せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

深入山森林セラピーに行ってきました

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▲森林セラピーの〆はハンモックでの昼寝

8月の里山セミナーでは安芸太田町・深入山で行われている森林セラピーを体験しました。

参加者はサポーターズの総勢17名。

朝7時45分集合で安芸太田町・深入山グリーンシャワーを目指します。

10時前に到着。

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▲毎年春の草焼きで草原が保たれている深入山。

深入山の登山口のある深入山グリーンシャワーの標高は800mです。

高原の涼しい風と里山ガイドの皆さんが一行を迎えてくれました。

ここでサポーターズは3つのパーティーに分かれ、里山ガイドみなさんの案内によりセラピーが始まります。

まずは血圧と脈を測定します。

終了後にも測定してセラピーの効果を確認するためです。

その後、ストレッチもして、深入山の南登山口から森の中を深入山頂上へと抜ける登山道を登っていきます。

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▲登山口に掲げられている森林セラピーのサイン。なかなかのデザインです。

管理人のパーティーをリードしてくれるのは栗栖(くりす)さん。

里山ガイドになって間もないという栗栖さんのリードで気持ちのいい森の登山道をゆっくりと登っていきます。

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▲里山ガイドの栗栖さん(向かって右)

栗栖さんから深入山の草原や森の成り立ちの説明を聞いたり、登山道のまわりに自生しているクロモジの香りを楽しんだりしながら、登るというより、ゆっくりとゆっくりと歩いていきます。

こんなにゆっくりと登山道を歩くには初体験かもしれません。セラピーならではの登り方です。

コナラやミズナラ、アカマツの大木などが林立する森を1時間ほど歩くと、登山道は草原と森の境界線上に出ます。

目の前に広がる草原にはキキョウやオミナエシなどの秋の七草が花を咲かせていました。

ほどなくして昼食場所の西尾根休憩小屋に到着。

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▲休憩小屋で絶景もおかずにして「里山元気な山楽弁当」を堪能。ベンチの座面は外がよく見えるように高くなっている。

昼食は事前に予約しておいた森林セラピー特性「里山元気(まめ)な山楽(さんがく)弁当」(税込み864円)です。

里山元気な山楽弁当
▲「里山元気な山楽弁当」

五感を刺激する森林セラピーでは味覚も大切な要素ですからお弁当にも工夫がこらされています。

ご飯に使うお米は安芸太田産。おかずには必ず豆(まめ)を入れることになっているそうです。

お弁当箱のふたを開けると、大きなおにぎりが2個、野菜や肉魚のおかずがたっぷり入っていました。

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▲登りとは別の登山道を下る管理人のパーティー

山並みを眺めながらの食事を楽しんだ後は、3つのパーティーのうち2つは深入山山頂を目指し、管理人のパーティーは登りとは別の登山道を下り、林内でティータイムとハンモックでお昼寝を楽しみました。

ハンモックのお昼寝タイムは30分。

涼しい風に吹かれた30分はあっという間に経ってしまいます。

下山後に血圧と脈を測ってみると、血圧は上も下も20も下がっているではありませんか!

たまに行っているジムでも血圧を前後に測っているので、そこそこの運動をした後にお血圧が下がるのは知っていましたが、今日のようにゆったりと歩いたり昼寝をしたりすることで、こんなにも血圧が下がるとは驚きでした。

森林セラピーおそるべしです。

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▲深入山の森林セラピーロードマップ


  1. 2017/08/28(月) 16:36:12|
  2. せら夢公園サポーターズ
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きのこ観察会(10月9日)

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10月9日(月)、自然観察園できのこ観察会を開催します。
あんなキノコ、こんなキノコ
わかると楽しい秋の里山を満喫しましょう!

