FC2ブログ

せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

春が来た!アカガエルの産卵始まる

P2060116 (2)
↑アサザ池にで見つけた今年最初の卵塊

月曜、火曜と暖かい日が続いたあとの今朝の雨、間違いなく今日だろうと園内を歩いてみるとありました。

アカガエルの卵塊です。

表面の粒々感がしっかりした感じなのでニホンアカガエルの卵塊かもしれません。

昨日は閉園日でしたが、自然観察園ではアカガエルの鳴き声がにぎやかに響いていたはずです。

これから一雨ごとに卵塊は増えていくのでしょう。

今日の卵塊数(アカガエル類合計)

○アサザ池  4
○コウホネ池 6

P2060113 (2)

↑胚のアップ(動物極側)

P2060115 (2)
↑植物極側

 




  1. 2019/02/06(水) 15:37:08|
  2. カエル
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

オオタカに襲われた?ハイタカ

haitaka20180102kansatsuen.jpg
↑餅つきを終え自然観察園を巡回している際に見つけた鳥の羽

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、公園は1月2日から仕事始めですが、新年初日に開園日はおかげさまで恒例のたこあげ大会とお餅つきで賑わいました。

人影もまばらになった3時過ぎ、自然観察園を巡回していると、林縁の散策路に鳥の羽を見つけました。

この羽の持ち主は何者かに襲われたようです。

大きなものだけ羽を集めて管理センターへ持ち帰り、被害者は誰なのか調べてみました。

模様から猛禽類にあたりをつけて「野鳥の羽ハンドブック」(文一総合出版)を見てみると、ツミの羽に似ていますが、縞模様(横帯)の数が違うようです。

haitaka-obane-upper20180103kansatsuen.jpg
↑ハイタカのものと思われる尾羽(上面)。12枚全部そろっている。

haitaka-obane20180103kansatsuen.jpg
↑尾羽(下面)。上面よりやや色が薄い。

確信はないのですが、ネット上の情報から推察するに、被害者は「ハイタカ」ではないかとの結論に至りました。

では、加害者はいった誰なのでしょうか?

肉食の哺乳類、キツネ、イタチ、テンなどが容疑者として考えられますが、そうだとすると獲物を捕らえた際に地上に降りたところを狙われたことになります。

ですが、ハイタカが狙うのは主に小鳥です。獲物を捕らえたあと地上の降り立つことも稀でしょうし、そこを哺乳動物が待ち伏せして襲うなどという確率は限りなく0に近いでしょう。

以前、自然観察園で巣立ったブッポウソウの雛をオオタカが狙っていたことをこのブログで紹介しました。

「ひょっとすると犯人はオオタカではないか?」、そう考えて調べてみると、岩手県のレッドリストのページで次のような記述を見つけました。

「生存に対する脅威『営巣場所として好む若い人工林の減少、天敵であるオオタカの増か』」


実際に現場を見たわけではないので確証はありませんが、新年最初となるブログでは”オオタカに襲われた(かもしれない)ハイタカ”のことを紹介させていただきました。

緑に覆われた季節にはなかなか観察できなかった里山の小鳥たちも、冬枯れの木立の中では愛らしい姿を見せてくれます。

haitaka-hane20180103kansatsuen.jpg
↑回収できた風切羽と尾羽(下面) 

mochitsuki20190102kouen.jpg
↑餅つき

takoage20190102kouen.jpg
↑たこあげ

  1. 2019/01/03(木) 15:33:48|
  2. 鳥類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カヤネズミ(茅鼠)の調査

