せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

マムシ(蝮)が出た!


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▲自然観察園の田んぼの畦で見つけたマムシ(蝮)

湿生花園の田んぼの畦を歩いていると、なんと、マムシ(蝮)がいました。

自然観察園にはたくさんカエルがいますから、マムシがいても全然不思議ではありません。当然と言えば当然です。

見つけたマムシは少し小さめでしたが、毒ヘビですので、さっそく捕まえることにしました。

毒ヘビとはいっても、マムシにとっては人間は最大の天敵。マムシは逃げていきます。

追いつめると、ようやくトグロを巻いて臨戦態勢にはいりました。

あばら骨(?)を拡げて体を大きく見せ、ガラガラヘビのように尻尾を震わせて威嚇します。

どんなに威嚇しようとも、短く刈られた芝の上で逃げ場を失っているのでマムシに勝ち目はありません。

持ち合わせていた虫捕り用の網ですくい取られ、そのあと蓋つきのプラスティックケースに入れられる身となりました。

その後はというと、近くの直売所にもらわれて行きました。

今頃は、焼酎に浸かっているかもしれません。※

なお、自然観察園では、ご来園者の皆さまがマムシに噛まれることがないよう、遊歩道周辺は草刈りを励行していますので、安心してお越しください。

(追記)
※通常、焼酎漬けにする場合は、まずは体が浸かるぐらいの水を入れた容器の中で排泄物を出したあとです。

標準和名:ニホンマムシ(日本蝮)   このあたりでは「ハミ」と呼んでます。
分類:クサリヘビ科 マムシ属




  1. 2016/07/25(月) 17:33:50|
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坂の上の亀


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▲公園の最高地点で見つけた亀の卵の殻(写真右側)と穴(写真中央)

せら夢公園名物のスベリ台の奥にある里山の散策道を歩いていると、公園の最高地点付近で穴ぼこと卵の殻を見つけました。

一瞬目を疑いましたが、亀の卵のようです。

殻の近くには直径十数センチの穴が掘られていて、卵の殻は穴から少し離れたところに転がっていました。
どうやら、子亀が孵化する前に、タヌキなどの外敵に卵は掘り返されて食べられてしまったようです。

それにしても、なんでまたこんなに遠い場所まで亀はやってきたのでしょうか?
亀を普段見かける一番近い水辺は自然観察園のトンボ池です。
卵の殻が見つかったのは、そこから直線距離にして約200m、標高差30mの山の頂上です。

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▲林床で見つけたクサガメ(臭亀)

などと思いながら先を進むと、散策道から少し離れた林床で亀を見つけました。
クサガメ(臭亀)です。
あの卵を産んだ亀かもしれません。
亀の進む先には、自然観察園とトンボ池があります。

ちなみに、クサガメは6月から7月にかけて産卵します。
公園内では池のほとりや湿地のほとりだと思っていましたが、山頂まで産卵場所として利用しているとは驚きでした。

ところで、今回山の上で見つけたような穴と卵の殻を公園内で見かけることがあります。
外敵に食べられた跡です。
せっかく産み落とされた卵ですが、全てが孵化するわけではないんですね。

以上、”坂の上の亀”のお話でした。






  1. 2016/07/19(火) 14:55:26|
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シマヘビ(縞蛇)とカラスヘビ(烏蛇)


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▲親とは似ても似つかないシマヘビ(縞蛇)の幼蛇(ようだ)

園内で見慣れない小さなヘビ(蛇)が目にとまりました。
長さ40センチ弱で、目立つオレンジ色をしています。
追いかけると、ブロック脇の茂みに隠れました。
そおっと草をかき分けて写真を撮り、事務所に帰って調べてみました。

見慣れない蛇の正体はシマヘビ(縞蛇)の幼蛇、つまり子どもでした。
それにしても、いつも見慣れているシマヘビとは随分と色も模様も違います。

管理人が一番良く目にするシマヘビは、世羅や御調の農家のほとんどが「カラスヘビ(烏蛇)」と呼んでいる黒化したタイプです。
シマヘビの名のもとにもなっているベージュに黒の縞模様のタイプには、何故かあまりお目にかかりません。
ましてや、こんな色のシマヘビを見たのは初めてです。

