せら夢公園 自然観察園ブログ

自然観察園、世羅台地の野山と田んぼからの日々のたより

せら高原の自然を楽しもう!里山セミナー開講

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▲夢見山でハンモックを楽しむ岩見さん(講師)

今日はせら夢公園サポーターズクラブ主催の里山セミナーの開講日です。

参加者は講師を含めて10名+せらケーブルねっと(ケーブルテレビ)のカメラマンの総勢11名です。

講師は岩見潤治さんと青木晋さん。

お二人は自然観察園の設計や建設のための調査を手掛けた、いわば自然観察園の生みの親です。

今日のテーマは「里山の楽しみ方、まもり方」

この季節の楽しみといえば、なんといっても山菜です。

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▲コシアブラとタカノツメの見分け方を伝授中

自然観察園では、タラ(楤)、コシアブラ(漉油、金漆)、タカノツメ(鷹ノ爪)などが食べごろを迎えていますから、まずは夢見山に登り、林内の散策道を山菜をとりながら進みました。

頂上付近の林内には事前にハンモックを設置しておいて、散策中に参加者や講師の方に寝転んでもらいました。

ちなみに、林内の散策道やその周辺は開園当初のサポーターズクラブのメンバーが整備したものです。

アカマツ(赤松)やコバノミツバツツジ(小葉三葉躑躅)以外の木は適当に間引かれていることや、コナラ(子楢)などの落葉広葉樹はまだ芽吹きの季節ですから、林床には春の陽光がふりそそいでます。

林床に目をやると赤紫色のシハイスミレ(紫背菫)が可憐な花を咲かせていました。

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▲自然観察園のログハウスで天ぷらパーティー。ケーブテレビも取材中

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▲今日の収穫。向かって右のザルに並んでいるのがコシアブラ(上)とサルトリイバラ(下)、左がタカノツメ

セミナーの最後には、採取したコシアブラやタカノツメを天ぷらにして食べました。

次回セミナーは「植物の見方・楽しみ方」を浜田展也さんを講師に開催します。

期日は5月28日(日)朝9時スタートです。

次回からの受講も大歓迎です。

【この日食べた山野草】
コシアブラ、タカノツメ、サルトリイバラ、ヨモギ、カラスノエンドウ、ヒメジョオン、スイバ、ノアザミなど

【学んだこと:里山の守り方】
・かつては山からは燃料(薪)、肥料(落ち葉)などを得ていた。
・その結果、山は松茸の生育に適した環境に保たれていた。
・しかし、プロパンガスや化学肥料の普及に伴い、山は利用されなくなり松茸も出なくなった。
・コナラやリョウブなどの広葉樹は伐採しても萌芽により再生し、里山は植林することなく維持されてきた。株立ちした広葉樹は、一度伐採されたものだということがわかる。
・昔のようなわけにはいかないが、温暖化の原因とされる化石燃料の消費量を抑えるためにも、山の木を燃料にするなどして、暮らしの中に山を利用することを取り入れることも重要。
 




  1. 2017/04/23(日) 17:07:46|
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ヒキガエル(蟇蛙)のオタマジャクシ

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▲ヒキガエル(蟇蛙)のオタマジャクシ

久々の更新ですみません。

ここのところ、年度末までの雑用と、ヒョウモンモドキの幼虫のお世話とで、ついつい更新をさぼってしまいました。

というわけで、今日はヒキガエルの卵塊のその後をお知らせします。

3月4日に見つけた卵は上の写真の通り、オタマジャクシになりました。

この春見つけた卵塊はひとつ。

かなりやばい状況かもしれませんが、オタマジャクシの数は数えきれないほど。

昨年秋までこの池ではフトヒルムシロ(太蛭蓆)が池全体にはびこっていました。

そこで、観察会を兼ねて池干しの際に一部を残して除草したところ、池の底までよく見えるようになりました。

オタマジャクシの様子もよくわかります。

今の状態が吉と出るか凶と出るかわかりませんが、彼らが無事カエルになるまで見守っていく予定です。

  1. 2017/04/02(日) 17:26:36|
  2. カエル
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春が来た!せら里山楽校

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▲出来上がった竪穴式(風)住居と参加者・スタッフのみなさん

3月4日(土)、天気は晴れ。

絶好のせら里山楽校日和でした。

1時間目は理科の時間。

広島県内の淡水に生息する魚介類や両生類などに詳しい内藤順一さんに、園内のアカガエル(赤蛙)の仲間やカスミサンショウウオ(霞山椒魚)についていろいろ教えていただきました。