kayanezumi20181214suzu.jpg ↑例年ならこの時期にはいないはずの子ネズミが巣の中で見つかった。

12月14日(金)、JA尾道市御調営農センターと御調中央小学校5年生とで御調町鈴地区でカヤネズミの調査を行いました。

kayanezumi-chousa20181214suzu2.jpg
↑子ネズミがいた巣が見つかったメリケンカルカヤが生えた休耕田

これは環境省が全国で行っているモニタリングサイト1000という市民による調査活動で、調べることを通じて身近な自然を守ることを目的として行われています。

調査方法はというと、ススキやチガヤなどの茅(カヤ)が
生えている田んぼの畦や休耕田でカヤネズミの巣を探すというものです。

kayanezumi-chousa20181214suzu.jpg

↑適度に草刈りをされた斜面にはススキやチガヤが茂りカヤネズミの格好の住みかとなる

kayanezumi-su20181214suzu3.jpg
↑ススキやチガヤの葉を材料に作られたカヤネズミの巣


カヤネズミは日本最小のネズミで体長は約5cm。

ススキなどイネ科植物の葉を巧みに使って球状の巣をつくります。

kayanezumi-su20181214suzu.jpg
↑メリケンカルカヤの穂は子ネズミにとってはふかふかのベッド

田んぼの稲で巣を作ることもありますが、エサはヒエなどの雑草の種や小さな昆虫などで、稲は食べません。

この日、5年生30人で1時間ほど調べた結果、14個の巣を見つけることができました。

例年であれば、この時期子育てが終わっているはずなのですが、巣のひとつに体長3cmほどの子ネズミが見つかり、みんな大喜び。もちろん観察した後は元いた場所に返してやりました。

近年、ススキやチガヤの生えた草地が減少し、草地を利用している多くの生き物が数を減らしています。

かつて、ススキは屋根の材料であり、農村には茅場とよばれる採草地がありました。

また、畦や土手に生えた草は家畜の餌として利用されていました。

農家によって適度な草刈りが行われたこうした場所は多くの生き物の貴重な住みかとなっていました。

しかし、草が資源として利用されなくなるにつれ、草地に依存する生き物は減少し続けています。

とはいいながら、解決策がないわけではありません。畦や土手を区画に分け、時期をずらして草刈りを行なえば、カヤネズミが住めるような草地環境を残すことが出来ます。

管理人は60aの田んぼで有機米を栽培していますが、田んぼに隣接する土手の斜面では、こうした草刈りを行っています。

そうのせいかどうかは不明ですが、毎年、トラクターによる春の耕運の時期と10月の稲刈りの際にはカヤネズミに出会うことができます。

  1. 2018/12/16(日) 17:31:13|
  2. スクールプログラム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

ボランティアがやってきた!

modoki-sagyou2018kansatsuen2.jpg
↑ヒョウモンモドキの保全活動の終了後には記録として必ず参加者全員の勢揃い写真を撮影します。前列中央のヒゲジイこと井藤会長の両端がボランティアの女性お二人。

