せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

チゴザサ(稚児笹)の除草

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▲チゴザサ(稚児笹)に覆われた湿地

6日、7日、9日に湿地とその周辺の草取りを行いました。

湿地では主にチゴザサを抜き取りました。

前回は地上部だけを取り除きましたが、今回はできるだけ根も抜き取るように頑張ってみました。

根まで取ろうとすると、これがかなりの重労働です。

というわけで、二日間、4時間ほどの作業で除草できたのはわずか10坪弱にとどまりました。

春までに除草を終えるには、もう少しピッチをあげる必要がありそうです。

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▲赤茶けて見えるのが根ごと除草した場所。右側は12月に除草した場所

【作業】
1月6日(金)
・貧栄養湿地1のチゴザサの除草 2時間
1月7日(土)
・畦畔の除草 2時間
・貧栄養湿地1のチゴザサの除草 2時間
1月9日(月)
・トンボ池の堤の法面の外来種除草(ブタナ、メマツヨイグサ、セイタカアワダチソウ) 2時間
  1. 2017/01/09(月) 16:47:06|
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チゴザサ(稚児笹)の除草

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▲サポーターズの中島さんと貧栄養湿地のチゴザサ(稚児笹)の群落を除草。手前に白く小さな葉をつけているのがチゴザサ

先日、岡山で学習したことをさっそく実行すべく、サポーターズの中島さんと貧栄養湿地で蔓延りつつあるチゴザサの除草を行いました。

株を抜いて観察してみると、根元からタケノコ、つまりチゴザサの芽がいくつも出ています。

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▲株もとから次々と芽が出ている

また、岡山県自然保護センターの西本さんに教えていただいたとおり、地面の上で四方八方に伸びている匍匐茎(ほふくけい)からは、次々と新しい芽を伸ばし、根を下ろしています。

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▲匍匐茎(ほふくけい)の途中と先から茎と根が出ている。一番上の端が匍匐茎の根本でその下が先端

チゴザサは種もつけますが、この匍匐茎で確実に勢力範囲を拡大しているのです。

とうわけで、チゴザサの除去は根まで抜き取ることが基本です。

ですが、一握りぶんを引き抜こうとすると、株もとで茎がちぎれてしまします。

一株ずつひっぱれば根ごと抜き取ることができるのですが、量が量なのでとりあえず引きちぎるようにして取り除く方式を採用。

これが吉と出るか凶と出るか、エリアを分けてそれぞれの方法で除去することにして経過を観察することにしました。

さて、どうなるか、乞うご期待!?

標準和名:チゴザサ
分類:イネ科 チゴザサ属

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▲二人で1時間ほど作業したところで雨が降り出し終了。手前が除草を終えたエリアで奥の白く見えるところこれからボチボチやっていく予定の場所






  1. 2016/12/04(日) 17:09:00|
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湿地の管理を学ぶために岡山へ出張

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▲岡山県自然保護センターの西本さん(右端)から貧栄養湿地の管理について説明を受ける

11月23日(水)、サポーターズクラブの中島さん、せら夢公園の同僚である竹内さん、広島市植物園の井上さんと岡山県自然保護センター(岡山県和気町)重井薬用植物園(倉敷市)へ、湿地の管理を学ぶために訪問しました。

自然観察園は開園して9年目を迎えていますが、貧栄養湿地では一番の見どころであるサギソウやトキソウの生育の邪魔するチゴザサやイグサが目立ってきました。

これも自然のなりゆきとして経過を見守る手もあるのですが、毎年サギソウを楽しみに多くの方に公園を訪れていただいていますから、できればサギソウの咲き誇る湿地を維持しなくてはと考えています。

そのためには、湿地に足を踏み入れ雑草を抜き取らなければなりません。

ですが、湿地には守らなくてはならないサギソウの株がたくさんがたくさんあり、除草のためにサギソウを踏みつぶしては元も子もありません。

というわけで、自然観察園の湿地を造成する際のお手本にさせていただいている場所で湿地の管理を学ぶことにしました。

そのひとつが岡山県自然保護センターです。ここでは、1991年に貧栄養湿地とやや富栄養な二つの湿地が造成されています。

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▲センター棟に展示された公園の模型。青く見えるところはセンター内のため池で、赤線で囲んだ場所が人工的に造成された湿地のエリア

