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せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

小春日和の池干し観察会

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↑水がわずかに残ったトンボ池の底で”ガサガサ”。

数日前の予報ははずれ、今日は小春日和。

トンボ池で今年で3回目となる池干し観察会を行いました。

池干しの目的は次のとおりです。

① 外来種(ウシガエル)の駆除
せら夢公園の池には特定外来生物のウシガエルがいるので駆除します。

② 池の底にたまった有機物・栄養分の除去
池の底には落ち葉や水草などの有機物が徐々に溜まっていきます。
トンボ池はサギソウが自生する貧栄養湿地の水源ですから、
貧栄養の水質を維持するために有機物を除去します。
自然観察園では水と一緒に流すだけですが、
化学肥料が普及するよりも以前は、池の底の泥を田畑の肥料として利用していました。
明石市では海の貧栄養化によるノリの色落ちを改善するために、
一時は行われなくなっていた池干し(かいぼり)を復活させ、池の底にたまった栄養分を積極的に海に流す取り組みが行われています。

③ 生き物の観察
どんな生き物が池を住処にしているかを調べます。

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残念ながら、池でしばしば見かけるウシガエルの成体を捕らえることはできませんでしたが、
いろんな生き物を観察することが出来ました。
ヤゴなど同定が難しい生き物もいましたが、成体や産卵の様子から以下のようにまとめてみました。

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↑一番たくさんとれたのはクロスジギンヤンマとギンヤンマのヤゴ。

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↑大きいのが巣から取り出したトビケラの仲間の幼虫(体長約1.5cm)。左下は甲殻類のミズムシ、右下はカゲロウの仲間の幼虫。

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↑ミノムシのようなトビケラの幼虫がつくった巣。

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↑ツチガエルのオタマジャクシ。矢印で示しているのは片側にだけある鰓穴(さいけつ)。オタマジャクシの鰓(エラ)は体の中にあって見えませんが、口から吸った水はこの穴から体の外に出しています。

【トンボのヤゴ】
クロスジギンヤンマ
ギンヤンマ
オオルリボシヤンマ
ネキトンボ
ハラビロトンボ
イトトンボの仲間

【カメムシの仲間】
マツモムシ
コマツモムシ
ミズムシ
マルミズムシ
ミズカマキリ

【その他の昆虫】
ハイイロゲンゴロウ
トビケラの仲間の幼虫
カゲロウの仲間の幼虫

【甲殻類】
ミズムシの仲間

【オタマジャクシ】
ツチガエル

参加してくれた子どもたちは
「マルミズムシのような小さな生き物が観察できてよかった」
「クロスジギンヤンマとギンヤンマのヤゴの違い、雄雌の見分け方が分かった」
と、感想を話してくれました。

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↑胴長をはいたままだと汗ばむほどの陽気でした。

  1. 2018/11/17(土) 17:24:20|
  2. 観察会
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サギソウ観察会

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↑例年より1週間早いペースで開花したサギソウ

見頃を迎えたサギソウの観察会を8月11日から14日にかけ延べ7回開催しました。

広島市や福山市など遠方からの参加者を含め約70名の方々に湿原いっぱいに咲いたサギソウを楽しんでいただきました。

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案内役は中島会長と公園スタッフが勤め、サギソウの蜜を味わってもらうなど、観るだけではない一味違うサギソウ観察会になりました。
 
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↑少なくなったとはいえハッチョウトンボもこの時期の見どころとして好評でした。

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  1. 2018/08/17(金) 17:28:34|
  2. 観察会
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自然観察園で池干し観察会

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↑広島から中学3年の女の子もやってきた!

広島では視ることができないようですが、東京のほうでは「池の水全部抜く大作戦」という、ため池を干して池の中の中の生き物を調べたり、外来種を駆除したりという番組がけっこうな視聴率をとって評判らしい。

と、雪がちらつく11月19日(日)に、自然観察園の池干し観察会を決行しました。

自然観察園では昨年に続く2回目の池干しですが、今シーズンは、ゆめ農業講座で世羅町田打地区でもやったので、せら夢公園でもプチ池干しブームって感じです。

この日の参加者は広島から2組、福山から中学の理科の先生がお一人、尾道から1組、地元からは中国新聞の記者さんと息子さんの、総勢13名+管理人でした。

場所はアサザが水面を埋め尽くしている観察園の中ほどにある小さな池です。

この池は、数年前からモリアオガエルの産卵場所ともなっています。

この日捕らえた生き物はというと以下の通り。

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↑オオコオイムシ、クロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ

