せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

ブタナ(豚菜)

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▲公園でも田んぼの畦でも、今一番目に目立つ黄色い花、ブタナ(豚)

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▲畔道に咲くブタナ

4月から今の時期にかけて公園で咲く花で一番多い色は黄色です。
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)、ジシバリ(地縛)、ニガナ(苦菜)、コウゾリナ(顔剃菜)、オニタビラコ(鬼田平子)、カタバミ(酢漿草・片喰)、キジムシロ(雉筵)、コメツブツメクサ(米粒詰草)、ウマノアシガタ(馬の足形)、エンコウソウ(猿猴草)、
それと、今を盛りとブタナ(豚菜)が咲き誇っています。

このブタナ、タンポポに似た黄色い花をつけるのでタンポポモドキ(蒲公英擬)とも呼ばれていますが、タンポポとは別のグループの植物です。

ヨーロッパ原産で1930年代、牧草の種に混じって日本へ侵入したと言われており、今では全国に広がっています。

ブタナという名は、フランスでの俗名、Salade de porc (豚のサラダ菜)を和訳したのが由来です。
名前のとおり豚が好んで食べるようですが、フランス国内では野草として人も食べている地域があるようです。

この時期、せら夢公園でも、周辺の田んぼの畦や道端でも、大きな群落をつくって咲いていて、とても綺麗です。
畦でも道端でも、美しさにゆえに刈り残されていることもあるようです。

ですが、なんといっても外来種。
国は在来種、畑作物や牧草との競合、数種の虫やウイルスの寄主になり在来種や農作物が影響を受けるとして、生物外来生物法で要注意外来生物に指定しています。

畦には、ジシバリ、ニガナ、オニタビラコなど、日本在来の黄色い花をつける植物もたくさんあります。
ブタナは日本の隅々まで広がって定着していますが、駆除を広めていきたいものです。

【駆除の方法】
○駆除の方法
・抜き取るか刈り取って廃棄してください。

○時期
・種がつく前、花盛りの今です。

○見分け方(専門家ではない管理人でも明らかに他の黄色い花との区別がつきます)
・花は黄色でタンポポの大きさか一回り大きく、茎は枝分かれし、それぞれの先に花が咲く。
・茎には葉はつきません。葉は地ぎわで放射状にのびる根生葉だけです。

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▲ブタナの根生葉(ロゼット)
  1. 2016/05/12(木) 15:47:31|
  2. 植物(外来種)
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