ここで、植物の研究者で湿地の管理と調査を担当されている西本さんから、いろいろと教えていただくことができました。

主な点は以下のとおりです。(間違っていたらごめんなさい)

・目指すべき湿地の姿を明確にする

湿地は遷移する、変わり続けるものなので、それを観察できる湿地にしてあまり手を加えないという管理もある。不自然かもしれないが、サギソウやモウセンゴケなどの貧栄養湿地特有の植物が優先する湿地を目指すのであれば、これらの植物の生育の妨げとなる植物は常に除去すればよい。

・除草について

サギソウは球根が損傷を受けなければ再生する。踏みつぶすことがあっても球根へのダメージは少ない。
天然の湿地はイノシシの泥浴びなどの攪乱を受けることで状態を維持している。除草の際の足跡や除草に伴う表土の持ち出しは適度な攪乱になり、表土が持ち出された場所も年とともに植生が再生される。
高茎草本はミズゴケの好む日陰をつくりミズゴケが増える。ミズゴケが旺盛になると高茎草本は枯れ、やがてミズゴケも減っていく。ミズゴケを増やさないためには高茎草本を除去することが必要。ただし、アカマツ、イヌツゲ、レンゲツツジなどは湿地の木本科植物なのでセンターでは除去していない。ハンノキは増えるので根ごと抜き取っている。
除草せずに遷移に任せた場合、10年経過すると絶滅する種が生じてくる。センターでは湿地を6つのエリアに分け、一ヶ所は手を入れない場所とし、残りのエリアを5年ごとに除草している。これにより除草後の5年間の移り変わりを一度に観察することができる。

・貧栄養湿地を維持するには水を富栄養化させない
水に溶け込む栄養分の供給源となる広葉樹はできるだけ取り除き、アカマツとツツジが優先する森をつくる。ただし、裸地になるようでは蒸散量が増し湿地への集水量が不足する。

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▲ため池のウシガエルを捕獲するためのモンドリ(地獄網)

もうひとつの訪問場所・重井薬用植物園では、園長の片岡さんより園内を案内していただきながら湿地の管理について教えていただきました。

・湿地の管理
毎年冬に除草し、刈り草は全て湿地の外へ持ち出している。

・木道を設置する際の留意点
木道は水の流れに対して直角になるように設置する。日陰になる木道の下は植物が生えにくいため、木道を水の流れと並行に設置すると木道の直下に水路ができて湿地全体に水が行き渡りにくくなる。

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▲刈った木は虫の棲み処にする。こんな感じで積んでおくと転がしておくより見た目がいい





  1. 2016/12/01(木) 11:04:36|
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WOOD JOB!! The eazy life in KUROBUCHI.

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▲今日は”WOOD JOB"。園内の山林で椎茸のほだ木をつくりました。

金曜日までは”草刈りの人”として過ごしておりましたが、今日からしばらくは木こりになります。

というのも、11月26日(土)に開校する”せら里山楽校”の子ども教室で椎茸の植菌体験をやることになり、自然観察園の山で椎茸の原木用のコナラ(小楢)を伐ることにしたからです。

椎茸菌を植えるほだ木はホームセンターでも売っていますが、自然観察園の散策路沿いの山林には椎茸のほだ木に適したコナラがたくさんありますから、これを利用しない手はありません。

端材は薪にすることもできます。

数日前、根元の径が20cmほどのコナラを4本ほど伐っていたので、今日はこれを1mほどの長さに切り分ける作業を行いました。

結果、3時間ほどかけて約30本のほだ木が準備できました。

明日は、ドリルでほだ木に駒菌(たばこのフィルターサイズに成形したコナラに椎茸の菌を植え付けたもの)を埋め込む穴を開ける予定です。

当日は、ほだ木に駒菌を埋め込む作業や、ほだ木にドリルで穴をあける作業を体験してもらいます。

他にも楽しい体験メニューを用意しています。

みなさん、是非お越しください。

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▲自然観察園の散策路を歩くイシガメ(日本石亀)を発見。左前方の茂みの向こうにあるトンボ池を目指しているのか?

