えを行います。

というわけで、昨日は田植えをする田んぼの代かきをしました。
代かきとは、田植えをするための大切な準備作業です。
具体的には。田んぼに入れた水が漏れないようにすることと、稲の苗を植えやすくするために、水と土をよく混ぜる作業のことをいいます。
我が家を含め、ほとんどの農家は乗用式のトラクターでこの作業を行いますが、自然観察園で使うのは小さな歩行式の耕運機です。

耕運機が普及する以前は、牛に鋤(スキ)や馬鍬(マンガ)という農具でこの作業を行っていました。
今から50年ほど前には、ほとんどの農家は雌の和牛を飼っていて、管理人の家にも1頭いました。
牛は農作業に使うだけでなく、産まれた子牛を売って収入を得ていました。

”駄屋(だや)”と呼ばれる牛小屋には山や畦などで集めた落ち葉や刈り草を敷き、糞と混ざった落ち葉や草は田んぼや畑の肥料として利用していました。
また、草は駄屋に敷くだけでなく牛の餌であり、灰屋(はんや)と呼ばれる小屋で焼いてできた灰は肥料にもなりました。

今では厄介者の草ですが、かつては大切な資源だったのです。
ですから、草はただ刈るだけではなく、ある程度伸ばす必要もありました。
今では見かけることが珍しくなったキキョウ(桔梗)やオミナエシ(女郎花)といった草花は、こうした草を資源として利用する農業が育んでいたのです。

だからといって、昔の農業の姿に戻るわけにはいきませんが、豊かな自然を守り、消えつつある生き物たちを呼び戻すヒントは、昔の農業や暮らしの中にあることは間違いありません。
温故知新、戻れないけれど、これからの農業や自然のために、身近な資源を利用することで成り立っていたかつての農業に学ぶべきことはたくさんある、とあらためて思う代かきでした。

さて、田んぼの学校は11時スタート、9時半からは自然観察を行います。
当日観察できる(食べることも含めて)ものを以下紹介しておきます。

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▲クマイチゴ(熊苺)、甘くて美味しい。

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▲グミ(茱萸)。このあたりでは”ビービー”、”ビービーイチゴ”ともいいます。少し渋みがある。

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▲ササユリ(笹百合)

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▲カキラン(柿蘭)

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▲ウツボグサ(靭草)

  1. 2016/06/15(水) 17:24:28|
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ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)


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▲ノアザミの蜜を吸うウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)のオス

6月9日(木)の"ゆめ農業"先端的環境保全型農業技術講座の受講生が蝶を持参されました。
ヒョウモンモドキによく似た蝶がいるので見てほしいとのこと。
持参された蝶を見ると、ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)のオス。
ご本人は少しがっかりされた様子でしたが、農業講座がきっかけとなって蝶に関心を持っていただいたようです。

受講生がヒョウモンモドキと間違えたウラギンヒョウモン、
幼虫の食草はスミレ(菫)やタチツボスミレ(立壺菫)などのスミレ科の植物です。
草原環境の減少によって、全国的には減少傾向にあるそうですが、
自然観察園をはじめ公園内では毎年姿を現します。
先日は管理センターの事務所にもやって来ました。

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▲公園管理事務所に迷い込んだウラギンヒョウモン

さて、第2回の講座は6月23日(木)、「生き物を守る田んぼの技術」について学びます。、

  1. 2016/06/11(土) 13:49:59|
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"ゆめ農業"先端的環境保全型農業技術講座、初日無事終了


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▲第2回以降の講義内容を説明する星野さん(県農業技術センター主任研究員)

㈱セラアグリパーク主催の"ゆめ農業"先端的環境保全型農業技術講座が開講しました。
おかげさまで、地元世羅町の農業法人や農家の方、尾道市向島町や府中市、東広島市、広島市で有機農業に取り組む方や、これから就農する方などから応募して頂き、30名の定員を達成することが出来ました。

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▲参加者の皆さん

第一日目となる6月9日には、㈱セラアグリパークの馬場常務の挨拶に続き、
2回目以降の講義を受け持つ県農業技術センターの主任研究員・星野さんより講義の内容の紹介していただきました。

講座1では「公的支援(直接支払)を活用して環境保全型農業・生態系保全にどう取り組むか」と題して、広島県農林水産局農業技術課主幹・梅本さんと世羅町産業振興課主任主事・上中谷さんより、制度の仕組みや、世羅町内での取り組み事例について話していただきました。