ちなみに、田んぼでよく見かけるヤマカガシ(山棟蛇)にも黒いタイプがいます。
こちらも、農家の多くが「カラスヘビ」と呼んでいます。
同じ黒色でも、よく見るとヤマカガシには特有の模様があるので簡単に見分けがつくのですが、ほとんどの農家は区別していません。

農家が気にする蛇はマムシだけ。
焼酎付けにする場合は生け捕りにして、そうでない場合は躊躇することなく殺します。
(78歳になる私の母もそうです)

アオダイショウ(青大将)も親子で見た目が異なり、子どもはマムシに似たまだら模様をしています。

それにしても、アオダイショウにしても、シマヘビにしても、なんで親子なのにこうも姿が違うのか、不思議ですねぇ。
根拠のない推測ですが、子どもはいろんな生き物から狙われますから、親と違う姿は精いっぱいの護身術なのかもしれません。

  1. 2016/05/09(月) 17:15:25|
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せら夢公園の爬虫類カメ目

本日晴天。
朝からせら公園は大賑わいです。
管理人は、午前中の涼しいうちに少し前に刈った草を片付けることにしました。

湿生花園と山林の間を通る小道の刈り草や落ち葉を熊手でかいていると、
クサガメ(臭亀)がでてきました。


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▲落ち葉の下から出てきたクサガメ(臭亀)

自然観察園で見られるカメの仲間は2種。
作業中に見つけたクサガメと、トンボ池でよく見るイシガメ(石亀)です。

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▲静かにしていると引っ込めた頭と足を出しました。

クサガメはその名の通り臭い匂いを出すことから名づけられました。
主に平地の河川やため池に生息し、田んぼもよく見かける亀です。

一方イシガメは、平地よりも山麓部に多く見られる亀です。
名前の由来はよくわかりませんが、甲羅は石のようにも見えるから???

亀を観察するのはとっても簡単です。
自然観察園のトンボ池では、今日みたいに天気のいい日には倒木の上で甲羅干している姿を観察できます。

変わり種もいます。
先日、甲羅干し中のカメの写真を撮っていると、イシガメに混じってイシガメとクサガメの両方の特徴をもったカメを見つけました。

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▲イシガメ(石亀)(右)と変わり種「ウンキュウ」(左)。甲羅が面白い。

イシガメの甲羅の後ろ側はギザギザになっています。クサガメにはギザギザはありません。

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▲甲羅干しするイシガメ(石亀)

一方、クサガメの甲羅には3本の隆起(キール線)があります。イシガメの甲羅はのっぺり。

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▲クサガメの甲羅。三本の隆起がありお尻の側にはギザギザが無い。

先日見つけた変わり種の甲羅は、後ろ側にギザギザがあって、しかも3本の隆起があるように見えます。
もしかしたら、イシガメとクサガメの雑種かもしれません。

自然の状態でもまれに発生することが知られており、イシガメに近いタイプ、クサガメに近いタイプ、両方の中間型など、
いろんなタイプの雑種がいます。
雑種でも繁殖力があるので、クオーターの雑種もいるようです。

こうした雑種は”ウンキュウ”とも呼ばれています。
名の由来は諸説ありますが、中国語で陸上や淡水に生息する亀を意味する「烏亀(ウーグェイ)」が変化してこう呼ばれるようになったといわれています。

以上は、自然観察園の亀のお話でしたが、せら夢公園には、もう二種類の亀も住んでいます。

公園管理センターで飼育している、ミシシッピーアカミミガメ(ミシシッピー赤耳亀)と、
スッポン(鼈)です。

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▲福岡生まれのスッポン(鼈)

スッポンは公園一の人気者です。

この連休中、公園の亀に会いに来ませんか?
  1. 2016/05/04(水) 15:17:43|
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