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↑イモリ、マツモムシ

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↑ヤンマの仲間のヤゴ

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↑自然観察園の散策路で震えていたアナグマ

イモリ
ツチガエル
ツチガエルのオタマジャクシ
オオコオイムシ
クロゲンゴロウ
ヒメゲンゴロウ
マツモムシ
ヤゴ(ヤンマの仲間、ヨツボシトンボ?、


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  1. 2017/11/30(木) 17:13:31|
  2. 観察会
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ブッポウソウ観察会(7月2日)

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  1. 2017/07/01(土) 09:05:37|
  2. 観察会
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山の日(6月4日)のイベントでハッチョウトンボやヒョウモンモドキを観察できます。



6月4日(日)にせら夢公園で開催されるひろしま「山の日」県民の集いin世羅では、行事の一つとして自然観察園で世羅高原の動植物の観察会を行います。

湿地のハッチョウトンボやヒョウモンモドキなどをご紹介しますので、みなさん是非お越しください。

なお、午前の部は10:30受付開始、観察会11:00~12:00、午後の部は13:30受付開始、観察会14:00~15:00です。

山の日の詳しい行事内容はこちらから。

  1. 2017/05/20(土) 07:21:52|
  2. 観察会
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晩秋の自然観察ウォーキング


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▲観察会の途中で薪ストーブを設置したばかりのミニログハウスに立ち寄る。右から二人目がサポーターズクラブの沖田穂積さん。

11月12日(土)、観察会を行いました。

参加者は2名と少なかったのですが、自然観察園を開園する以前からボランティアで園内の整備をしてくださっている沖田穂積さんが広島市からかけつけてくださいました。

沖田さんからは、自然観察園の草創期の貴重なお話を聞かせていただきました。

例えば、夢見山から自然観察園へとつながる林内の散策路は、サポーターズクラブのメンバーが手作りで整備したものだそうです。

また、当初は草刈り機やチェーンソウはなく、鎌や鋸で木を切っていたとのことで、先人の方々のご苦労の上に現在の自然観察園があるということを改めて認識させていただきました。

新しい管理人が就任して以降、サポーターズの方々とお会いする機会を充分につくることができなかったのですが、沖田さんのお話を聞いて、サポーターズクラブの存在をとても心強く感じました。

サポーターズクラブの予定している行事としては、12月10日(土)には総会と視察研修会を開催します。

会員の方はもちろん、サポーターズクラブに関心をお持ちの方はお気軽にご参加ください。

詳しくは、以下の自然観察園だより10月号と「自然資源を活かした地域づくりフォーラムin広島」のページを参照してください。

ちなみに、この日に観察できたものを少し紹介しておきます。


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▲スギヒラタケ(杉平茸)。旨そうにも見えるが死亡例もある猛毒キノコ

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▲裏側はこんな感じ

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▲公園のバックヤードのフェンスの下で見つけたシロハラ(白腹)。体長約20cm。冬鳥だが中国山地でも繁殖例が報告されている。

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▲腹が白いのでシロハラ

【作業】
11月12日
・ログハウス横の水路の泥上げ(30分)
  1. 2016/11/13(日) 15:13:14|
  2. 観察会
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トンボ池の池干し観察会のご案内


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▲トンボ池を牛耳っている?ウシガエル(牛蛙)