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▲広島県農林水産局農業技術課主幹・梅本さん

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▲世羅町産業振興課主任主事・上中谷さん

講座2では、公営財団法人日本自然保護協会市民活動推進室主任・福田さんに「生物多様性と農業・農業者の役割」と題するお話をしていただきました。

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▲公営財団法人日本自然保護協会市民活動推進室主任・福田さん

また、講義のあとは、受講生の皆さんをせら夢公園自然観察園し、世羅台地の自然の特徴である湿地や里山の自然と農業のかかわりを管理人より説明しました。

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▲せら夢公園自然観察園を見学する受講生のみなさん。ここを造成する工事に携わったといおう受講生もいました。


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▲自然観察園ではササユリ(笹百合)が咲きました。

講義終了後には、世羅町を訪問するのは初めてだというう日本自然保護協会の福田さんを、ビオトーチやビオターニにご案内しました。

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▲受講生でもある世羅町小谷の井藤さんよりビオターニでの取り組みについて説明して頂きました。

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▲ビオターニのダルマガエル(達磨蛙)

日本自然保護協会では、今年、広島県内を開催地として、自然保護活動や生き物調査に取り組む団体や個人の交流会を開催する予定で、世羅町での取り組みを交流会でみなさんに広く紹介したいとのことでした。

交流会については内容が決まり次第、このページで紹介させて頂きます。

なお、"ゆめ農業"先端的環境保全型農業技術講座の第2回以降は、具体的な技術について学びます。

  1. 2016/06/10(金) 18:36:46|
  2. セミナー
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世羅の宝 ”ブッポウソウ観察会”


ブッポウソウ観察会20160703


主催:大見振興協議会
共催:せら夢公園・せら夢公園サポーターズクラブ
後援:徳市農地・水・環境保全会

○と き:平成28年7月3日(日)9:00~12:00

○ねらい: せら夢公園近くの大見地区で保護活動に取り組まれている絶滅危惧ⅠB 類(環境省)のブッポウソウを観察しながら、世羅台地の里山について学びます。

○会 場: 大見自治センター(世羅町安田45)
※ 会場の分からない方はせら夢公園へ8:30 までにお集まりください。

○持参物: 歩きやすい服装、くつ、帽子、タオル、飲み物など(双眼鏡の貸出あります)
※ 熱中症対策をお忘れなく!

○参加費: 無 料

○申込締切:7月1日(金)

○お申し込み・お問い合わせ:せら夢公園担当:延安(のぶやす)TEL 0847-25-4400
〒 722-1732 広島県世羅郡世羅町黒渕411-13
( または、大見自治センター TEL:0847-29-0001 )

【注意事項】
① 駐車場は大見自治センター・旧大見小学校校庭をご使用ください。(案内表示あり)
② 道路の路肩等に駐車しての観察となりますので、なるべく相乗りでご参加ください。
③ 付近の農作物や山菜等は取らないでください。また農作業等の邪魔にならないよう、気をつけてください。
④ 日よけ、飲み物等、暑さ対策は各自十分に行ってください。
⑤ 観察会中に発生した事故や負傷等に対する保険等はありません。全て自己責任となりますので、ご注意ください。

  1. 2016/06/08(水) 09:04:11|
  2. イベント
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「初夏の湿地観察ウオーキング&田んぼの学校」のご案内


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▲昨年のこの時期にはモリアオガエル(森青蛙)が卵を産んでいました(写真2015年6月21日)。

■初夏の湿地観察ウオーキング&田んぼの学校
・期日:6月19日(日)9:30~12:00
・場所:自然観察園
・お申込み:6月19日まで(できればお早めにお願いします)
・参加費:100円(通信費等)

①ウォーキング(9:30~11:00)
・定員:20名程度、

②田んぼの学校(11:00~12:00)
湿生花園の田んぼへ手植えでもち米を植えます。
小さな田んぼなので田植えをしながら生き物探しもやりましょう。
7月は生きもの調査、10月には稲刈り、11月には餅つきを行います。
・定員:概ね30名(飛び入り大歓迎)

※安全には万全を期しますが、おケガをされても責任は持ちかねますのでご承知おきください。
  1. 2016/06/07(火) 17:07:27|
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ウツギ(空木)、ネジキ(捩木)、シライトソウ(白糸草)


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▲ウツギ(空木)

今日は、公園内で今見られる白い花をご紹介します。

自然観察園には少ないのですが、ウツギ(空木)が咲いています。
川岸や林縁などでも、長く垂れ下がった枝にたくさんの白い花をつけている姿がよく目に付きます
ウツギはアジサイ科の植物で”卯の花”とも呼ばれ、唱歌「夏は来ぬ」の歌詞にも出てくる初夏を代表する花です。
和名は、幹が中空になっていることから”空木”と名付けられたそうです。

