せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

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トキソウ(朱鷺草)


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▲自然観察園に咲き始めたトキソウ(朱鷺草)

数日前から自然観察園の湿地で、淡いピンク色をしたトキソウの花が咲き始めました。
開花数はまだ少ないようですが、去年の5月30日の記録を見ると264輪ですから、これからどんどん増えてくるはずです。

トキソウは花の色がトキ(朱鷺)の羽の色「朱鷺色」に似ているいることが名の由来です。
サギソウ(鷺草)と並んで、湿地を代表する欄の仲間ですが、湿地の減少により、環境省では準絶滅危惧種、広島県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

一方、鳥のトキ(朱鷺)はというと、ご存知のように、日本産のトキは、乱獲や開発により2003年に絶滅してしまいました。
しかし、中国よりトキを譲り受け、新潟県佐渡市で増殖と野生復帰の国家的プロジェクトが進められています。
この取り組みには農家も協力しています。
何故なら、トキは、田んぼを主なえさ場として利用していいて、ドジョウやカエル、昆虫などをエサにしているからです。
新潟県佐渡市では、エサになる生き物が田んぼで増えるよう、農家は、農薬や化学肥料の削減、田んぼで「江」と呼ばれる内水路の設置、稲刈り後から春まで水を張り続ける冬水田んぼ、魚が田んぼに遡上するための水田魚道の設置などに取り組んでいます。
こうして栽培されたお米は、「朱鷺と暮らす郷」としてブランド化し、農家の所得向上につなげています。

6月9日(木)に開講する「”ゆめ農業”先端的環境保全型農業技術講座」でも、佐渡で取り組まれているような生き物を増やす技術について取り上げる予定です。


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  1. 2016/05/29(日) 17:19:26|
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