せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

せら夢公園の爬虫類カメ目

本日晴天。
朝からせら公園は大賑わいです。
管理人は、午前中の涼しいうちに少し前に刈った草を片付けることにしました。

湿生花園と山林の間を通る小道の刈り草や落ち葉を熊手でかいていると、
クサガメ(臭亀)がでてきました。


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▲落ち葉の下から出てきたクサガメ(臭亀)

自然観察園で見られるカメの仲間は2種。
作業中に見つけたクサガメと、トンボ池でよく見るイシガメ(石亀)です。

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▲静かにしていると引っ込めた頭と足を出しました。

クサガメはその名の通り臭い匂いを出すことから名づけられました。
主に平地の河川やため池に生息し、田んぼもよく見かける亀です。

一方イシガメは、平地よりも山麓部に多く見られる亀です。
名前の由来はよくわかりませんが、甲羅は石のようにも見えるから???

亀を観察するのはとっても簡単です。
自然観察園のトンボ池では、今日みたいに天気のいい日には倒木の上で甲羅干している姿を観察できます。

変わり種もいます。
先日、甲羅干し中のカメの写真を撮っていると、イシガメに混じってイシガメとクサガメの両方の特徴をもったカメを見つけました。

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▲イシガメ(石亀)(右)と変わり種「ウンキュウ」(左)。甲羅が面白い。

イシガメの甲羅の後ろ側はギザギザになっています。クサガメにはギザギザはありません。

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▲甲羅干しするイシガメ(石亀)

一方、クサガメの甲羅には3本の隆起(キール線)があります。イシガメの甲羅はのっぺり。

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▲クサガメの甲羅。三本の隆起がありお尻の側にはギザギザが無い。

先日見つけた変わり種の甲羅は、後ろ側にギザギザがあって、しかも3本の隆起があるように見えます。
もしかしたら、イシガメとクサガメの雑種かもしれません。

自然の状態でもまれに発生することが知られており、イシガメに近いタイプ、クサガメに近いタイプ、両方の中間型など、
いろんなタイプの雑種がいます。
雑種でも繁殖力があるので、クオーターの雑種もいるようです。

こうした雑種は”ウンキュウ”とも呼ばれています。
名の由来は諸説ありますが、中国語で陸上や淡水に生息する亀を意味する「烏亀(ウーグェイ)」が変化してこう呼ばれるようになったといわれています。

以上は、自然観察園の亀のお話でしたが、せら夢公園には、もう二種類の亀も住んでいます。

公園管理センターで飼育している、ミシシッピーアカミミガメ(ミシシッピー赤耳亀)と、
スッポン(鼈)です。

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▲福岡生まれのスッポン(鼈)

スッポンは公園一の人気者です。

この連休中、公園の亀に会いに来ませんか?
  1. 2016/05/04(水) 15:17:43|
  2. 爬虫類
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