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▲ネジキ(捩木)

林縁ではネジキ(捩木)が鈴の形をした可愛い白い花をつけています。
色、花の形、鈴なりに咲く様は、早春に咲くアセビ(馬酔木)の花とよく似ています。
どちらもツツジ科の植物で、どちらも毒があります。
花の様子は似ていますが、アセビの花が葉の上につくのに対して、とネジキの花は葉の下についています。
名の由来は、文字通り、幹がねじれていることからきています。

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▲シライトソウ(白糸草、シュロソウ科)

同じく林縁に咲いているのがシライトソウ(白糸草)です。
葉の付き方はショウジョウバカマに似ていて、地際に放射状に生える根生葉です。
花の形はまるで試験管を洗うブラシのようですね。
名前は姿を見れば、なるほどです。
  1. 2016/06/06(月) 14:18:50|
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ひろしま「山の日」県民の集いで自然観察会と次回の観察会(6/19)のご案内


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▲湿地でハッチョウトンボを観察中

今日はせら夢公園で”ひろしま「山の日」県民の集い”が開催されました。
あいにくの小雨の中での開会でしたが、昼前には雨も上がって、一部を除き予定されていた
イベントは無事実行できました。

自然観察園でも観察会を行いました。
湿地ではハッチョウトンボやトキソウが見ごろを迎えていて、皆さんに喜んでいただきました。

次回のイベントは6月19日(日)9:30から「初夏の湿地観察ウォーキング&田んぼの学校」を行います。
自然観察のあと、11:00からは、公園内の水田でもち米の田植えを行います。
どなたでも参加できます。
みなさんのお越しをお待ちしています。

  1. 2016/06/05(日) 17:17:50|
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カブトエビ(兜海老)


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▲水の取り入れ口に群がるカブトエビ(兜海老)。オタマジャクシ(御玉杓子、蛞)ではありません。

五日ぶりの更新です。
実は先週末に田植えをしました。
田植えが済むと農繁期も終わりとなるのが一般的ですが、我が家は引き続き田んぼの仕事が目白押しです。
農薬も化学肥料を使わない米づくりを行ために、10年以上、田植えが済んだ田んぼにはアヒル(家鴨)の雛を入れていますから、アヒルをキツネ(狐)や野良犬などの外敵から守るために、田んぼの周囲を網と電機柵で囲んでやらなくてはなりません。
この作業を、休日と出勤日の朝夕に少しずつやっています。
というわけで、連日田植えの終わった田んぼへ通っていて、ブログを更新する余裕がありませんでした。(言い訳)

ところで、田植えの終わったばかりの田んぼでは、早くもいろんな生き物が現われています。
そのひとつが、今日紹介するカブトエビ(兜海老)です。
海老という名前がついていますが、海老の仲間ではなくて、どちらかというとミジンコに近い生き物です。
2億年前の地層で化石が見つかっているので、生きた化石ともいわれています。
もともと日本にはいなかったようで、ここ100年ほどの間に、日本で確認されるようになりました。
アメリカカブトエビ、アジアカブトエビ、ヨーロッパカブトエビの3種類がいますが、見分け方がわからないので、うちの田んぼにいるのはどの種類かわかりません。

毎年田んぼに水を入れると卵から孵って、ひと月ほどたつと姿を消します。
その間、草の芽を食べたり、泳ぐときに土をまきあげ水を濁らすので、雑草を抑える働きもしてくれて、なかなかいいヤツです。
ですが、田植えをしないで種もみを田んぼに播いて米づくりを行うアメリカでは、カブトエビは籾から出た芽を食べてしまうので害虫として扱われています。
もともとは砂漠などの乾燥地帯の生き物なので、卵は乾燥に強く、水の無い田んぼで冬を越し、田んぼに水が入ると孵化するというサイクルを繰り返しています。
砂漠の生き物がどうやって日本にやって来たのかは定かではないようですが、卵が農産物に紛れてやってきたとか、進駐軍の靴の裏に卵がついていたとか、はたまた、黄砂と一緒に卵が飛んできたとか、諸説あります。

今のところ、雑草以外の他の生き物に悪さをするようなことは確認されていないので、オオクチバスやウシガエルの様な扱いをする必要はなさそうですが、そうはいっても外来種、さて、どうしたもんじゃろのう・・・・・
 

  1. 2016/06/04(土) 17:26:06|
  2. 動物(外来種)
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