【作業】
11月20日(日)椎茸のほだ木づくり(3時間)
  1. 2016/11/20(日) 17:33:47|
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園内のログハウスに薪ストーブを設置しました


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▲薪ストーブ設置したログハウス

長らく倉庫として使ってきたログハウスを片付けて、薪ストーブを設置しました。

ストーブはホームセンターで売られている4,000円ほどのブリキ製で、炉台はブロックを6枚ほど置いただけのもの。

煙突はシングル管で、アルミ板で作った眼鏡石ならぬ眼鏡板を窓枠にはめ、横引きで抜いてみました。

薪ストーブもその他の資材もすべて公園にあったものを使用したので投資金額は0円。

薪も園内の整備をすればするほど、お金をかけずにいくらでも調達できます。

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▲室内はこんな感じ

これから迎える寒い季節。

自然観察会や園内整備の際には、このログハウスで暖をとっていただこうと思っています。

ただし、薪ストーブを設置したのは6畳弱の小さなログハウス。

試し炊きをしてみると、すぐに室内は30度を超えるサウナ状態になりました。

というわけで、もっともっと寒くならないかと、寒さを待ち焦がれる今日この頃です。

ちなみに、薪ストーブは三度体を温めるといわれています。

三度の中身は諸説ありますが、以下、管理人が気に入っているものを記しておきます。

一度目 木を伐りだすとき

二度目 薪割のとき

三度目 ストーブに火を入れたとき

おまけ 薪ストーブ料理を食べるとき

【作業】
11月11日
・薪ストーブ設置(3時間)

  1. 2016/11/13(日) 13:53:25|
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池干し観察会の準備


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▲池干しの狙いのひとつはウシガエルの駆除。狙いどおり捕獲

11月6日(日)はトンボ池の池干し観察会です。

今日はその下見をかねてトンボ池にはびこるフトヒルムシロ(太蛭筵)を除草することにしました。

少しずつ抜いていた池の水、水深も浅くなり胴長で入れるようになりました。

と、大きなものが動きました。

ウシガエルです。

フトヒルムシロの陰に隠れたところを捕獲。

事前に下ごしらえをしておいて、観察会では参加者のみなさんと頂こうと思っています。(乞うご期待)

除草作業は4時過ぎに終了。

あとは日曜日に合わせて水をできるだけ抜いて、観察会当日、何がいるかをみんなで調べます。

あわせて、ウシガエルとウシガエルのオタマジャクシも駆除する予定です。

胴長をお持ちでない方でも、ひざ下まである長靴をご用意いただければ池の底に入れます。

今日ウシガエル以外に目についてものは以下の通り。

ツチガエル(オタマジャクシ含む)そこそこ、ヤンマのヤゴうじゃうじゃ、ミズカマキリうじゃうじゃ、マツモムシ一番多い

でした。

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▲除草前の池の様子。フトヒルムシロがびっしり

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▲除草開始。わりと簡単に抜けるが持ち出すのが重労働

  1. 2016/11/03(木) 17:14:03|
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溝掘り


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▲溝掘り(泥上げ)して流れの良くなった湿地沿いの水路

昨日は、午前中は生物多様性広島戦略会議普及・啓発部会に出席(会議と言っても初めての出席で話を聞くだけでしたが)。

午後は御調中央小学校4年生の道徳の授業でゲストティーチャー。
テーマは「自然を守るためにできること」です。
「田んぼにも豊かな自然があるので、しっかりお米を食べてね!」というような話をしたました。

というわけで、園内の作業は出来ず仕舞い。

今日はというと、この秋一番の寒さでしたが、いいお天気なので11月6日(日)の池干しに備えて水路の溝掘り(泥上げ)をやりました。

上げた泥に交じってヤゴやオオコオイムシがぞろぞろ出てきます。

目に付いたものは水路に戻しましたが、何匹かは処分した泥に埋もれ可愛そうなことになっているかもしれません。

作業は午前中から始め、お昼をはさんで午後3時に終了。

水の流れがよくなり、見た目もすっきりしました。

溝掘りのもうひとつの目的はヒョウモンモドキの食草であるキセルアザミを水路沿いに植えるための準備。

池干しが終わったら、園内に生えているキセルアザミを水路沿いに移植する予定です。

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▲泥上げの済んだ水路に、試しにため池の水を流しているところ
  1. 2016/11/01(火) 16:28:18|
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自然観察園の稲刈り