■主 催:せら夢公園サポーターズクラブ
■講 師:衛藤(えとう) 慎也(しんや)さん(きのこアドバイザー)
■期日・日程:2017年10月9日(土)
9:30 受付 (せら夢公園管理センター前)
09:45 キノコ採集・散策(せら夢公園内の山林)
      12:00 終了
■用意するもの:野山を歩く服装(長袖、長ズボン)、帽子、軍手、袋など
 
■参加費:100円(小学生・幼児無料)
■定 員:約40名
■申込期限:平成29年10月5日(木)(先着順)
■お問合せ・お申込み先
Tel      0847-25-4400
Email       yume@mail.mcat.ne.jp

チラシはこちらから
  






  1. 2017/08/26(土) 11:49:11|
  2. イベント
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キツネノカミソリ(狐の剃刀)

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▲国道184号線世羅町本郷の林縁で群生するキツネノカミソリ(狐の剃刀)

この時期、世羅町中心部にある国道184号線と国道482号線が交わる交差点から三次方面に北上するとほどなく、進行方向向かって左側の土手と右側の林縁に群生している朱色の花が目に入ります。

キツネカミソリの花です。

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▲林縁に群生するキツネノカミソリ。花茎が伸びるより前にきれいに草刈りがしてあります。

ヒガンバナの仲間で、ヒガンバナよりも一足早くに鮮やかな朱色の花を咲かせます。

自然観察園にはありませんが、管理人が住む尾道市御調町でも国道184号線を町の中心部から尾道方面へすこし走った右側の林縁に見ることができます。

ヒガンバナと同じように花のある時期には葉はなく、早春から伸び始める葉は花が咲く前に枯れてしまいます。

名前の由来は、この葉をカミソリに見立てて名付けられたものですが、身近に咲く花であるにもかかわらず、この名を知る人は多くはありません。

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▲一本の花茎につく花は3から5。ヒガンバナほどたくさんの花はつけない。

「早く咲くヒガンバナ」と思われているようです。

色は違いますが、同じ頃に咲く淡紅紫色のナツズイセン(夏水仙)も同じヒガンバナの仲間です。

キツネノカミソリはもともと日本に自生していたとされていますが、ナツズイセンはヒガンバナと同様に中国大陸からもちこまれたものといわれています。

これらヒガンバナの仲間は、いずれもよく手入れされた林縁や畔、川の堤防などに多く見ることができます。

これも、草刈り人の仕事といっていいでしょう。

標準和名:キツネノカミソリ
分類:ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
花期:8月から9月


  1. 2017/08/19(土) 16:51:39|
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サポーターズクラブの里山セミナー・総会のご案内

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▲研修予定の安芸太田町森林セラピーのコース(同ホームページより引用)

8月27日(日)の里山セミナーでは安芸太田町の森林セラピーを体験します。

あわせて、道中のバスの中でサポーターズクラブの総会も開催します。

サポーターズに入会していただければどなたでも参加していただけますので、ふるってご応募ください。

なお、バスの定員の都合上、先着27名様とさせていただきます。

詳しくは以下をご一読下さい。

■総会・里山セミナーのご案内
1 日時 平成29年8月27日(日)7:45集合  現地集合の場合は10:00集合
※集合場所:せら夢公園大型バス駐車場(自家用車は一般駐車場へ駐車して下さい)
2 場所 安芸太田町深入山グリーンシャワー
3 内容 
 1)総会(バスの車中で行います)
 2)せら夢公園の里山セミナー(森林セラピー体験「深入山セラピーロード」)
 ※森林セラピー体験の詳細は別紙資料を参照して下さい。
4 日程
 1)往路 せら夢公園(7:45出発)~尾道自動車道吉舎IC~中国自動車道三次東 JCT~中国自動車道戸河内IC~深入山グリーンシャワー(広島県山県郡安芸太田町松原1-1)(9:45到着)※車中にて総会を開催
 2)里山セミナー:森林セラピー体験「深入山セラピーロード」(10:00~14:00)
 3)復路 深入山グリーンシャワー(14:30出発)~中国自動車道戸河内IC~中国自動車道三次東JCT~尾道自動車道吉舎IC~せら夢公園(16:30到着解散)
5 参加費 参加負担金2,000円(バス代、セラピー体験料の一部として)
※現地集合の場合は1,000円
※おにぎり弁当を注文する方は弁当代864円が必要です。
6 申込期限 8月20日(日)FAX、Eメール、電話でお申し込みください。
7 申込・問合先 せら夢公園管理センター
■参加される方は、氏名、年齢、おにぎり弁当の要・不要をお知らせください。
〒722-1732 広島県世羅郡世羅町黒渕518番地1
☎:0847-25-4400,fax:0847-25-4306,Email:yume@mail.mcat.ne.jp