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▲湿地でカスミサンショウウオの卵塊を探す内藤さん

1月下旬に産卵が始まったニホンアカガエル(日本赤蛙)の卵塊は、オタマジャクシにまで成長していました。

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▲この時期のオタマジャクシには頭の後ろのエラが目立つ。

内藤さんが湿地で見つけたカスミサンショウウオの成体や卵塊を、皆さんに見ていただきました。

卵を顕微鏡で観察すると、発生の進み具合から、3日ぐらい前に産み落とされた卵(卵のう)のようです。

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▲探し当てた卵を顕微鏡で観察。顕微鏡の横に映っているのがカスミサンショウウオ。


2時間目は茅葺の竪穴式(風)住居づくりです。

先生は地元世羅町で茅葺古民家にお住いの兼丸一美さんです。

兼丸さんの指揮のもと、ススキを刈り取るチームと茅を葺くチームとに分かれて、それぞれ作業を進めていきました。

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▲2時間目、竪穴式(風)住居づくりの先生・兼丸さん(右端)。左の人は校長の村瀬さん。

住居の大きさは縦横3m、高さ約2mほど。

見た目には、前面にカヤを葺く本格的な竪穴式住居ではなく、ミニチュアの合掌造りといったものですが、基本的な方法は実際の手順に従いました。

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▲未来の茅葺職人?かなりいい線いってると思いますがいかがでしょう?

結果、用意した茅で屋根を葺き終えることはできませんでしたが、出来上がった住居の中で火を焚いてマシュマロを焼いて食べました。

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▲出来上がった竪穴式(風)住居でマシュマロを焼いて食べる子どもたち。

昼食は炊き込みご飯と獅子汁。

プラス、数日前に捕らえたウシガエル(牛蛙)を、網焼きと唐揚げにしていただきました。

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▲せら里山楽校の給食先生・下さん(左端)のつくる料理はどれも絶品です。ちなみに写真はウシガエルのむき身を網で焼いてます。

ウシガエルは臭みもなく、ぷりぷりした触感でいける味でした。

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▲こんな4本の指がついた前足もいただいちゃいましたよ。

かくして、春の一日、皆さんに楽しんでいただいた上に、例年、管理人やシルバー人材センターの手によって行われていた自然観察園のススキの刈り取りは、せら里山楽校の教職員の皆さんによって、ほぼ完了することができました。

味をしめた管理人は、来年もこの手で行こうと、トムソーヤー大作戦第2弾を計画中です。

次回の”せら里山楽校”は、5月下旬。

お楽しみに!

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▲せら夢公園サポーターズクラブの代表・中島さん(中央)には、サポーターズクラブのPRをしていただきました。

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▲せら里山楽校の終了後、トンボ池を覗いてみるとヒキガエル(蟇蛙)の卵塊を見つけることができました。アカガエルの卵と違って、ヒキガエルの卵はひも状になっています。


 
 

  1. 2017/03/08(水) 15:29:07|
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源五郎米の里でアカガエルの産卵調査

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▲御調中央小学校5年生といっしょにアカガエルの卵塊を数える

今日は尾道市市立御調中央小学校の5年生42名、お二人の先生といっしょに、源五郎米の里・御調町鈴地区の田んぼで、アカガエルの卵塊を調べました。

水が張られた田んぼや、ヒヨセ、トラクターの轍にできた水たまりなどで見つけた卵塊は約100個。

1月末に生まれた卵は、早くも小さなオタマジャクシになって泳いでいました。

ゼリーのような卵塊の感触を楽しんだり、泥遊びを楽しみながらの調査でした。

調べる前は綺麗だった服も、帰りには泥だらけ。

子ども達を乗せてくださった尾道バス様、ご愁傷様でした。

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▲田んぼのヒヨセはアカガエルの大切な産卵場所です。


  1. 2017/03/02(木) 16:45:32|
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せら里山楽校でつくる竪穴式住居の棟上げ

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▲竪穴式(風)住居の骨組み

3月4日(土)のせら里山楽校では、茅葺の竪穴式住居づくりを行います。

その準備ということで、本日、事前に棟上げを行うことにしました。

材料は公園の樹木の支柱に使われていたヒノキの間伐材です。

出来上がった姿は、竪穴式住居というよりも、ミニチュアの”合掌造り”といった感じになりました。

というわけで、体験してもらうのは”竪穴式(風)住居づくり”ということになりますね。

せら里山楽校では、この骨組みに自然観察園で刈り取ったカヤを葺いていきます。

お楽しみに。

【作業】
2月26日(日)湿地1チゴザサ抜き取り(1時間)湿地3草刈機による除草(2時間)
2月27日(月)湿地2、11の草刈機による除草(2時間)




  1. 2017/03/01(水) 15:05:34|
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