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▲自然観察園の田んぼで育てたもち米のハゼ(ハデ)

昨日は世羅町小谷でカエル調査のお手伝いでしたが、今日は自然観察園の田んぼで”もち米”の稲刈りをしました。

稲刈りに備えて1か月前から水路から水を入れないようにしていましたが、田んぼは染み出す水でベチョベチョです。

当初の予定では、刈り取りと刈った稲を束ねるバインダーという農機具を使う予定でしたが、水浸しの田んぼでは人力でやるしかありません。

田んぼの状態は稲刈りというより田植えって感じです。
腰が悲鳴を上げますが、イモリやツチガエルのオタマジャクシ、オオコオイムシが慰めてくれます。
今ではめっきり見かけなくなったタイコウチもいましたよ。

結果、3時間ほどの稲刈りで三分の二ほど収穫する事が出来ました。
残りは明日の仕事になります。

このあと2週間ほど天日で干して、11月には足ふみ脱穀機を使って脱穀します。
12月には餅つきをやりましょう。

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▲遅い田植えだったので収量は少なめですがモミはいい感じに膨らんでます。


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▲稲刈りの最中、小さなお客様が大勢通りかかり元気な挨拶をしてくれました。
来園する保育園の園児のほとんどは芝生広場で過ごしますが、今日のお客様は自然観察園で虫取りやドングリひろいを楽しんでいました。

  1. 2016/10/20(木) 17:09:20|
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草刈り人の目標


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▲自然観察園が目標にしている溜池の堤

今日は草刈りをお休みして黒川の溜池に行ってみました。

この場所は過去のブログでも紹介されていて、管理人も10年ほど前から知っている大好きな場所です。

田んぼの稲は穂を垂れ色づき始めていました。

目指す溜池には、昔と変わらず、たくさんの花が咲いていました。

この池は江戸時代には既に造られていた古いものですが、今では水は貯まらず、溜池としては利用されていません。

しかし、今では希少となったキキョウやオミナエシが、ワレモコウ(吾亦紅)やハギ(萩)、ススキ(芒)などとともに池の堤を覆っていました。

かつては池の底で、今では湿地となってる場所には、サギソウ(鷺草)やホザキノミミカキグサ(穂咲きの耳掻草)、サワギキョウ(沢桔梗)を見ることが出来ます。

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▲ワレモコウの向こうにはサギソウが咲く湿地が広がっている。

使われなくなった溜池とはいえ、草刈りが行われているからこそ、秋の草花も絶えずに残っています。

この池より更に上部ある溜池は昭和になって造られた物のようですが、堤にはキキョウ、オミナエシ、ワレモコウ、ハギなどがたくさん咲いていました。

こちらの池の堤も年に数回草刈りが行われているようです。

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▲現役の溜池の堤にもキキョウ、オミナエシ、ハギ、ワレモコウが普通に咲いている。

また、別の池には、これまた希少なヤマトミクリ(大和実栗)が自生しています。

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▲溜池に自生するヤマトミクリ。

一方、田んぼの畦はというと、こちらは丁寧に草が刈られていて、大部分がチガヤ(茅萱)で覆われています。

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▲田んぼの畦はチガヤの草原

池の堤と比較すればよくわかりますが、秋の七草などを増やそうと思うと、草刈りの頻度はかなり少なくする必要があります。

まだまだ草刈りが続く自然観察園ですが、闇雲に刈るのではなく、今日訪れた黒川の溜池の堤のような状態を早く実現したいと思っています。





  1. 2016/08/19(金) 17:01:53|
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ヒヨセ整備

冬季に行っている
貧栄養湿地のヒヨセの管理


ヒヨセ


ヒヨセ

水の通りが良くなりました。

作業中にはいろいろな生きものに出会います。


ガムシ


ガムシ



イモリ

イモリ



クロスジギンヤンマのヤゴ

クロスジギンヤンマ


アカガエルたちにも出会いました。

そろそろ産卵のシーズンかな?



広島ブログ
  1. 2015/01/24(土) 18:45:49|
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