ヒョウモンモドキの保全活動を担っているのはヒョウモンモドキ保護の会をはじめとするボランティアの皆さんです。

生息地の草刈り、幼虫の飼育、食草の育成、ニュースレターの発行など、一年を通じて様々な活動がボランティアによって行われています。

ですが、農業の現場と同じで、保全活動の担い手も高齢化が進んでいて、次世代の確保が大きな課題となっています。

というわけで、いきなり保護活動ということではなくて、気軽に作業を体験してもらう、つまりインターンみたいな形でボランティアを受け入れることをこの秋試みてみました。

volunteers20181121chuugoku-np.jpg
↑ボランティア募集を呼び掛ける中国新聞の記事

ホームページやフェイスブックで発信するとともに、中国新聞にもボランティア募集の記事を掲載してい頂きました。

結果はというと、昨日(11月28日)のことですが、東広島市西条からお二人の素敵な女性に作業をお手伝いしていただくことができました。

modoki-sagyou2018kansatsuen3.jpg
↑飼育ハウスの遮光ネットをはずす

modoki-sagyou2018kansatsuen.jpg
↑ 防虫ネットは大きいので作業にあたる人数が多いほど畳む作業がスムーズ。

作業内容は、降雪による飼育ハウスの倒壊を防ぐために遮光ネットと防虫ネットを取り外すというものです。

ヒョウモンモドキ保護の会のお二人と管理人、それとボランティアの女性をあわせた5名で、無事に雨が降り出すまでの午前中に作業を終えることが出来ました。

「楽しかった!」というのがボランティアのお二人の感想でした。

引き続きボランティアを募集していますので、これならできる、と思うものがあれば是非とも公園管理センターまでお問い合わせください。

【屋外での作業】
ノアザミが自生する畦畔、キセルアザミの自生する湿地の草刈り(随時)少しハード
・キセルアザミ、ノアザミの苗の移植・定植(2月下旬~3月下旬)軽作業
吸虫管を使って冬眠から目覚めた幼虫を採取する(3月中旬以降)軽作業
【農業用ビニールハウス内の作業】
・タムラソウの播種・育苗(随時)軽作業
・ノアザミの播種・育苗(随時)軽作業

  1. 2018/11/29(木) 16:02:53|
  2. ヒョウモンモドキ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

小春日和の池干し観察会

ikeboshikansatsukai20181117kansatsuen2.jpg
↑水がわずかに残ったトンボ池の底で”ガサガサ”。

数日前の予報ははずれ、今日は小春日和。

トンボ池で今年で3回目となる池干し観察会を行いました。

池干しの目的は次のとおりです。

① 外来種(ウシガエル)の駆除
せら夢公園の池には特定外来生物のウシガエルがいるので駆除します。

② 池の底にたまった有機物・栄養分の除去
池の底には落ち葉や水草などの有機物が徐々に溜まっていきます。
トンボ池はサギソウが自生する貧栄養湿地の水源ですから、
貧栄養の水質を維持するために有機物を除去します。
自然観察園では水と一緒に流すだけですが、
化学肥料が普及するよりも以前は、池の底の泥を田畑の肥料として利用していました。
明石市では海の貧栄養化によるノリの色落ちを改善するために、
一時は行われなくなっていた池干し(かいぼり)を復活させ、池の底にたまった栄養分を積極的に海に流す取り組みが行われています。

③ 生き物の観察
どんな生き物が池を住処にしているかを調べます。

ikeboshikansatsukai20181117kansatsuen3.jpg

残念ながら、池でしばしば見かけるウシガエルの成体を捕らえることはできませんでしたが、
いろんな生き物を観察することが出来ました。
ヤゴなど同定が難しい生き物もいましたが、成体や産卵の様子から以下のようにまとめてみました。

yago20181117kansatsuen.jpg
↑一番たくさんとれたのはクロスジギンヤンマとギンヤンマのヤゴ。

mushi20181117kansatsuen.jpg
↑大きいのが巣から取り出したトビケラの仲間の幼虫(体長約1.5cm)。左下は甲殻類のミズムシ、右下はカゲロウの仲間の幼虫。

tobikera-youchuu20181117kansatsuen.jpg
↑ミノムシのようなトビケラの幼虫がつくった巣。

otama-era20181117kansatsuen.jpg
↑ツチガエルのオタマジャクシ。矢印で示しているのは片側にだけある鰓穴(さいけつ)。オタマジャクシの鰓(エラ)は体の中にあって見えませんが、口から吸った水はこの穴から体の外に出しています。

【トンボのヤゴ】
クロスジギンヤンマ
ギンヤンマ
オオルリボシヤンマ
ネキトンボ
ハラビロトンボ
イトトンボの仲間

【カメムシの仲間】
マツモムシ
コマツモムシ
ミズムシ
マルミズムシ
ミズカマキリ

【その他の昆虫】
ハイイロゲンゴロウ
トビケラの仲間の幼虫
カゲロウの仲間の幼虫

【甲殻類】
ミズムシの仲間

【オタマジャクシ】
ツチガエル

参加してくれた子どもたちは
「マルミズムシのような小さな生き物が観察できてよかった」
「クロスジギンヤンマとギンヤンマのヤゴの違い、雄雌の見分け方が分かった」
と、感想を話してくれました。

ikeboshikansatsukai20181117kansatsuen.jpg
↑胴長をはいたままだと汗ばむほどの陽気でした。

  1. 2018/11/17(土) 17:24:20|
  2. 観察会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