自然観察園の一番上にあるため池「トンボ池」にはたくさんのウシガエルがいます。

ご存知のように、ウシガエルは食用としてアメリカから持ち込まれた外来種です。

体が大きく大食漢のウシガエルは、在来の生き物を手当たり次第に食べてしまいます。

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▲フトヒルムシロ(太蛭筵)が水面に広がるトンボ池

トンボ池には名前のとおりトンボのヤゴ、イシガメ(石亀)やクサガメ(臭亀)の住処になっています。

早春にはヒキガエル(蟇蛙)も産卵にやってきてオタマジャクシがここで育ちます。

ですが、このところ、ヒキガエルのオタマジャクシの数がめっきり少なくなったように感じています。

ウシガエルに食べられているのかもしれません。

というわけで、今度の日曜日、11月6日(日)にあわせて池を干してウシガエルとオタマジャクシを駆除することにしました。

ついでに、水草のフトヒルムシロも増えすぎたので間引こうと思います。

開園以来、池を干すのは初めてです。

はてさて、どんな生き物を観察できるでしょうか。

作業をお手伝いしていただければ大助かり、観察だけの方も歓迎です。

皆様のお越しをお待ちしています。

■トンボ池観察会
日時:11月6日(日)10:00~12:00
場所:公園管理センター集合
参加費:なし
服装:長靴、ウエーダーなど

※11月12日(土)には観察園の観察会です(10:00~12:00)
詳しくはイベント情報自然観察園だよりをご参照ください。
  1. 2016/10/30(日) 15:20:58|
  2. 観察会
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本日も昆虫採集のお客様がご来園


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▲捕まえた後は名前調べ

昨日に続いて小雨交じりのお天気でしたが、昆虫採集をするために広島県労働者福祉協議会ご一行様がご来園。

1時間半ほど、子どもも大人も、虫取りに興じました。

今日の成果は以下の通りです。

○トンボの仲間
ノシメトンボ、アキアカネ、ヒメアカネ、シオカラトンボ、アオイトトンボ
○バッタの仲間
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、イボバッタ、マダラバッタ、ハネナガイナゴ、コオロギの仲間
○チョウの仲間
キタキチョウ、ツマグロヒョウモン
○その他の昆虫
オオカマキリ、カミキリムシの仲間、ナナホシテントウ

とりあえず、昆虫採集の予定は今日の行事で一段落となります。

自然観察園の昆虫のみなさん、お疲れ様でございました。

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▲今日の昆虫採集は大人も参加


  1. 2016/10/01(土) 16:48:38|
  2. 観察会
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小雨の昆虫採集


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▲あいにくの小雨でもみんな元気です。

今日は甲山小学校3年生18人が昆虫採集にやってきました。

天気はあいにくの小雨模様。

それでもみんな元気よくいろんな生き物を捕まえてくれました。

捕まえた生き物は公園管理センターにもどって調べました。

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▲調べてます。

甲山小学校3年生の調査結果は以下の通りです。

■昆虫
○バッタの仲間
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ハネナガイナゴ、コオロギの仲間
○トンボの仲間
ノシメトンボ、ナツアカネ、ヒメアカネ
○チョウ
キタキチョウ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ
○その他
オオカマキリ、ツクツクボウシ
■その他
カナヘビ


  1. 2016/09/30(金) 17:00:06|
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クモ(蜘蛛)の子を散らしたような自然観察


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▲写っているのはクモ(蜘蛛)の子ではありません。

今日は三原市立田野浦小学校の3年生約90名が社会見学で自然観察園にやって来ました。

観察園で社会見学?と不思議に思っていたら、来る途中に世羅のナシ園でいろいろ勉強してきたとのこと。

到着後、まずは昼食、そのあとお待ちかねの生きもの採集です。

90人の子どもたちのお世話をするのは、いつもの中島さんと管理人の二人、それと先生方。

子どもたちはやる気満々ですが、採集の前段には、野山に潜む危険な生きものの紹介をしておかなければなりません。

数日前にマムシを捕まえていましたから、まずはマムシを見てもらい、あわせてスズメバチも見てもらいました。

そのあと、3・4人の班に別れて、それぞれ思い思いに生きものを探し、最後に捕らえた生き物の名前を調べました。

今年の4月からいろんな学校の子どもたちが自然観察園に来ましたが、100人近い子どもたちが自然観察園を訪れるのは今回が初めてです。

公園の紹介と採集方法の説明が終わると、まさに、クモの子を散らしたような、まことににぎやかな自然観察園が出現しました。

30分ほど生きものを採集した後、主な生きものを記載した記録用紙に記入して自然観察を終えました。

ちなみに、この日の獲物は以下の通りです。

イモリ、トノサマガエル、ニホンアカガエル
ノシメトンボ、ナツアカネ
ショウリョウバッタ、オンブバタ、トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、ハネナガイナゴ、エンマコオロギ
カマキリ類、キアゲハ、キタキチョウ

なお、学校、団体、親子のグループで昆虫採集をしたい方がいらっしゃればご相談ください。貸し出し用の道具もあります。


  1. 2016/09/21(水) 16:41:26|
  2. 観察会
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