(詳しい案内をダウンロード)

  1. 2017/08/18(金) 11:50:34|
  2. せら夢公園サポーターズ
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生きものも育てる米作り研修会in田打

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▲殺虫剤を使わない田んぼでの害虫調査。我らが星野研究員が網で虫をすくっています。

8月10日、ヒョウモンモドキの新たな生息地創出を目指す世羅町田打地区のビオトーチの田んぼで病害虫に関する研修会を開催しました。

参加者は地元の農業法人・さわやか田打の岡田組合長と重鎮の坂口さん、県農業技術センターの星野研究員、それと公園の管理人を加えたこじんまりとした研修会です。

とはいうものの、少人数ながらも中身の濃い研修をすることができました。

ビオトーチは設置されて10年ほど経ちますが、この間地元の方々のご努力によって、よい環境が整い、多様な生き物が生息しています。

ヒョウモンモドキの食草であるキセルアザミや、成虫が蜜源としているノアザミも随分と増えました。

農事組合法人さわやか田打では、こうした取り組みをさらに前進させるために、ビオトーチ内に殺虫剤を使用しない田んぼを設けています。

チョウなどの昆虫に影響のある殺虫剤を減らすことで、将来、ビオトーチをヒョウモンモドキの生息地にしようと考えているのです。

この取り組みに広島県農業技術センターとせら夢公園も協力していて、定期的に病害虫の発生を調べていて、この日は農業法人の方といっしょに調べることにしました。


調べ方はいたって簡単です。

広島県農業技術センターの星野研究員が殺虫剤を使用しない田んぼと、使用した田んぼの虫を網ですくいます。

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▲うれしそう(?)に網でとらえた虫をみんなのもとへ運ぶ星野研究員

網に入った虫をプラスティックのバットに移し、害虫やそのほかの虫の様子を調べます。

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▲網の虫はバットへ移して観察。害虫はほとんどいません・・・
小さな点は稗(ひえ)の種

前日に殺虫剤とイモチ病などの予防剤を散布したという別の田んぼを調べてみると、害虫はほとんど見つかりません。

殺虫剤を1回も使用していない田んぼはどうかというと、こちらにも害虫はほとんどいません。

これまでの調査でもわかっていたのですが、今年はカメムシやウンカなどの害虫の発生が極端に少なくなっています。

調査した田んぼは9月の中頃に収穫するコシヒカリなので、仮にこれから稲を枯らす秋ウンカが増えたとしても、おそらく被害が出る前に収穫できるでしょう。

ということは、前日散布した殺虫剤の散布は無駄な費用を使ったということになります。

害虫がいなくて一安心できた研修会となったわけですが、前日行った20haの田んぼの農薬散布のことを考えると、苦笑いで締めくくる研修会ともなりました。

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▲「殺虫剤はやらんでよかったんか・・・」と苦笑いの田打の方々

ちなみに、日本の農家の多くはスケジュールに従って農薬の散布をしていますが、大規模な稲作を行っているアメリカなどでは、農薬散布にかかる費用と予測される減収とを天秤にかけて農薬散布の可否を決めています。そのための調査会社があって、農家は有料となる調査をその会社に依頼しています。

ひと昔と比べ使用される農薬の成分数は減りましたが、使っている農薬はよく効き、しかも長く効く農薬が使われています。

赤トンボの減少が各地で報告されていますが、その原因の一つがこうした農薬の仕様によるものだといわれています。

自分の目で病害虫の発生を確かめ、そのうえで無駄な農薬を使わない農家が増えなければ生き物の減少に歯止めはかからないと、あらためて考えさせられた研修会ともなりました。








  1. 2017/08/13(日) 16:59:03|
  2. 農業
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